熱をそのまま伝える技術。押井守インタビューの「舞台裏」
Proプラン読者のみなさまに向け、これまで反響のあった仕事を中心に、その裏側にある工夫をお届けする連載をスタートしたいと思います。
教科書・座学・お勉強的な方向ではなく、具体的なアウトプットを解説することで、よりリアリティーを持って参考にしていただけると考えています。ライターや編集者志望の方、そしてもちろんすでにお仕事されている方にもお役立ていただけるはずです。(照沼健太)
※題材となる記事や映像に収録されていない、インタビュイーの発言などのアウトテイクは含みません。あくまでも仕事論・技術論としてのテキストとなりますので、インタビュイーのファンの方はご了承ください。
破壊的なインタビュー記事の「舞台裏」
さて、初回となる今回のテーマは、こちら。
2023年に行った、押井守監督へのインタビュー記事です。
この記事は非常に反響が大きく、SNSでのバズはもちろん、各メディアによる『新潟国際アニメーション映画祭』関連のインタビュー記事の中でも「いちばん面白かった」という声をたくさんいただきました。
また、このインタビュー記事を書いたことが、のちの藤本タツキさんへのインタビューにもつながるなど、個人的にも非常に印象深い仕事の一つです。
現場のハプニングが「熱量」になる

この押井監督インタビュー記事の最大の特徴は、インタビュアー(僕です)の発言がほぼないこと。
つまり、一つの質問に対し、押井守監督がひたすら喋り倒して記事が終わるという、とんでもない構成になっているわけです。
なぜこうなったのか。その理由は……
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