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和風パクチーの誘惑 ―― 71歳、どくだみ蕎麦に降参!


どくだみ。
昔は臭くて根絶やしにするのも大変な、みんなの嫌われ者でしたよね。
10人いたら9人は嫌い、私もその一人だったんです。
だけど、体にいいとお茶にしたら、美味しいのを通り越して大大大好きになっちゃった。

昨日、予告した通り、あの「どくだみ蕎麦(そば)」を作ったというわけですよ。
昨日は暑かったですからね。

夕方6時半頃、もう日が暮れかけた頃です。
南の庭のところに行って、手でつまんで持ってきましたよ。
手のひらに乗せてね。

まず最初にお湯を、熱湯を南部鉄鍋でクラクラと煮立てます。
グラグラですよ。
そこに、デジタル時計を見ることもせず、一気にバラバラと注ぎますよ、葉っぱを。
5秒。
1回作っていますから、頭にはもう入っています。
熱湯だと、一瞬にしてどくだみのあのグリーンが鈍い色に変わりますからね。
そこを例の網杓子(あみしゃくし)で、一気にすくい取る。

それから、その同じグラグラのお湯を使って、蕎麦を茹で上げます。
蕎麦は1.5人前にしました。
あの1つ結びの1人前では、ちょっと足りないですよね。
だって私は、玄米食をたっぷり食べる人間なので。
1.5人前は当然でしょう。

いつも使っている愛用の器があるんです。
タイで作った、深い、藍色のお皿なんですよ。
これが愛用なんですけれどもね。
これに蕎麦をのっけて、どくだみをのっける。
それから煮干しと、蒸し卵。

あーそうそう。

胡麻をたっぷりふりかけますよ、黒胡麻。
それから極めつけは、例の黒酢。
この黒酢、蕎麦と相性が抜群。
黒酢と蕎麦だけでも十分美味しいですよ、他の何もなくても。

ちょうどこれが出来上がった頃、妻が帰ってきました。
台所を明け渡さなければなりません。
道具類は全て片付けました。
私はこたつのテーブルのところにそれを持って行き、食べます。

「今日の夕食は何?」

「今日は暑いので、どくだみ蕎麦にしちゃった!」

「私にもちょっと食べさせて!」

私が蕎麦とどくだみを両方あげようとすると、妻が言うんです。

「どくだみの葉っぱだけでいいのよ」

モグモグと口を動かして、妻が言いました。

「これ、あのタイのパクチーとそっくりね」

「和風パクチーか!」

何とも言えず、このどくだみのパクチーのような香りが素晴らしいですね。
入れた量も、多からず少なからず、絶妙な塩梅でした。
少しずつ、少しずつ、このどくだみ蕎麦を食べていきます。

食べ終わった後、納得しました。
これからも夕食は毎食これで行っちゃおう。
面倒がないし、とにかく美味しいんですよ。
これこそ、本当の病みつきです。

あ、そうそう。

今回は梅干しを入れなかったので、次回は梅干しを入れなくちゃ。
そのために梅干しを1000個も作ったのに、使わなきゃもったいないですよね。
梅干しは体をアルカリ性にしてくれますから。

皆さん、これ絶対いいですよ。
どくだみの花、今が真っ盛りですよね。
この時期のどくだみは、栄養たっぷりなんです。
夕食にどくだみ蕎麦、皆さんこれ絶対おすすめです。これから暑くなっていきますので、どくだみ蕎麦で乗り切っていきましょう。

あ、そうそう。

どくだみ茶も一緒に飲まなくちゃ。

(2026年5月19日 火曜日 晴れ)


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