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いよいよ「音声入力」始めないとヤバいかも

「キーボードを打つのをやめて、音声入力にシフトしたい」。

以前こんな記事を書きましたが、正直に言うと、あの記事を書いた後もあまり大きな変化はありませんでした。

結局、いつものようにMacBook Proのキーボードを叩いてしまうのです。パチパチと音を立てながら文字を打っていくそのリズムが、思考と連動して、予想していなかったような文章を生み出すことがあります。そうした偶然性を含めて、僕はこの「キーボードを打って文章を書く行為」がとても気に入っています。

おそらく、手書きで文章を書く方はまた別の感覚を持っているのだと思いますが、「文体」とは、そういう身体感覚と深くつながっているものなのかもしれません。

とはいえ、いま僕はついに「音声入力を本格的に始められるかもしれない」という気持ちになっています

いや、正確には「音声入力を始めなくちゃいけない」って感じです。

何か劇的な出来事があったわけではありません。ただ、確実に言えるのは、AIの進歩がそこに大きく関係しているということです。


照沼健太
編集者・ライター・YouTuber。テレビ東京やNetflixのメディア運営、レディオヘッドら数々のアーティストのCD封入解説文、HIKAKIN、米津玄師、押井守、藤本タツキなどのクリエイターや多くのビジネスパーソンの取材を担当。2023年末からはYouTubeチャンネル「てけしゅん音楽情報」を運営(2025年2月末時点でチャンネル登録者数約5万人)。

理由1:AI音声入力の進化

まず、音声入力に本格移行できそうなひとつ目の理由が「AIを活用した文字入力アプリの進化」です。音声の文字起こしの精度そのものも上がっていますが、それ以上に、AIが補助してくれる範囲が広がっています。

たとえば、話した内容を自動的に箇条書きに変換してくれたり、ていねいなメール文体に整えてくれたり、チャット向きのくだけた文面に書き換えてくれたりします。複数の書き方から選べるアプリも出てきています。

その中でも僕としては精度の向上が大きなポイント。

以前からChatGPTの入力欄の音声認識精度が高いことは一部で知られていましたが、僕が新しく使い始めたアプリは、まさに「ChatGPTの音声入力が単体アプリになったような感覚」です。

こうしたツールによって、音声入力の快適さが一気に高まりました。これは、従来試していたApple純正の音声入力とはまったく別次元の体験です。

理由2:AIとやり取りするには「手入力じゃ追いつかない」

写真:照沼健太

ふたつ目の理由は、AIを使う機会そのものが、日常の中で格段に増えたことです。

日々の仕事や発信の中では、AIを使ったリサーチや画像/動画生成、企画整理などは日常茶飯事ですが、その利用範囲をさらに加速度的に増え続けています。

しかも、そこでは膨大なトライ&エラーを繰り返すことも多く、複数AIにひたすらディレクションすることも珍しくありません。

そうしたやり取りをキーボードで入力していると、思考のスピードに手が追いつかないと感じる瞬間がついに出てきました。

もともと僕は手書きが苦手で、思考のスピードとペンの動きがずれてしまうことにストレスを感じていました。

だからこそ、これまではキーボードを選んできたのですが、今ではそのキーボードですら「遅い!」と感じ始めています。

「選ぶ」というより「選ぶしかない」

というわけで「原稿執筆」と「ちょっとしたAIへの指示」の両方が、一気に「音声入力」に進み始めました(そして実はこの2つの掛け合わせがマジでヤバいです)。

やはり、音声入力を「選んだ」というより、自然と選ばざるを得なくなってきたという感覚です。

技術の普及は、往々にして、水が高いところから低いところへ流れるようなものです。

写真:照沼健太

しかも、今回の場合、その間わずか1〜2か月程度。前回記事からそれくらいしか経っていないのに、一気に僕の態度は変化しました。

やはり、すさまじいスピードで状況は変わり続けているわけです。

これからは、実際に音声入力を使いながら、その試行錯誤を記録して書いていく「音声入力シリーズ」として、しばらくこのテーマの経過報告を続けてみようと思っています。

これから始まる実験の過程も、どうぞお付き合いいただけたら嬉しいです。

どんな音声入力アプリを使ってるのか

最後に僕が使い始めている音声入力アプリを紹介します。それは…

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