【銘柄分析】4425 Kudan:5月の本決算で「転換」が起きる。2度の修正を超えた先にある真の爆発力
これまで取り上げてきた銘柄(三菱重工、アステリア、セレンディップ、アストロスケール、アソ、パワーエックス、フジクラ、古河電工、Kudan)の中で、「上方修正」を確信させる予兆が強く出ているのがKudan(4425)です。
2026年3月の「今期2度目」の上方修正は、単なる通過点に過ぎません。5月の本決算発表に向けた、さらなる「劇的な上振れ」の根拠を集中レポートとしてまとめます。
2026年3月3日、Kudanは今期2度目となる業績上方修正を発表しました。しかし、株価2,000円台という現在の水準は、まだ「真の収益力」を織り込んでいません。5月の本決算、そして来期の見通しにおいて、市場を震撼させる「3度目の衝撃」が走る予兆を解説します。
1. 予兆:なぜ「3度目の上振れ」が起きるのか?
3月の2次修正において、営業利益予想は上方修正されましたが、依然として「マイナス6.8億円(赤字)」のままです。しかし、以下の3点が「5月のサプライズ」を予感させます。
• ライセンス売上の「期末集中」:
Kudanのビジネスモデルは、3月末にライセンス契約が集中する傾向があります。3月の修正はあくまで「見込み」であり、GTC 2026直後に決まったNVIDIA関連の新規大型案件は、まだ数字に完全に反映されていない可能性が高い。
• 想定為替レートの乖離:
同社の売上の多くは海外(ドル・ユーロ建て)ですが、現在の為替水準は同社の想定よりも円安で推移しています。これが期末の営業外収益、あるいは売上そのものを数%押し上げる「隠れたブースト」となります。
2. カタリスト:NVIDIA「Blackwell」の受注
GTC 2026で発表されたNVIDIAの「Blackwell」と「Project GR00T」の反響は、Kudanの受注残を引き上げました。
• 受注の「質」の変化:
これまでの「実証実験(PoC)」フェーズから、物流ロボット(AMR)や建機の「量産フェーズ」への移行が急加速しています。1台あたりのライセンス料が積み上がる「ストック型収益」が、3月後半に爆発的に積み上がった形跡があります。
• Blackwellへの最適化完了:
Kudanは、NVIDIAの最新チップへの最適化を他社に先駆けて完了しています。これにより、世界中のロボットメーカーが「Blackwellを使うなら、SLAMはKudan一択」という選択を迫られています。
3. 2027年3月期(来期)見通しの「衝撃」
5月の本決算で最も注目すべきは、今期の数字以上に「来期の黒字化予想」です。
• 悲願の通期黒字化へ:
2026年3月期の売上成長率(前年比約3倍)を維持、あるいは加速させた場合、2027年3月期は「数億円規模の営業黒字」を掲げる可能性が極めて濃厚です。
• 赤字バイアスの解消:
「万年赤字の夢銘柄」という市場のバイアスが、5月の決算短信で「黒字化達成の確信」に変わった瞬間、機関投資家の買いが本格化します。
4. 投資家としての「視点」
「Kudanは「最も先行指標(NVIDIA)が強く、かつ市場の評価が追い付いていない」銘柄です。
• 現在の位置:
フジクラや古河電工が既に「期待値」を株価に乗せきっているのに対し、Kudanはまだ「赤字への警戒感」という蓋(ふた)が閉まっています。
• リスクとリターン:
当然、赤字縮小が予想に届かないリスクはありますが、GTC 2026後の「フィジカルAI」への熱狂を見る限り、下値は2,000円で固まっており、上値は青天井という非対称な期待値があります。
5. 結論:5月の決算発表を「目撃者」として待て
3月の2次修正は、5月の「本丸」に向けた前哨戦に過ぎません。Kudanは今、日本のテック株の中で最も「火薬が詰まった状態」にあります。
5月の本決算で発表されるであろう「来期黒字化」と「大型パートナーシップの追加公開」。これらが重なったとき、Kudanの時価総額は一気にステージを変えることになるでしょう。
Kudanの持つSLAM技術を中心に動画にまとめてみました。
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