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アフィリエイターがこぞって勧めるShellの充電器は買うなという話

2025年12月、経産省が製品安全4法における連絡不通事業者リストを公開しました。

Shellの充電器は、筆者としてはOEM元が信用できないため「積極的に勧めたい製品ではない」程度の認識でしたが、今回経産省が発表した資料により、絶対に購入を避けるべき製品になったと判断したため、情報共有すべきと考えこの記事を書きます。

Shellの充電器とは

Shell充電器はガソリンスタンドで有名なShellが販売している充電器です。

日本のAmazonや楽天にも進出しており、以下のように様々なバリエーションがあります。

Shellの充電器と言っても、AnkerやUgreenなどの大手と違い、実際にShellが製造・販売しているわけではなく、TennRichという企業がShellブランドをライセンス利用して販売している状況です。
さらに、TennRichがそれらの充電器を開発しているのではなく、いわゆるノーブランド製品を作っているメーカーのOEM品に過ぎません。
すべての製品を確認したわけではありませんが、確認できた範囲では多くが深圳のEZREALというメーカーのOEM品であると見られます。
ちなみに、同じくアフィリエイターがこぞって勧めるTOPADRE充電器もEZREAL製です。

経産省が公開したリストとは

経産省は2025年12月19日、製品安全4法における連絡不通事業者リストを公開しました。
このリストに掲載されている業者は、安全表示義務違反を含む法律違反の疑いのある製品を扱っており、かつ国からの再三の連絡にも応じなかった事業者とされています。

藤井商事合同会社(1070003002829)
秀維繊維株式会社(7120001176705)
ハピネス合同会社(8180003016241)
サンディクスジャパン株式会社(6040001106209)
KEN株式会社(9021001054891)
株式会社ICCホールディングス(8010501032921)
WEIYE株式会社(6010001237576)
創業館合同会社(7030003009013)
雲集商事株式会社(5011501023995)
昊輝合同会社(5010603005472)
ユニトリプル株式会社(4011501021265)
株式会社ビーネット(6310001004211)
REP Japan合同会社(4011503006181)
誠実合同会社(9140003012540)
株式会社日本ミライワールド(6040001110524)
合同会社LIM(7011003014608)
COLXUS合同会社(1010903008749)
合同会社バークリーズ(5010003041878)
合同会社hatano(5010903008646)
和合芯合同会社(6190003004230)
Miright合同会社(4030003023066)
株式会社エヌイーティー(8011101061872)
株式会社Ra(3030001072867)
株式会社SKD(9011001093627)
合同会社miyashita(8010903008643)
株式会社味福(1190001022214)
合同会社shimizu(3011003018496)
株式会社技研(4011401026050)
開誠国際株式会社(7010001231487)
SQグローバル株式会社(3010601048153)
日本山東物産株式会社(7010001204154)
合同会社デジットスリー(3011403002133)
株式会社アールアップ(7013301044170)
ワールドリンク株式会社(1030001131542)
合同会社R9(7011703003851)
株式会社イチノ(3011001065895)

なぜShell充電器を買ってはいけないか

Shell充電器で最も有名なのがこちらの65W充電器。アフィリエイター激推しの製品ですね。セールのたびに何度もアフィリエイトリンクを貼っているインフルエンサーをよく見かけます。

この充電器ですが、上記リストに掲載されている藤井商事合同会社が認証事業者として記載されています。

Amazonのストアページにも堂々と藤井商事合同会社の文字が記載されています。

こちらの100W充電器に関しても、上記リストに掲載されているCOLXUS合同会社が認証事業者です。

つまり、Shell充電器は、無名メーカーの製品を無名企業が仕入れ、国が名指しで指摘するハイリスクな事業者が認証を行い、Shellのロゴを付けて販売している状況というわけです。
このような製品の場合、日本の安全基準を満たしていないおそれがありますし、万が一発火などの被害が発生しても、各業者は十分な対応や責任を果たさない可能性が高いです。
今後購入することは絶対に避けるべきですし、もし現在使っているのであれば他社製品への乗り換えを強く推奨します。

安全なメーカーの見分け方

第一に、ブランド名を見てピンとこないメーカーは購入を控えるというのが挙げられますが、
製品型番がない
同じ見た目の製品が複数社から販売されている
製品名で調べても公式サイトの商品紹介ページが出てこない
公式サイトがそもそも存在しない
日本法人がない
公式のサポートが弱い
なども気をつけるべきポイントです。

ちなみに、先程挙げたEZREAL社の公式サイトは、証明書(=安全にサイトにアクセスできるようにするための認証のようなもの)がなく、サイトにアクセスすること自体がリスクになっています。

また、大手メーカーであれば自社で認証を行うのが一般的ですから、PSE認証が外注されている時点で警戒した方が良いでしょう。

これらの点をあまり気にせず購入候補にできるメーカーとして挙げるならば、Anker、Ugreen、BELKIN、Baseus、VOLTME、CIO、多摩電子工業、ELECOM、オウルテック、Xiaomiあたりでしょうか。

まとめ

今回公開されたリストに掲載されている業者は、ノーブランド品の充電器やモバイルバッテリーの市場に多数存在する、非常に問題のある事業者たちです。
わかり易い例として、Shell充電器を取り上げましたが、これらは氷山の一角に過ぎません。

アフィリエイターは自身がアフィリエイト利益を得るために、商品を宣伝します。もちろん、まともな製品のみを選んで紹介している優良なアフィリエイターもいますが、残念ながらそうではないケースがほとんどです。
今回のShell充電器に関してもフォロワーが万を超えるガジェット系アフィリエイターが積極的に勧めていますが、一部のアフィリエイターは製品情報を十分に調べることなくリンクを貼り続け、購入者が何かしらの被害を被った場合でも一切の保証をしてくれません。

皆さんの身を守るためにも、慎重な製品選びを心がけてください。

ソース

shellportablepower.com
ezrealpower.com
www.meti.go.jp/product_safety/consumer/pdf/renrakufutsujigyosya.pdf

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