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夢のお話 | 父の夢を見た後に

14歳の私は、父の夢を見た。

どこまでも透明な、どこまでも続く世界で、
そのぬくもりを忘れたくなくて、
私が残したのは、

1遍の詩だった。

____________

夢のお話


あなたに会った
それは
遠い遠い夢のお話

グレーに染まった空の下

あたたかいあなたの笑顔にとびこんだ

力強く抱きしめるあなたの腕

あたたかさが体に残る

それは美しい映画の1シーンのように

それは悲しい小説の1ページのように

氷のかけらが1粒おちた

それは やがて

川となって海へと流れ込む

広い世界のどこにもいない
あなたに会った

それは
遠い遠い夢のお話

目が覚めれば
いつもどおり
あなたは黒い額の中

_______________

14歳の私、
よく書いてくれたね。
今、あなたに会いに行けるなら、
私が強く抱きしめてあげたい。

ねぇ、私の息子がね、
もうすぐ14歳になるよ。

私は、後数年で、あの時の父の歳になる。


ねぇ、お父さん、

私の息子がね、
あなたの娘と、同い年になるよ。


抱きしめて、くれるかな?



#創作大賞2026
#エッセイ部門


こちらは、過去の記事を改訂したものです。
改訂前の記事はこちらです。

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