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New Grass Revival 最強デス!


息子よ。

このバンドに出会ったのはな、多分ラジオの何かの番組だった。カントリーミュージックの番組だったと思う。

その頃の俺はな、プログレにどっぷり浸かっていた時期だ。
カントリーも嫌いじゃない。だが、特別に聴きたいと思うほどでもなかった。

ところがだ。

ラジオから流れてきた一曲に、思わず「何だこれ?」と反応してしまった。

バンド名は
New Grass Revival

曲名は、たしか「Sapporo」だったような気がする。

やたら長い曲でな、まるでキーボードの無いプログレのようだったんだ。

「ん?」ってな。

今なら何でもすぐ調べられるだろう?
だが当時は違う。情報なんてほとんど無い。

だからな、気になりながらも、何年も心のどこかに引っ掛かったままだった。


やがて動画サイトがメジャーになり、ようやく彼らの演奏をまとめて聴くことが出来た。

メンバーは――

Sam Bush
Béla Fleck
John Cowan
Pat Flynn

の4人編成だ。

実はな、サム・ブッシュの名前だけは少しだけ知っていた。東海楽器のキャッツアイギターのカタログに、小さくオーナーとして載っていたんだ。本当に小さくだけどな。

あとの三人は全く知らなかった。


息子よ。

「一度だけ好きな人になれる」と言われたら、俺は迷わずサム・ブッシュと答えるな。

だって文句なしに格好いいだろ?

ミーハーと言われても良い。文句なしにス・テ・キ!^^

蜘蛛の手足のように長い指。
端正なルックス。
あのステージでの佇まい。

最高じゃないか。

そしてな、
Pat Flynn もいい。

あの“どや顔”。

若かりし頃のどや顔

あれだけ堂々とした顔が様になる男は、そうはいない。

ベラ・フレックはイケメンで超絶テクニック。
ジョン・カウアンのハイトーンシャウトもイカしている。

カウアンは今、The Doobie Brothers のベースを務めているらしいな。


今回はな、音楽理論や細かい分析を掘り下げる気はない。

ただ一つ言えるのは――

彼らはブルーグラスを、分かりやすい形にして世界へ広めた。その功績は計り知れない。

ギターでほんの少しでも彼らのフレーズをなぞってみれば分かる。

頭が付いていかない。

あの独特なフレーズ、
あのリズム、
あのアンサンブル。

ブルーグラスの演奏能力は、最強だ。

彼らは選ばれし人間たちだ。


だから俺はな、

理屈ではなく、
分析でもなく、

まっすぐな気持ちで
「One More Love Song」を聴いている。

ただ、格好いい。
ただ、最高だ。

それでいいじゃないか、息子よ。

One More Love Song 43:47ごろから

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