青春18きっぷ 東北の旅② 山形~盛岡
盛岡まで246.3km、5時間56分の旅
東北の旅2日目。今日は盛岡へ向かう。今日の目的は二つ。一つは一関駅での65分の待合せを利用して、三十数年前に前まで行ったベイシーと一関一高を訪れること。もう一つは小岩井の一本桜を見に行くことである。
今日乗った列車は四本。
①山形駅 8時18分発 仙山線仙台行き 9時42分 仙台駅着
②仙台駅 9時48分発 東北本線小牛田行き 10時34分 小牛田着
③小牛田駅 10時56分発 東北本線一関行き 11時41分 一関着
④一関駅 12時46分発 東北本線一関行き 14時14分 盛岡駅着
ベイシーと一関一高
今から38年前、大学を卒業して60歳まで勤めた会社に入った。就職1年目の夏、毎晩飲んでお世話になっていた先輩の家を訪ねた。一ノ関駅で待ち合わせし、わんこそばを食べた。その後、ジャズ喫茶のベイシーと先輩の出身校である一関一高を見に行った。
ベイシーは土・日・祝の昼過ぎから夕方までの営業で、平日の今日は休みだが、外から眺めるだけでいいから見に行った。

やっぱりベイシーの営業に合わせて、行くべきだったと反省。


近くには作家の井上ひさしが中学生時代に窓口でアルバイトをしていた映画館(当時は新生映画館)がある。

一関一高は2009年から中高一貫になったらしい。

学校は磐井川のすぐ横にある。堤防の椅子から高校生の声が聞こえてくるようだ。

渡辺貞夫が毎年ライブを行うジャズ喫茶があったり、井上ひさしがバイトした映画館があったり、野球や合唱でも有名な名門校があったり、地方文化の豊かさを感じる。
小岩井農場の一本桜を見たかった
NHK朝ドラの『ばけばけ』を毎朝7時30分から、「本当に毎日難儀なことばかりだなあ」とか、「本当に日に日に世界が悪くなるなあ」とか、一人でつぶやきながら見ていたら、いつの間にかばけばけの直前の7時15分から放送されていた『どんど晴れ』にもはまってしまっていた。
どんど晴れは2007年4月2日から9月29日に放送された再放送だったが、20年の月日による違いは大きかった。ばけばけの画面はいつも暗く、声は聞こえづらかったが、どんどの画面はいつも明るく、声も明瞭で聞こえやすい。ヒロイン像も違う。ばけばけの高石あかりは内に秘めた静かな表情が魅力的だったが、どんどの比嘉愛未はいつも明るくただただ美しい。
しかし変わらないものもあって、その一つがオープニングの重要性である。ばけばけのハンバートハンバートの『笑って転んで』も、どんど晴れの小田和正の『ダイジョウブ』もドラマの世界観を見事に表現している。「その笑顔はどんな哀しみにも決して負けたりしないから」。この詩に合わせて流される映像に「小岩井農場の一本桜」がある。劇中で主人公の思い出の場所として登場する。この桜を見たくなったのだ。
訪れたのは3月末の穏やかな日だったが、観光客は私一人だった。オープニングの一本桜の絵は引いたサイズだったので、別のサイズがないかいろいろ試したがうまくいかなかった。
やっぱり引いたサイズで、大きく広がる空がいい。

小岩井農場の周辺の風景。

日本じゃないみたい。

木造建築も洋風だ。

小岩井農場といったら、「ソフトクリーム」、500円。

小岩井農場までは盛岡でレンタカーを借りて出かけた。返却まで時間があったので、岩手大学農学部に行ってみた。
農業資料館は、宮沢賢治が通った盛岡高等農林学校の本館として大正元年(1912年)に建てられたものだ。賢治は大正4年から9年の間に本科生、研究生として在籍しているので、洋風で真新しいこの建物を見たのだろう。

農学部のキャンパスは広々として気持ちいい。高い木々の下に道を歩く学生さん。奥に見えるのは盛岡高等農学校時代の門番所。

まだまだ時間があったので、夕日を見るために岩山公園にも行ってみる。雲がかかって岩手山も盛岡の街もはっきりとは見えなかった。

明日は気仙沼まで行く。
