FPSゲーマー向け 低遅延ワイヤレスイヤホン環境への遍歴
はじめに
FPSゲーマーのみなさん。
みなさんはゲームの音やボイチャの音ってどうやって聞いていますか?
僕はもともと有線のヘッドホンでゲームをしていたのですが、長年コードが邪魔だなぁと感じていました。
そこで市販のワイヤレスイヤホンでゲームが出来ればと思い色々試行錯誤しながら環境を構築しましたので、いままでの遍歴も含めて皆様の参考になればと思いNOTEに記載しておきます。
ゲーム環境
まずは私のゲームにおける環境についてです。
PS5
Mac (m1 Mac mini) ボイチャ用
もともとMacでディスコードを使用しボイチャをしながらPS5でゲーム、時には配信などをしていました。(配信のためのキャプチャーボードをつなげるためにPS5に音声分離期を取り付けて映像と音を別でとりだし、光ケーブルで音声をミックスする機器につなげていました。)
ゲーミングDACについて
当時音声をミックスするために使用していたのは誰もが知るロジクール社のMixAmpです。
当時から特に不都合もなく使用していたのですが、だいぶ古くなり2024年に新しい機器を検討しだしました。
巷にはたくさんのゲーミングDACがあふれていますが、私が選択したのは、
Sound Blaster G8
なるゲーミングDACです。
こちらの機器はクリエイティブが発売しているゲーミングDACでUSBでの2系統の入力をメインとした入出力が豊富な機器です。
Sound Blaster G8の主な特徴は
USB 接続で簡単に高音質オーディオを実現する外付け DAC 兼ヘッドホンアンプ。
最大 32bit/384kHz のハイレゾオーディオ再生に対応(USB 接続時)。
豊富な入出力端子
USB Type-C ×2(PC / ゲーム機用+ボイスチャット用)
HDMI ARC 入力(初搭載)
光デジタル入出力
3.5mm アナログ入出力/マイク入力 など多様なデバイスに対応。
ゲーム & ボイスチャットの音声ミックス機能
これにMac(USB1)とPS5(光ケーブル)を繋げていました。音声のミックス具合や全体の音量は全面のノブで調整できるのでとても便利です。
PS5でボイチャすることもあったので、光ケーブル入力もしながらUSB(USB2)でもPS5と繋げて使用していました。
ミックスした音声を3.5mmジャックに接続した有線ヘッドホンで使用していたわけです。特に音質や環境に不満はなかったのですが時々コードがひっかかったりトイレに行くのにわざわざ外していったりが煩わしくなり、無線のイヤホンでの環境を模索始めました。
オーディオトランスミッター①
そこでまず最初に購入したのが
1Mii bluetooth トランスミッター
こちらの商品です。
aptX adaptiveに対応し低遅延高音質でBluetooth出力が可能という製品です。G8の前面の3.5mmオーディオジャックに接続し音声をBluetoothで飛ばすわけですね。
イヤホン①
まず使用したイヤホンは家にあったやつ
earfun free pro3
です。こちらのイヤホンはaptX adaptiveに対応していたのでこれで繋げてみました。
結果は・・・
すごくいいじゃん!
このイヤホンはゲーミングモードを搭載していたので、それも使用して普通にFPSゲームができました!
いやーコードがなくなるって本当に素晴らしいですね!感動しました。
しばらくは特に不満もなく有線ヘッドホンと無線のイヤホンでオーディオジャックを抜き差ししながら快適にゲームをしていました。
ちょうど1年ほど経った日、私ある日突然思いました。
もっといいイヤホンならばもっといい音質で聴けるのではないかと・・・
そこで私色々調べましてセールで安くなっていたこちらの商品を購入しました。
イヤホン②
momentum true wireless 3 (2025年11月購入)
いや4じゃないんかいと思った方。すいません。
ドイツのオーディオメーカーのゼンハイザーが販売している高価格帯のTWSです。実はこちらのイヤホン最新機種はmomentum true wireless 4でして、数年前の型落ちではあります。ただセールで安かったんです。
気になる点はバッテリーの不具合による故障が多いとのたくさんの口コミでしたが、この製品はバッテリー強化版となっており人注覚悟で購入。こちらのイヤホンもaptX adaptiveに対応しています。(ゲームモードは非搭載)
結果は・・・
めちゃくちゃいいじゃん!
このイヤホンのもつポテンシャルも高く私個人の好みの音でもあり、ゲームのみならず音楽や動画など個人的にはとても満足してしばらく使用していました。
が、ここで私さらなる探索を始めました。どうもaptX adaptiveには低遅延と高音質の2つのモードがあり機器側で自動的に判別して接続しているようです。(あんまり詳しいことはわかりませんが)。つまり低遅延モードに限定して繋ぐことが出来ればより低遅延に使用できるのではと考えました。
オーディオトランスミッター②
そこで辿り着いた機器がこちら(ようやく最適解に近づいてきました)
AK8675MAX
こちらは据え置き型のオーディオトランスミッターです。
特徴はこちら
Bluetooth 送信機(TX)として機能
PC/ゲーム機・TV などの音声を Bluetooth イヤホンへ送信するベーシックなトランスミッター。複数のオーディオコーデックに対応
AptX-Adaptive(低遅延/高音質)
AptX-LL(低遅延)
Classical SBC
LE Audio LC3 / LC3Plus など最新の Bluetooth オーディオ規格にも対応環境あり(イヤホン側の対応に依存)。
低遅延モード対応でゲームにも強い
AptX-Adaptive や AptX-LL 接続時は遅延を大幅に抑えられ、FPS プレイでも使いやすいレベルのレスポンスが狙える。多様な入力端子に対応
USB-C 入力(PC/ゲーム機接続)
3.5mm AUX 入力
光デジタル(COAX/OPT)入力
→ さまざまな音源機器からの送信が可能で柔軟性が高い。
UAC 1.0 対応で PS5 / Switch などに接続可能
USB 経由でコンシューマーゲーム機でも使える(※Xbox は別途制約あり)。
SoundBlaster G8にはオプティカル出力があり、こちらのAK8675MAX1にはオプティカル入力があります。
そう!今までは有線イヤホンと無線イヤホン(トランスミッター)を切り替える時は3.5mmのオーディオジャックの抜き差しが必要でしたが、こちらの機器を使用するとG8の音声出力ボタンの切り替えで変更ができるようになります。さらにはaptX adaptiveの低遅延モードを指定して出力ができるといった優れもの!
いやー見つけちゃいました。
届いて早速momentum true wireless 3とaptX adaptiveの低遅延モードで接続しました。結果は
めちゃくちゃええがなっ!!!
momentum true wireless 3のもつポテンシャルと低遅延モードでの接続はとても快適なゲーム環境でした。
長い時だと4〜5時間ぶっ続けでやったりするのですが、バッテリーの持ちも問題なし!大満足の環境構築で長かった低遅延無線化の旅も終わりを迎えました!!
・・・
と思っていました。完全に思っていたんですね。
ただ少しだけAK8675MAX1の仕様で引っかかってたことがあったんです。
いや気づかないフリをしていたと言った方が良いかもしれません。
仕様にはこう書かれていました。
LE AUDIO(LC3)対応
・・・
私全く知りませんでした。
LC3なる最新のコーデックのこと。
そしてそのコーデックが超低遅延だということ。
そしてこのAK8675MAX1がLC3に対応していること。
ここまで読んでいただけた皆様ならわかっていただけると思います。その後の私の行動を。。。
LC3対応のイヤホン 欲しい!!
そうです。その最新コーデックの超低遅延とはいかなるものか。
これは調べずにはいられません。
調べました。朝から晩までほぼ1週間調べまくりました。
そこで辿り着いたイヤホンは2択でした。
earfun airpro4
soundpeats air5pro
いやその2択!? です。
わかります。
両機種とも上位機種もあり、さらにはテクニクスのAZ100やトランスミッター機能を搭載したJBLのTour pro 3などLC3対応の高価格帯イヤホンの存在があることも知りました。
ですが、当時の私は
LC3がどんなもんか試したい
この感情だけでしたので、あまり費用をかけずに購入したかったのです。
イヤホン③
結果購入したのは
soundpeats Air5Pro
です。
選んだ理由はこっちの方が安かったからです。
あとearfunはfree pro3 を持っているし、soundpeatsのアプリがどんなもんか使ってみたかったという点も加味してです。
さて結果は
うーん。。。いいけど・・・おしい!!!
まず遅延に関しては、これ有線?もう有線超えたんじゃない?
のレベルでまったく感じませんでした。aptX adaptiveの低遅延モードよりはるかに遅延が少なく満足のいく結果に!
音質に関してはまぁ気にならないレベル。
ここからがデメリットについてです。
AK8675MAX1のLC3にはLL(低遅延)とHQ(高音質)の切り替えができるのですが、LLの方を使用していると1時間に1〜2度ほど音がボワンボワンしてお風呂に入っているような音に変化することがあります。ここが大きなデメリットでした。コーデック切り替えボタンを押してHQに切り替え再度LLに戻すと問題なく使用できるのですが、発生頻度が極端に多く結構なストレスでした。
このあたりはAK8675MAX1の仕様の問題なのか、Air5Proの不具合なのか、はたまた相性の問題なのかわかりません。こういった接続機器での不具合はまだまだLC3の課題な部分があるのかなと思っています。
あとAir5Proのもう一つの欠点がバッテリー持ちが悪いという点。
低消費電力を謳うLC3での接続時(ANCやゲームモードは使えません)でも3時間ほど使用するとLowBatteryのアナウンスが流れ出します。
またaire5proのLC3を有効化するには、アンドロイド端末のアプリで変更する必要があるのでその点も少し面倒でした。
以上、悪い面も含めてですが私的にはLC3での低遅延化という目的を達成しましたので一定の満足感を得ることができました。
次の段階はもちろん高価格帯のLC3対応のTWSの購入ですが、それはまた別のNOTEでお会いしましょう。
以上、ワイヤレスイヤホンの低遅延化に取り組む方の参考になれば!!
