新米の【勘違い】|社用車は難しかったです。
器の大きい経営者にならなくては。
そんな勘違いをしていた話になります。
みなさん、こんにちは。
今回は私が最近した自身の失敗と勘違いを投稿します。
当たり前の話になりますが、温かい目で見ていただけると嬉しいです。
この記事のまとめ
法人設立したばかりの私が、社用車に新車を買おうとして信用金庫の方に止められた話です。
「借入れが大きいほど経営者の器も大きい」という思い込みがありました。同じ頃、先輩経営者を名乗る人から詐欺被害にあいかけました。
どちらも理想の経営者像を、自分に当てはめようとした結果でした。創業初期の失敗を、正直に書いています。
私は社用車を、新車で買うつもりでいました。
原則課税で消費税の還付を受けるため、銀行の融資で社用車を買おうと決めていました。
中古ではなく、新車です。
これから車中心の営業になると想定していました。
移動には車が必須ですし、持ち運ぶ機材も少なくありません。
今乗っている自動車は、走行距離が11万キロ。
まだ走るとはいえ、タイミング的にはちょうどいいかもと思っていました。
ディーラーで新車を仮予約し、るんるんしていた頃です。
担当者には「融資は必ず通ります」とまで言っていました。(笑)
そんなとき、信用金庫の担当の方から、こう聞かれました。
「なぜ新車でないといけないのですか。中古ではだめなのですか」
「新車で購入するならそれなりのストーリーが必要ですよ?」
私はごにょごにょと原則課税で~、還付が~、などと言っていました。(笑)
そして、こう続きました。
「説得させるだけの内容がないのであれば新車は考え直した方がいいですよ」
そう言われて、なぜ新車にこだわっていたのか。
よくわからなくなりました。
家に帰って考えて、気づきました。
「経営者は器を大きくしないといけない」と思い込んでいたのです。
視野が狭くなっていることに気付きました。
借入れの額が大きければ大きいほど、経営者の器も大きい。
本やYouTubeでも、似たようなことはよく発信されています。
借入れができる、イコール銀行に信用がある。
信用があるから、お金を融資してもらえる。
この考え方自体は、間違っていないと今でも思います。
ですが、私は法人を設立したばかりの新米です。
まだ売上もない段階で、最初から大きな借金を背負う。
返済まで含めて、もっと慎重に考えるべきところでした。
新車が欲しかったのではなく、「大きな借入れができる自分」でありたかった。それが本当のところだったのだと思います。
器の大きさは、あとからしか分からない。
この経験から、思ったことがあります。
経営者の器という概念は、結局のところ、結果が出てからでないと分からないのではないか。
大きな借入れをして事業が伸びれば「器が大きかった」と言われ、失敗すれば「身の丈に合っていなかった」と言われる。
同じ判断でも、結果次第で評価が逆になります。
では、創業初期の私が今できることは何か。
売上はまだありません。契約が取れそうなクライアントも、まだいません。
今の私は、限りなく器が小さい状態でしょう。
それでも、自分にこう言い聞かせることにしました。
「私は大丈夫、絶対に成功する。
製造業を笑顔にすることができる。」
なにも根拠はありません。
ただ、こうして自分に自己暗示をかけることで、今のところ精神は安定しています。
器の大きさが結果でしか測れないなら、
今できるのは、折れずに続けることだけだと思っています。
視野が狭くなると、見えるものも見えなくなる
もう一つ、危なかった話があります。
私は、詐欺に引っかかりそうになりました。
「先輩経営者」という肩書きで近づいてくる人がいました。
経験豊富な語り口。
数々の成功体験。
創業初期の私には、どれも輝かしいものに見えました。
経営者の悩みを話しつつ、最後は資産運用の話になりました。
経営者は資産運用ができてこそ一人前。
そう言われ、指定される仮想通貨へ誘導されていくところでした。
経緯を妻に話すと、
「あなたにとって頼りになる先輩経営者だと思うけど、それは100%詐欺だよ」
実際、仮想通貨の話を断ると堰(せき)を切ったように
「周りの経営者はみんなやっている」
「そんなことでは立派な経営者にはなれない」
と言われ、なんとか話を戻そうと躍起になってくる姿を見ると、ああ、本当に詐欺だったのだな、と安心もあり、でもどこかで詐欺ではなく頼れる先輩経営者のままでいてほしかったな、と思う自分もありました。
すでに依存しかけていたのですね。
そしてこれも、どこかで見た「器の大きい経営者像」を、自分に当てはめようとした結果なのでは?と思います。
経営者は資産運用は当たり前、だから自分もしないといけない。
少しでも器を大きくしないといけない。
新車にこだわったときと、同じ構造に見えました。
理想の経営者像を追いかけるあまり、視野が狭くなっていました。
狭くなった視野では、見えるはずのものも見えなくなります。
必要だったのは、他人の物差しではなく、自分の状況に合った判断でした。
信用金庫の担当者と妻の一言がなければ、私はそのまま突き進んでいたと思います。
今は、あの言葉に感謝しています。
おわりに
ここ最近は試されているようなことがよく起こります。(笑)
ですが一歩ずつ、経営者として確かに成長していると感じることもあります。
まだまだ先は見えませんが、焦らず、自己暗示をかけながら進んでいこうと思います。
今回書いたことは、どれも私自身の失敗と勘違いです。
ですが、これから起業を考えている方や、私と同じ創業初期の方にとって、少しでも参考になればと思い書きました。
同じような場面に立ったとき、一度立ち止まるきっかけになれば嬉しいです。
もしよければスキやフォロー、感想などのコメントもいただけると励みになります。
詐欺には気を付けましょう!!
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同じように現場や起業に向き合う方の役に立てたら嬉しいです。また次の記事でお会いしましょう。
