見出し画像

森の木々の熾烈な競争と共存の謎を解く

一見平和そうに見える森のなかでは、木々による血で血を争う熾烈な生存競争が繰り広げられています。

木にとっての命の源は「太陽の光」。

当然、背が高くて大きな「巨木」が光を独占して圧倒的に有利なはずです。それなのに、なぜ森は巨大な木だけに占領されず、小さな木やいろんな種類の木が一緒に暮らしていけるのでしょうか?

京都大学などの研究グループは、ドローンや3D技術などを駆使した「森林構造と光の三次元定量技術」という新しい方法を開発。森の中の光の届き方を立体的に細かく分析しました。


その結果、成熟した森ほど、光の使い方が超効率的で、巨木が光をただ独占するだけでなく、その隙間をすり抜けたわずかな光を、背の低い小さな木々が驚くほど効率よくキャッチして逞しく生き、それぞれの樹木が、自分に合った「高さ」や「光の量」のポジション(ニッチ)を独自の戦略で見つけて逞しく成長していることが定量的に判明しました。

今度、森や公園を歩くときは、足元の小さな木々を見つめて「君も限られた光で頑張って生きているんだな…!」と彼らの逞しい生き様に思いを馳せてみていかがでしょう。

【参考資料】

https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2026-07/web-2607-Onoda-c849b808912113f7502eb4e9039ff3e0.pdf

いいなと思ったら応援しよう!