自然農法で向き合うべきなのは「自然だけ」じゃなかった【てんこ農園日記week4】
こんにちは。無添加てん子です。
「娘の身体により良い食材で日々のご飯を作りたい!」想いのもと自然農法での畑づくりを目指しています。
畑を借り始めてから4週間。
実は新たな壁にぶち当たっています。
それが「人間関係」です。
「草」に対する意見の食い違い
借りている畑は全体だと結構広く、その土地を4家庭ほどが分かれて借りているようです。
私たちのエリアから少しだけ離れたところで、3年近く畑しごとをしているらしいお爺さんがいます。
最初の土づくりの際に草刈機で草を刈ってくれたり、苗をくださったりとても親切です。
ただ、私たちと意見が全く違うのが「草」に関して。
一番最初に"畑のマナー"として教えてくださったのがこの2つ。
①農作業を始める時・終わりにする時には必ず挨拶をすること
②草を生やしっぱなしにすると隣のエリアに種が飛ぶから草はキレイに処理すること
特に②を話す際に、例としてその方の隣のエリアを指差して「あんなふうに草ボーボーにしておくと風で草の種がこっちまで飛んでくる。それは周りの畑みんなにとって迷惑なんだ」と仰っていました。
確かにその方の畑は草一つない、ビニールマルチで整備されており、近くの倉庫には除草剤も農薬の準備も万全に備えられています。
その方は毎日のように畑にいて、私たちが草マルチを始める姿を見て「これはいかん!草を刈ってるのにまた種を蒔くようなものだ!」というようなことを言われるようになり...
「私たちがやってみたい農法があるんです〜」とやんわり言っても聞く耳持たず...
最初は気にならなかった自分の中の違和感がだんだんと言語化されていき、
「あれ?私たちがやりたい自然農法は理解してもらえそうにないな?」
と薄々気づいてきました。

自然農法vs慣行農法
自然農法を実現する難しさは、自然と向き合い試行錯誤を続けることだけでなく、特に慣行農法で作物を育てる人からの理解を得られず軋轢が生まれやすい点にあります。
てん太郎(夫)は畑を持つ以前から自然農法のYouTubeをよく見ていたそうです。
その中でも「自然農法あるある」として語られるのが、自然農法vs慣行農法での「草」を巡る意見の食い違いだそうです。
慣行農法とは、
国や自治体の農業指導に基づいて「一般的に慣れ親しまれている栽培方法」を意味します。その内容には、農薬・化学肥料の使用、除草・耕起・品種改良など、人為的な管理による安定生産が含まれます。
まさに、そのお爺さんが実践するのが慣行農法。
「人の手の介入を最小限にし、自然の力を最大限に引き出そうとする」自然農法とは反対に、慣行農法は「人間が自然をコントロールして効率を追求する」考え方。
そして、その延長上で慣行農法では「草は悪」とする風潮が根強くなっています。
畑づくりは人間関係づくり
現在進行形で、お爺さんとの関わり方について考えさせられることが多いです。
ただ一つ言えるのは、「この人間関係も畑づくりの一部である」ということ。
最初に草刈機で草を刈る手助けをしてくれたり、野菜の苗や出来た野菜を分けてくださったり。
お爺さんは毎日畑にいて、とても几帳面にきれいに整備されている。
これら全てから「お爺さん自身は畑づくりが大好きで、親切な方」というのが見て取れます。
それは私たちも同じ。
つまり、畑に対する想いは同じだけど考え方・アプローチが違うだけ。
お爺さんが私たちの目指す自然農法を理解してくれる日は遠いように思います。
しかし、お爺さんの存在や言動が「自然農法を実践するとどんな難しさがあるのか?」や、「自然農法を実践するときには近隣の畑の方針に配慮しなければいけない」ということに気づかせてくれたのも事実です。
さらに、嬉しいことに、
お爺さんが批判をしていた隣の畑(うちの畑の隣でもあります)は83歳のお婆さんが借りていて、2年前から自然農法を実践しているということも判明しました!
思わぬところで貴重な先輩と巡り会えたのです。
畑づくりをしていくうえで、自然と人間関係どちらも未知との遭遇続きです。
しかし、そんな日々も学びに変えて楽しみながら畑づくりを続けていきたいですね。
本日も読んでくださりありがとうございました!
