見出し画像

『0→1』だけが価値だと思っていた


「自分だけの0→1」が見つからなかった

「0→1を生み出せる人になりたい」
副業やキャリアについて考え始めてから、そんな思いを抱くようになった。

自分でサービスを立ち上げる人がいる。
イベントを企画する人がいる。
発信によって多くの人を集める人もいる。

そんな姿を見るたびに、「私には何があるのだろう」と考えてしまう。
SHElikesに入会してからも、その気持ちは変わらなかった。
挑戦する人たちはみんなキラキラして見えた。
そして、その輝きの正体は「0→1を生み出していること」のように思えた。
だから私も、自分だけの0→1を探していた。
けれど、探しても探しても見つからない。

やりたいことがないわけではない。
実際、本業も好きでやっているし。副業のライターもやりたかったことだ。
行動していないわけでもない。
それなのに、「これが私です」と言えるものが見つからなかった。

同じ時期に出会った二つの言葉

そんな頃、私の中に残り続ける二つの言葉に出会った。
一つは、漫画『ブルーロック』(作:金城宗幸、講談社)の言葉だ。
「偶然ではなく、再現性のある成功こそが進化の鍵」
そして、
「運は偶然に起こるものじゃない。しっかりと準備し、トレーニングした人にしか降りない」
という言葉。

私はこの考え方が好きだった。
たまたま上手くいっただけでは意味がない。
何度でも再現できる形にしてこそ成長になる。
その考え方は、副業やキャリア形成にも通じるように思えた。

もう一つは、SHEYokohamaのオープニングパーティーで聞いた言葉だった。
「0→1を生み出せないなら、0→1を生み出した人を盛り上げる役割だと捉え直している」
その瞬間、私は少し驚いた。
なぜなら、それまでの私は「生み出す側になること」にばかり意識を向けていたからだ。
でも、その言葉を聞いたとき、ふと思った。
それも立派な0→1なのではないか、と。

偶然ではなく、行動の先にあった出会い

実は、オープニングパーティーに参加する予定はなかった。
現地参加もオンライン参加も見送るつもりだった。
ところが、たまたま空いていた参加枠を見つけた。
「卒シーメイトさんもくる。なにか聞けるかもしれない」
そんな気持ちで申し込んだ。

もしその時行動していなかったら、あの言葉には出会っていない。
そう考えたとき、ブルーロックの言葉が頭をよぎった。
運は偶然ではない。
行動した先で掴むものだ。
そうだとしたら、この出会いも単なる偶然ではないのかもしれない。

成功体験を振り返って見えた共通点

そこで私は、自分の成功体験を振り返ってみることにした。
最初は「そんなものない」と思った。
けれど、よく考えるといくつか思い当たることがあった。

爆速サポ隊での11日間。
スライド制作、Zoom背景制作、チャット運営、リハーサルでのファシリテーター代役。
決して完璧ではなかったが、チームで走り切ることができた。

短期間だけ参加したサポ隊では、スライド班のディレクターとして他班との調整役を担った。スライドの一部もクリエイターに混じって制作した。

自主企画のもくもく自習室では、人と人が繋がる場をつくることができた。

振り返るうちに、ある共通点が見えてきた。
それは、自分が主役ではなかったことだった。
誰かの企画があり、
誰かのアイデアがあり、
私はその実現を支える側にいた。

私の強みは「誰かの想いを形にすること」

これまで周囲から言われてきた言葉がある。
行動力がある。
調整力がある。
メタ認知が高い。
オールラウンダーだ。

一方で、自分ではこう思っていた。
器用貧乏。
何でも少しできるけれど、突出したものはない。
そんな認識だった。

でも成功体験を振り返ると、見え方が変わってきた。
行動力。
調整力。
寄り添う力。
物事を俯瞰して捉える力。
それらはバラバラの能力ではなく、一つの方向を向いているのではないか。

そう考えたときに浮かんだ言葉がある。
「誰かの想いを形にする人」
だった。
誰かの頭の中にあるアイデア。
まだ言葉になっていない違和感。
実現したい未来。
それらを整理し、言葉にし、形になるところまで伴走する。
それが私の役割なのかもしれない。

『エゴ』を見つけた日

ブルーロックでは、自分だけの武器や原動力を「エゴ」と呼ぶ。
私は長い間、そのエゴを探していた。
けれど、探していたのは派手な才能だったのかもしれない。
人前で輝く力。
何かを生み出す力。
人を惹きつける力。
そういうものばかりを見ていた。

でも、本当に必要だったのは、自分の自然な役割を知ることだった。
『誰かの案を具現化する人。』
『想いを整理する人。』
『形になるまで伴走する人。』
それが今の私にとって、一番しっくりくる言葉だ。

もちろん、まだ仮説かもしれない。
これから学ぶことも多い。
今後はプロジェクトマネジメントやファシリテーションについても学んでいきたいと思っている。

それでも、一つだけ確かなことがある。
軸が見えた瞬間、人は少し前に進みやすくなる。
最近の私は、その感覚を味わっている。

もし今、「自分には0→1がない」と悩んでいる人がいるなら、一度立ち止まって振り返ってみてほしい。
あなたが自然と動いてしまうことは何か。
誰かに感謝されたことは何か。
そこに、まだ名前の付いていないあなたの『エゴ』が隠れているかもしれない。

2026.06.17 mihana

いいなと思ったら応援しよう!