「行きたくない」の向こうにあった成長
先日、小学5年生の長男が、
林間学校へ行ってきました。
当日、長男が家を出て行った時、
心からホッとしました。
もしかしたら、周りから見れば
「林間学校へ行った」という、
ごく普通の出来事なのかもしれません。
でも、私にとっては、
大きな成長を感じた朝でした。
長男は小さい頃から、不安を強く感じる子でした。
癇癪があったり、
学校へ行こうとすると体調が悪くなったり。
特に1、2年生の頃は、学校に行く直前で
お腹が痛くなったり、気分が悪くなったりして、
そのまま学校を休むことも何度もありました。
最近は少しずつ落ち着いてきたものの、
新学期や週の初めには、
「今日は行きたくない……。」
と言うことが今でもあります。
だから今回の林間学校も、私はずっと心配でした。
ここ1か月ほど、長男は
「林間学校、楽しみ!」
と言ったかと思えば、
「行きたくないな……。」
と言う日もありました。
当日の朝、
「やっぱり無理」と言い出すかもしれない…
そんな不安が、私の中にはずっとありました。
前日の夜も、
「早く寝なきゃ。」
と言って、早めに布団へ入ったものの、
「寝れない……。」
と何度も起き上がって、不安な顔をしていました。
私も心の中では、
「こんなんで大丈夫かな……。」
と不安でいっぱい。
それでも、
「寝れるから大丈夫だよ。
もし寝れなくても、横になって
目をつぶっているだけで大丈夫だから。」
そう声をかけることしかできませんでした。
この1か月、「行きたくない」と言われても、
あえて理由を聞きすぎないようにしていました。
「どうして?」
と聞くことで、不安を大きくしてしまうこともあるかもしれない…
そう思って、気持ちを受け止めながら、
そっと見守ることを心がけました。
そして迎えた当日の朝。
長男は自分で荷物を持ち、無事に出発しました。
その姿を見送ったとき、
「行けた……!」
という安心と一緒に、
「成長したんだなぁ。」
という思いが込み上げてきました。
翌日、
帰ってきて玄関のドアを開けた長男の第一声は、
「いや〜!大変だった〜!」
でした。
雨で予定がいろいろ変更になって、
大変だったそうです。
でも、そのあとには、
「飯ごう炊はんのご飯、おいしかった!」
と、楽しそうに話してくれました。
話し終わると、何事もなかったように
おやつのポテチを食べ始める長男。
その横では、次男がいつも通り
ゲームをしています。
もっと思い出話を聞きたかったけど、
あんまり聞くと面倒くさがられるので…
私はその光景を見ながら、
一人でじーんとしていました。
この1か月、あんなに心配していたのに…
拍子抜けするくらい、いつも通り。
でも、その”いつも通り”が、
とても愛おしく感じました。
きっと、
この一歩は長男一人だけの力ではありません。
一緒に過ごしてきた先生や友達との関わりの中で、長男の心も自然と成長してきたんだと思います。
本当に感謝しています。
「行きたくない」を、ひとつ乗り越えた長男。
不安だったことなんて、すっかり忘れているかのように、ポテチを食べていましたが、
私には、ひとまわり大きく、頼もしく成長した姿に見えました。

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