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hoshizoramochi
【第30回】約束の夢物語
🎈お題①:「雲の上の待合室」
🐾お題②:「消えない手紙」
⏳お題③:「木の指輪」
祖母は生前、「人は雲の上の待合室で順番を待つのよ」と言っていた。
ある夜、夢の中で私は雲の上の待合室にいた。白いベンチに並んで座る人たちは皆、静かに空を見つめている。隣には、かつて手紙を書き合っていた人がいた。
彼は一通の封筒を差し出す。昔、私が送ったはずの手紙だった。時間が経っても文字は残り、消えない手紙とはこういうものなのだと思った。
彼の指には、素朴な木の指輪が光っている。
「形はなくなっても、約束は残るから」
目が覚めると朝だった。
夢だったのに、胸の奥には、静かな温もりだけが残っていた。
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