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【山の心得】~味わう秋の恵み編~

こんにちは!!ミズです!!!

今年は留学や旅に出ていてほとんど家に居なかったので、今、たった一週間家に居るだけで違和感を覚えます。
2月からフィリピンに短期留学(英語学習)に行っていたのですが、そのときは「勉強をするのが当たり前」でした。英語学習だけでなく、毎日が刺激的で、何かを吸収しないと落ち着かない。そんな日々が続いていました。

けれど、その後に旅へ出たことで、英語の勉強習慣がすっかり抜け落ちてしまいました。一度途切れた習慣というのは、まるで錆びついた歯車のように、回り出すまでに時間がかかります。「やらなきゃ」と思っても、重い腰がなかなか上がらないんですよね。

実際に体験して感じたのは、“続けること”の偉大さです。
どんなに小さな行動でも、続けることで人は変わっていく。
読書ができないなら一日1ページ。勉強が続かないなら一日1単語。
筋トレが面倒なら「腕立て5回やったらご飯を食べていい」・・・それくらいの小さなルールでいい。

続けるうちに、脳が少しずつ「やらないと気持ち悪い」モードに切り替わっていきます。
僕にとってフィリピン時代がまさにそうでした。勉強をしない日があると、罪悪感のようなものが残る。今では、腹筋ローラーをしないと1日が終わった気がしません。脳の中に「やってないぞ」と1日中居座っています。

そう考えると、継続とは意志の問題ではなく習慣の設計なんだと思います。
一歩を踏み出す勇気よりも、「続けないと落ち着かない自分」を作る方が強い。
そしてその積み重ねが、やがて“続ける人”と“途中で終わる人”を分けるんだと、今は感じています。

・・・どうしよう。。。

【山の心得≪124≫】〜味わう秋の恵み〜

という訳で今回は秋でしか取れない山の恵に関して記事にします。

山の恵みとは!?

秋の山を歩いていると、ふと足元や木の枝に、何かが実っているのを見つけることがあります。
きらりと光る赤い実、湿った落ち葉の中に顔を出すきのこ、山風に乗って流れてくる樹木の香り。そうした小さな発見の一つひとつが、「山の恵み」と呼ばれるものの本質を物語っています!

“恵み”とは単に「食べられるもの」や「持ち帰るもの」ではなく、自然が季節ごとに与えてくれる“循環の一部”を指します。
人がその中で少しだけ分けてもらう・・・それが本来の山との付き合い方です。

古くから山里に生きる人々は、春の芽吹きから秋の実りまでを生活の糧としてきました。
しかし、現代の僕らにとっての山は、もはや「採る場所」ではなく、「癒やしの場」や「心を整える場所」に変わりつつあります。
だからこそ、いま改めて「山の恵みとは何か」を問い直すことに意味があるのです。

自然の恵みを受け取るということは、自然の命を一部もらうということ。
そこには感謝も、謙虚さも、そして“手を出さない勇気”も必要です!
しかし、手を出したくなる気持ちも十分に理解出来ます。僕もそうですから・・・。
今回は、採るにあたっての注意点、そして何が採れるのか。最後に「採らない知恵」という形で記事にしていきます。


注意事項:「採っていい条件」を知ろう!

秋の山には、魅力的な実りが多く見られます。しかし、そのすべてが自由に採っていいわけではありません。
むしろ、多くの場所では「採らないこと」が原則となっています!
採取をする前に、まずこの条件をしっかり押さえましょう。

① 採取が許可されている場所であること
山での採取行為には、まず「その場所で採っていいのか」という前提を確認する必要があります。日本の山林は、国が管理する国有林、都道府県や市町村が所有する公有林、そして個人や企業が持つ私有林に分かれています。
このうち、実に七割以上が私有地であると言われています。
つまり、普段歩いている登山道の周囲も、ほとんどが誰かの土地なのです。
登山道が整備されているからといって自由に採取できるわけではなく、特に国立公園や県立自然公園のようなエリアでは、法律によって細かくルールが定められています。

② 区分ごとに違うルール
山の土地は、保護の重要度に応じていくつかの区域に分けられています。
最も厳しく守られているのが「特別保護地区」で、この区域では植物を採ったり傷つけたりする行為はもちろん、場合によっては立ち入りそのものが制限されることもあります。その次に制限が多いのが「特別地域」で、ここでは植物や落ち葉を採る場合に、環境省や自治体の許可が必要です。
落ち葉一枚でも「採取」とみなされるケースもあるため、知らずに持ち帰ると法律違反になることがあります。
一方、「普通地域」と呼ばれる場所は比較的制限がゆるやかで、常識の範囲であれば採取が認められている場合もあります。
林野庁が管理する保護林では、水源や生態系を守るために採取や立ち入りそのものが制限されている場合もあります。
さらに、私有地の場合は所有者の許可がない限り、採取は一切できません。見た目では判断できないため、事前の確認が欠かせません。

③ どうやって調べるのか(初心者向けの手順)
では、自分が行く山がどの区域にあたるのか、どの範囲で採取が許されているのかをどうやって調べればいいのでしょうか。
まず、行きたい山の名前と「国立公園」や「自然公園」といった言葉を組み合わせてインターネットで検索してみましょう。
その山が国立公園や県立自然公園の中に含まれている場合は、環境省や都道府県の公式サイトで、特別地域・普通地域などの区分を確認することができます。環境省の「国立公園 行為許可・届出制度」のページには、どんな行為が許可や届出の対象になるのかが具体的に説明されています。
次に、都道府県や市町村のホームページで「自然公園条例」や「採取 禁止 植物」といったキーワードで検索してみると、地域ごとのルールが見つかります。条例には、どの区域でどのような行為が禁止されているのかが明確に書かれていることが多いです。
そして現地に行った際は、登山口や林道の入口にある看板にも必ず目を通しましょう。「この区域では動植物の採取を禁止します」と書かれている場合は、許可がない限り採取できません。
こうした案内板には環境省や県のロゴが記載されており、正式な規制であることがわかります。もしそれでも判断がつかない場合は、環境省の自然保護官事務所や県の環境課などに問い合わせましょう!
山の名前を伝えるだけで、区域区分や許可の要否を丁寧に教えてもらえることもあります。採取をする前に少しだけ時間をかけて調べるだけで、安心して自然を楽しむことができます。

④ 私有地や入山制限区域でないこと
次に確認すべきは、その土地が私有地や入山制限区域ではないかという点です。山の多くは個人や企業が所有しており、地元の方々が代々管理してきた大切な土地です。登山道の脇で山菜やキノコを採る行為も、土地の所有者の許可がなければ原則として認められません。
無断で採取すると、不法侵入や窃盗とみなされるおそれもあります。
特に地方では「この山は○○さんの土地」といった具合に、地域の中で明確な境界が意識されていることが多いのです。
もし所有者を調べたい場合は、法務局で「登記事項証明書」を取得すれば確認ができます。自治体の林業課や森林組合に問い合わせても、所有者や管理者を教えてもらえることがあります。
現地の人に直接尋ねるのも効果的です。「この辺りで採っても大丈夫ですか?」と一言聞くだけで、ほとんどのトラブルは防げます。
また、猟期中の「猟区」や伐採作業が行われている「林業作業区域」など、入山自体が制限されている場所も存在します。看板がない場合でも、安全のために地元の方に確認しておくことが大切です。
実は法務局に行かなくても下記で「公図」及び「登記事項証明書」を取得する事が出来ます。(山などは法務局に行かないと地番が特定できない場合が多いので使用は限定的ですが。。。)

※使い方を詳しく知りたい方はコメントを下さい。

⑤ まずは「調べて・聞く」
山での採取を安全かつ正しく楽しむための第一歩は、何よりも「調べて、そして聞く」ことです。国立公園や県立自然公園であれば環境省や自治体のサイトを確認し、私有地であれば地元の方や役所に問い合わせる。
ほんの少しの手間を惜しまなければ、自然を傷つけず、法律にも触れずに楽しむことができます。山菜やキノコを採るという行為は、自然の恵みをいただくことにほかなりません。そしてそれは同時に、その土地を一時的に「借りている」という意識を持つことでもあります。
その感覚を忘れずに行動することが、登山者としての信頼を高め、自然と共に生きる姿勢へとつながっていきます。

⑥ 販売・譲渡目的では採らないこと
自家消費の範囲を超えて採ると、「森林法」や「自然公園法」に抵触する場合があります。とくに近年はSNSでの拡散や個人販売が問題化しており、「採取=営利」と見なされるケースも増えています!
自然から得たものを売るよりも、「体験」として伝える・・・そのほうが、今の時代に合った“恵みの活かし方”といえるでしょう。

⑦ 誤食・毒へのリスクを理解する
山には、食べられるものと食べられないものが混在しています。
たとえ似た形をしていても、わずかな違いで命を落とすこともあるのが自然界です。
見分けの知識がなければ、決して口にしない。これも「採らない勇気」に含まれます!


山で出会える秋の味覚たち

秋の山は、登山者にとって一年で最も「香りのある季節」です。
木々が色づき、湿気を帯びた森が呼吸するように匂い立つ。そんな中に、ひっそりと顔を出すのが秋の味覚たち・・・。
それは単なる“食材”ではなく、季節そのものを象徴する存在です!

① 森の宝石「きのこ」
登山道を歩いていると、ふとした瞬間に目に入るのがきのこの群生。
倒木の根元や苔むした幹、沢沿いの岩陰など、森のいたるところにその姿があります。

ナメコ(滑子)

雨上がりのブナ林で倒木に群がるように生える。ぬめりのある傘は艶やかで、光を反射してまるで飴細工のよう。触れるとひんやりと冷たく、指先に秋の湿度が伝わります。現地では採らずとも、見つけるだけで嬉しくなる代表格。
ハナイグチ(ジコボウ)

カラマツ林に多く、傘の裏がスポンジ状。表面のぬめりは雨を吸って黄金色に輝きます。長野や山梨では「味噌汁に入れると秋の香りがする」と親しまれており、地域文化を支えてきたきのこ。

ムキタケ

木の幹にびっしり重なり、層になって生える。雨に濡れた森の壁のようで、近づくとほのかに甘い香りがします。

クリタケ

名前の通り栗の木の根元に多く、見つけると周囲の地面にも広がっていることが多い。香ばしく、秋の味覚の王道。

きのこを探すときは、足元よりも“湿度”を感じる方向を見るのがコツ。風通しの良すぎる斜面より、空気が滞る沢沿いや日陰に多く潜んでいます。
一度見つけると、次々と同じ種類が現れる――それがきのこの不思議な連鎖です。

② 森のスナック「木の実」
木の実の季節は、森の動物たちの動きが最も活発になる時期でもあります。
登山道沿いにイガや殻が散らばっていると、それだけで季節の進みを感じます。

ヤマグリ(山栗)

低山から中腹の林縁でよく見られます。小ぶりながら甘みが強く、焼くと香ばしい香りが漂います。落ちたばかりの実は艶があり、軽く指で押すとわずかに弾力が返ってくる。熟した証拠です。

オニグルミ(鬼胡桃)

沢沿いの道や林道に多く、黒い殻を割ると独特の香ばしさ。登山中に拾ったものをその場で割ることは難しいですが、手に持つだけで森の油分の匂いが伝わってきます。手を汚すほどのその香りが、秋の“現場感”を教えてくれます。

・トチの実

山村文化を支えたエネルギー源。生では強い苦味があり、アク抜きして初めて食べられる独特の味わい。人の知恵が加わることで「自然の実」が「食」へと変わる、象徴的な存在です。

木の実は見た目の変化が面白く、熟すにつれて香りや色が濃くなります。登山中、同じ木を何度か訪れると、その変化だけで季節の移ろいがわかるほど。

③ 山の果実 ― 森のデザート!
山を歩いていて、少し疲れた頃に見かける果実ほど嬉しいものはありません。それらは森の中で、わずかに日が差し込む場所に実ることが多いです。

ヤマブドウ

沢沿いの蔓植物。紫がかった実が鈴なりに垂れ下がり、風に揺れて光ります。酸味が強いが、その匂いだけで喉が潤うほど。野生味のある香りは、ワインの原点を思わせるほど深い。

コクワ(サルナシ)

キウイの原種。標高の高い山でもよく見られ、熟すと強い甘い香りを放ちます。木に巻き付くツルをたどると、薄黄緑の小さな実がいくつも連なっており、秋風にそっと揺れています。

・アケビ

紫色に熟した果皮が自然に割れ、中から白い果肉が顔を出します。中のゼリー状の部分はほんのり甘く、秋の山の象徴とも言える存在。外皮は炒めると独特の苦味があり、山里では立派なおかずになります。

・ナナカマドの実

赤く透き通るような果実が群れでつき、遠くからでも目立ちます。渋みが強く食用向きではないものの、乾燥させて果実酒に使う地域もあります。山では視覚的な“味覚”として楽しむ存在です。

これらの果実を探すときは、風通しが良く、日当たりのある場所を意識すると見つけやすいです。山の斜面の中でも“ぽっかり明るい一角”に、季節の実りはよく実っています。

④ 秋にも顔を出す“名残りの山菜”
春の印象が強い山菜も、実は秋にもう一度芽吹く種類があります。
標高が高く気温の低い場所では、秋でも“春の再現”が起こるのです。

・ミズナ(ウワバミソウ)

沢沿いの冷たい水辺で見られ、秋でも若い株が再生します。透明感のある茎を指で折ると、パキッという音とともに爽やかな香りが広がる。現地では“山のサラダ”と呼ばれるほど瑞々しい山菜です。

・ノブキ(山ブキ)

標高の高い場所では秋に再び芽を出します。春よりやや筋が硬いが、香りはむしろ濃く、佃煮にすると山の匂いが凝縮されたような味わい。

・ワラビの二番芽

高山地帯では、秋に再生した柔らかい芽を見かけることも。春の名残を感じる瞬間であり、「季節が一周する」という自然のリズムを実感できます。

秋の山菜は量よりも“香り”を楽しむもの。湿った風の中で、少し青臭く、それでいてどこか懐かしい香りが鼻を抜けていきます。

⑤ 味覚を超えた“森の香り”
秋の山では、食べるだけが味覚ではありません。
倒木の苔の匂い、落ち葉の甘い発酵臭、風に混じる樹皮の香り・・・すべてが五感で感じる“味”です。きのこを見つけた瞬間の湿気、熟した果実の匂い、栗のイガを踏んだときの音。それらが混ざり合う森の中で、秋という季節がひとつの料理のように仕上がっていきます!
山の秋の味覚とは、自然が作り出す無数の香りと質感の総称なのかもしれません!


自然と共に生きる“採らない知恵”

ただし。。。
採らないことで自然と調和して生きるための知恵をお伝えします。

・「採らない」という選択が、恵みを守る
一見、豊かに見える山の実りも、動物たちの生存には欠かせない資源です。
リスは木の実を貯め、熊は冬眠前に脂肪を蓄え、鳥たちは種を遠くへ運びます。人が先にそれを奪えば、連鎖のバランスが崩れてしまう。
“採らない”という行動もまた、自然を支える大切な一手なのです!

・「見る」「嗅ぐ」「感じる」でも十分に味わえる
山の恵みは、口にしなくても感じられます。
苔むす木の根の香り、熟した実の甘い匂い、森の中の湿った空気・・・それらもすべて“味覚”の延長線上にあります。
五感で味わう秋こそ、本当の意味での「山の恵み体験」かもしれません!

・「採るより残す」で未来をつなぐ
一粒の実、一株の草が、来年また芽吹くためには、いま残しておくことが必要です。その思考が広がれば、山は年々豊かになります。
登山者の行動ひとつが、山の未来を左右するという意識を持つことが、“登山文化”を守る第一歩です!

・「恵み」を受け取るとは「関わる」こと
山の恵みを“受け取る”とは、ただ持ち帰ることではなく、そこに関わること。落ちていた実を拾って土に返す、荒れた登山道でゴミを拾う、それも立派な“恵みとの関わり方”です。
自然から何かを得たいと思うなら、まずこちらから何かを返す・・・。
そんな循環の中にこそ、「山の恵み」の真の価値があります!


まとめると

秋の山には、実にさまざまな恵みが広がっています。
倒木の根元にはナメコやクリタケ、斜面にはハナイグチやシメジ、沢沿いではウワバミソウやミズナが顔を出します。木の枝にはアケビが割れ、地面には栗や胡桃が落ちていることもあります。こうした光景そのものが、山が生きている証です!

ただし、山の恵みとは「採ること」だけではありません。
目に映る色、鼻に届く香り、足元から伝わる湿り気・・・それらを感じ取る時間そのものが、自然を味わう行為だと言えます。

そして何より大切なのは、“採らない判断”を持つことです。
必要以上に持ち帰らず、森や動物たちの分を残す。その意識が、来年も同じ恵みを見せてくれる山を守ります。

秋の山を歩くときは、「何を持ち帰るか」よりも「何を感じ取れるか」を意識したいものです。そうすれば、山との関わりはより深く、長く続くものになるはずです!!

という事で今回の【山の心得】は
「山で味わう秋の味覚を考えてみる!」
と言う事に関して記事に致しました。

今回も最後までご拝読頂きありがとうございます!

また次回もご拝読頂けると幸いです。!

宜しければスキ頂けると大変励みになりますのでよろしくお願いいたします!

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前回の記事はこちらになります!
【山の心得≪123≫】~森林限界編~
是非読んでみてください!

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