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「運動は大切」と分かっていてもなかなか運動できないあなたへ

僕はオジサンと呼ばれる年代になるまで運動、特に有酸素運動が大嫌いでした。

なので、「運動は大切」と分かっていてもなかなか運動できない方の気持ちがものすごく解ります。

現代気功を始めて身体も徐々にできてきたのと、気功でも身体作りが大事だと分かってから運動は始めましたが、それでも僕の脳が積極的に自分から有酸素運動をやり始めたのはこちらがきっかけです。

イリノイ州ネーパーヴィル・セントラル高校である取り組みが始められました。

「0(ゼロ)時限体育」です。

学校の授業は通常1時限目から開始されますが、その前(0時限)に体育を取り入れ、有酸素運動を中心にプログラムが組まれました。

この試みの結果、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)の理科のテストで1位、数学では6位という快挙を成し遂げるまでに学力を向上させることができたのです。

「0時限体育」の評価方法もユニークです。

ほとんどの学校体育では、ある任意の種目で画一的な評価をされてしまいます。

ランニングを例にとれば、単純にある距離を走るのにかかった時間が短ければ短いほど良いという評価です。

ネーパーヴィル・セントラル高校での「0時限体育」における評価は違います。

参加している全員に心拍計をつけ、平均心拍数を見て評価します。

足の速い生徒より多分に時間がかかっても、心拍数がきちんと上がっていればA評価をもらえるのです。

著者はネーパーヴィルの体育の真髄は、スポーツではなく、健康(フィットネス)について教えるところにあるとしていますが、まさにその通りです。

ネーパーヴィルの取り組みは今ではアメリカの多くの学校のモデルになっているようですが、運動が与える恩恵は、若者における学習能力の向上に留まりません。

この書籍では、様々な検証およびその結果やデータを通じて、運動が学習能力強化のみならず、ストレスや不安などの解消、数々の精神疾患の改善、加齢で生じる現象への対応方法などに多大な効果を発揮することを教えてくれます。

ストレスや加齢によって脳機能が衰えることがあっても、運動をすることによって神経化学物質やニューロンの成長因子がつぎつぎに放出され、脳の基礎構造を強化してくれるのです。

つまり、今の状態がどうであれ、また何歳であろうと、運動(有酸素運動)を生活に取り入れることによって、脳機能を強化・向上させることができるのです。

この著者の主張は一言で言ってしまうと「脳を鍛えるには運動しかない!」に尽きるのですが、それを数々の検証結果やデータによって繰り返し教えてくれることで、僕の脳もようやく心から納得してくれたようです(笑)。

やはりエビデンスの量や質によって脳の納得度も変わってきます^^

この書籍を読んでからはかなり前向きにランニングやスイミングに取り組めるようになりました。

「なかなか運動に踏み切れない」という方にもぜひ読んでいただきたいです。

ちなみにですが有酸素運動は5分、10分など、短い時間でも心拍数が上がれば良いのではという感触です。
※面白いものですが、やり始めると欲が出てきて距離や筋トレの回数も徐々に増えてくるものです

また、有酸素運動の後に難しい身体の動き(例えばヨガ)などをすると、脳機能強化にとってさらに良いとのことです。

僕はヨガはムリタアーサナくらいしかできない(ムリタアーサナも正確にはできていないかもしれませんが笑)ので、片足立ちをしてもう片方の脚を前後左右に動かしたりと自分なりに工夫してみています。

ぜひお試しを!


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