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私は どくだみの花のように生きていきたい


どくだみは、どんなに踏まれても力強く根を張り、白い可憐な花を咲かせ、人の体を癒やす薬草にもなる花です。

この5月、私はどくだみに首ったけです。


私の家の南側の庭は、どくだみの畑みたいです。
何という、どくだみの勢いでしょうか。

私の住んでいる近くに、空き地があるんですね。
これからそこに新しい家が建つ、そのような敷地なんです。

その敷地全体が、どくだみの畑になっています。
何という眺めなんでしょうか。

どくだみの強烈な繁殖の力。
踏んづけられても、葉っぱをもぎ取られても、微動だにしません。

何という、芳しいその匂いでしょうか。
一度この匂いに染まったら、その匂いにもう首ったけになります。

昨日まで嫌われていたそのどくだみが、私の生きるお手本になったのです。


どくだみの花を、首長のガラスの瓶に生けています。
茎も葉っぱも花も、はちきれんばかりの命で、みちみちしています。

何という生命力でしょうか。

写真を撮りました。


花びらのように見える白い「総苞(そうほう)」のふたつが、茶色に変色しています。
この変色したところは、命の移ろいを表しています。

決して滅びる花ではないんですよ、この部分は。

もう一度言いましょう。
命の移ろいなのです。

素敵な変色です。

多分この白い総苞は、どくだみの体から切り離されていくことでしょう。
それは紛れもない、正当な命のうつろいなのです。

どくだみが、年齢を重ねていきます。

どくだみは非常に生命力が強い植物なので、ガラス瓶の水に挿しておくと、そのうち茎の節(ふし)の部分から白い根っこがしっかりと生えてきます。

実は、去年 ムラサキゴテン(紫御殿)を頂いて それをガラスの花瓶に生けたんですね。
水耕栽培です。
やはり 白い根っこが出たんですよ。
ところが この5月になってもう弱ってきて 限界だったんです。

私はハッとしました。
これは命の引き継ぎですね。
ムラサキ コテンから どくだみ へのバトンタッチ。

どくだみの根はどのように生えてくるのでしょうか。
命の引き継ぎがどのように行われるのか。

これからの、このガラスの瓶に生けたどくだみの花の成長が大いに楽しみです。

どくだみといえば昨日は、思いっきりどくだみの蕎麦を作ってみました。
その夕食の写真を見てください。


黒ごまも、それこそ山のようにふりかけました。
どくだみの葉っぱも、これまでで一番多くそばに乗せています。

梅干しと味噌。
それに、たっぷりの黒酢。

ああ、そうそう。蒸し卵と納豆も、追いかけて乗せてみました。


私はもぐもぐもぐと、この蕎麦を食べ尽くしていきます。
蕎麦の量は2束。

どくだみの命を、こうして夕食でたくさん平らげました。
もちろん、どくだみのブレンド茶も頂きながら。

この雄々しく堂々とした、ケレン味のないどくだみの生き方こそは、私の人生のお手本なのです。

今年の5月のどくだみとの圧倒的な交わりを、私は生涯忘れることはないでしょう。

(2026年5月21日 木曜日 曇りのち雨)

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