#5「協働的な学び」を再考する②
みなさん、こんにちは! 数ある記事の中から本記事に興味を持ってくださり、ありがとうございます。
今回は「#4 協働的な学びを再考する①」の続編です。もし本記事を読んで興味が湧きましたら、前回の記事もぜひご覧ください。
「伴走型一斉授業」における【情報の収集】
授業の展開において、情報を収集する前にまず目的を明確にします。
「今回解決したい課題は何か?」
この問いを起点に、どのような情報を集めるべきか見通しを立てます。
国語:「どんな言葉に注目すればいい?」
算数:「今まで学習したどんなやり方を使えばいい?」
社会:「教科書や資料集からどんな情報を見つければいい?」
理科:「実験でどんな結果が得られるといいの?」
このように、子供たち自身が情報収集の方針を持ったうえで、必要な情報を集めにいくことが重要です。
「伴走型一斉授業」における【整理・分析】
収集した情報は、整理・分析することで意味を持ちます。
整理:情報を類別すること
分析:共通点や相違点に着目し、比較・統合すること
例えば、
国語:「Aという言葉に着目すると〜、Bという言葉に着目すると〜」
算数:「Aというやり方も、Bというやり方も、Cするところが同じ」
社会:「集めた情報から、〇〇ということが言えそうだ」
理科:「実験結果から、〜〜ということが言えそうだ」
こうして情報を整理し、分析することで、新たな気づきが生まれます。
「伴走型一斉授業」における【まとめ・表現】
整理・分析した内容を、端末を活用して一覧表にまとめます。 その一覧表を基に、
分類
比較
統合
を行い、子供たちが「こんなことが言えそうだ」と話し合います。
話し合いの内容をクラス全体でまとめ、最後に振り返りを行います。
授業時間の課題と解決策
授業の流れを時間で割り振ると、
課題の設定:10分
情報の収集:15〜20分
整理・分析:15〜20分
まとめ・表現:15〜20分
合計 45分を超えてしまいます。
これを解決するためには、個別最適な学びと協働的な学びを組み合わせることが鍵となります。
「個別最適な学び」と「協働的な学び」の融合
協働的な学びには時間がかかるため、それ単体では成立しにくい側面があります。そこで、
単元内自由進度学習を取り入れ、情報の収集を個別の時間に済ませる
というアプローチを取ります。
単元の課題を明確にする
どのような情報を集めればよいかを子供たちと設定する
一人ひとりが必要な情報を個別最適に収集する
収集した情報を持ち寄り、「伴走型一斉授業」に落とし込む
この方法を取ることで、情報の収集にかかる時間を短縮し、授業時間内に収めることが可能になります。
まとめ
協働的な学びを考えるとき、**「伴走型一斉授業」**の視点からアプローチすると、個別最適な学びの必要性が見えてきます。
結論として、
協働的な学びと個別最適な学びを一体的に充実させるキーワードは「伴走型授業」である。
これからの授業づくりにおいて、この視点を取り入れることで、より深い学びが実現できるのではないでしょうか。
次回も引き続き、授業デザインの視点から考察を続けていきます。お楽しみに!
