海外のボディビルダーを見て気になった。「日本人は本当に筋肉がつきにくいのか?」
この記事を書こうと思ったきっかけは、海外のボディビルダーやフィジーク選手の体を見たことでした。
筋トレを始めてから、トレーニング動画や大会映像を見る機会が増えました。
日本人選手の動画も見ますが、海外選手の映像を見ると毎回驚かされます。
肩幅の広さ。
胸板の厚み。
腕や脚の大きさ。
背中の立体感。
もちろんトップレベルの選手なので、一般人と比べること自体に意味はありません。
それでも、「大きい」という言葉だけでは説明できない違いを感じました。
単純に筋肉量が多いだけではなく、骨格そのものが違うように見えることもあります。
特にボディビルやクラシックフィジークの世界大会を見ると、
「同じ人間なのにここまで体が違うのか」
と思うこともあります。
そんな映像を見ているうちに、ある疑問が浮かびました。
日本人と欧米人では、本当に筋肉のつき方が違うのだろうか。
筋トレ界隈では昔から、
「日本人は筋肉がつきにくい」
「欧米人は筋肉がつきやすい」
「骨格が違うから勝負にならない」
という話をよく耳にします。
一方で、
「人種差はあるけれど、思われているほど大きくない」
「筋肉は遺伝よりもトレーニングや食事の影響が大きい」
という意見もあります。
実際のところはどうなのでしょうか。
感覚や印象ではなく、実際に日本人と欧米人の筋肉量や体組成を比較した研究はあるのだろうか。
もしあるなら、
日本人は本当に筋肉量が少ないのか
同じ体格で比べても差はあるのか
体脂肪率には違いがあるのか
アジア人同士ではどうなのか
こうしたことが分かるかもしれません。
そこで今回は、日本人と欧米人、そして他のアジア人を比較した研究を調べながら、
日本人は本当に筋肉がつきにくいのか
について整理してみたいと思います。
結論から言うと、この話は思っているより単純ではありません。
体格を考慮せずに比較すると、日本人の筋肉量は欧米人より少ない傾向があります。
しかし、身長やBMIをそろえて比較すると、日本人の相対的な筋肉量は欧米人と大きく変わらないという研究もあります。
一方で、同じBMIで比較した場合、日本人は欧米人より体脂肪率が高く、筋肉量が少ない傾向も報告されています。
つまり、
「日本人だから筋肉がつかない」
というよりも、
「体重のわりに脂肪が多く、筋肉が少ない体組成になりやすい可能性がある」
という方が現在の研究結果には近そうです。
また、筋肉量だけでなく、食事や運動習慣、日常活動量なども大きく関係しています。
筋肉は人種だけで決まるものではありません。
そこでまずは、研究で筋肉量がどのように測定されているのかを見ていきたいと思います。
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