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10年以上のユーザーが考える「結局、Kindleの何がいいのか?」

私が絶対に持ち運んでいるもの——それはKindle Paperwhiteです。
デジタルデトックスのためにスマートフォンを持たずに外出することはあっても、Kindle Paperwhiteを持ち歩かない日は1日もありません。

読書好きの中には、電子書籍だと頭に入らない、紙の本の手触りがいい、などの理由でkindleを避けている方もいるかと思います。
そうした意見を否定するつもりは毛頭ありません。実は私も購入する前は忌避感持っていました。
しかし、10年前にkindleを導入して、すっかりkindleが大好きになりました。以来ずっとkindle推しです。

もちろん読書家の方にもおすすめなのですが、むしろ、読書にそこまでこだわりのない方、逆に自分で文章も書いていてたくさんの文献を読む必要のある文筆家の方にお勧めしたいと思っています。
ライトユーザー、ハードコアユーザー双方にとってのメリットが大きいのです。

以下では、実際に私が使い倒してきた立場から、具体的な利点を7つの観点で紹介します。

著者プロフィール:伏見瞬
批評家・音楽系YouTuber。東京生まれ。
音楽・映画・文学など、表現文化全般に関する執筆を様々なメディアでおこなう。2017~18年「第三期ゲンロン批評再生塾」で東浩紀審査賞を受賞。2018年から旅行誌を擬態する批評誌『LOCUST』編集長。2022年からトークイベント「歌舞伎町のフランクフルト学派」を批評家・西村紗知とともに主宰。会社勤めの兼業作家。
著書に『スピッツ論 「分裂」するポップ・ミュージック』(2021年、イースト・プレス)。2023年末からはYouTubeチャンネル「てけしゅん音楽情報」を運営(2025年2月末時点でチャンネル登録者数約5万人)


1. “文庫より軽い”──バッグに入れっぱなしでも気にならない

まず、圧倒的な持ち運びやすさ。
Kindle Paperwhite最新モデルの重量は約200 g前後。四六判ハードカバー1冊よりも軽く、文庫とほぼ同等、もしくはそれ以下です。
ノートPC、スマートフォン、折りたたみ傘……。荷物が増える現代のビジネスバッグでも、「入れておくか迷う」フェーズを通り越して、もはや定位置を確保。
読書専用端末だからバッテリーも長持ちで、週に一度の充電で十分というのも精神的な負担を軽くしてくれます。


2. 片手でページ送り、満員電車でも“読書権”を死守

ディスプレイは6.8インチながら、太めのベゼルと握りやすい背面カーブのおかげで片手保持が楽々。
画面タップでサクッとページ送りができるので、吊り革を握ったまま、あるいは片手で荷物を抱えた状態でも読書が途切れません。つり革で揺さぶられるラッシュ時ですら、指先ひとつでページをめくることができます。



3. 本棚ひとつ分が掌に──物理スペースの節約

電子書籍は端末の中に収納されるため、部屋を圧迫する書棚とは無縁。読み終えた後の「置き場所問題」もゼロです。ミニマリスト志向の人はもちろん、引っ越しが多い人や家族と本棚を共有する人にとっても救世主。
それでも私の部屋は本で圧迫されているので、kindleがなかったらもうどうなっていたか…。
特に、嵩張るマンガ本をkindleで管理できるのはありがたいです。
さらにクラウド上に購入履歴が保存されるため、端末を買い替えても“コレクション”はそのまま引き継がれます。



4. 欲しい本を“思い立った瞬間”にダウンロード

Wi-Fi環境があれば、新刊も旧作も、kindleストアの本は数十秒で購入→ダウンロード→読書開始。
「読みたいときに手元にない」「注文したけど数日待たなきゃいけない」というストレスを、ほぼ完全に解消してくれます。

しかもクラウド同期で端末を変えても最後の読了位置を記憶しているため、自宅ではPC、外ではPaperwhite、といった読み分けもシームレス。iPhoneでも読めます。
私は目が弱いのでPCとiPhoneで読むことは滅多にありませんが、使い分けする方にはおすすめの機能です。


以上のポイントは、読書が得意でない方にもkindleを勧められる理由です。
読書のためのストレスがないことが、読む楽しさを上げてくれる可能性があるからです。
電車に乗っているわずかな時間に、コーヒーを飲む少しの休憩に、知識と悦びを同時に得られる。
むしろ、ストレスがないなら、本を読まない理由はないと思ってしまいます。
加えて言えば、目の弱い私にはkindleの反射抑制スクリーンは非常に優しい。スマートフォンやPCにも反射抑制スクリーンが出てくれないかと、密かに期待しています。


そして、ここからは執筆を生業にするハードコアな読書家にとっての有効な機能を、私個人の経験も交えて紹介していきます。


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