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夢死無 短編小説

俺は天麩羅特郎、120歳だ。

この世界だと121歳が現在最長寿だ。

俺は140歳まで生きたいと思っている。

だがここのところ生きている感触がしない。

もしかしたらもう死んでいるのかもしれない。

だがしっかりと痛みや味に他人との会話もしている。

ここまで行くと普通に生きているとしか考えられない。

そこで俺はマンションの屋上から飛び降りてみた。

すると痛みは強すぎるが生きている。

それから三日間立ち上がれずに何もできるずに寝転がっていた。

人にも踏まれたし車にも轢かれた。

血は出るし痛いけど死なない。

でも現実世界のように助けてくれる人もいない。

まるで世界に無視されているようだ。

試しに痛みを堪えながらいつも通っている卓球教室に行ってみた。

挨拶しても体を触っても気づかれない。

マンションから飛び降りたことで何らかの術が発動してしまったのかもしれない。
いや心当たりはあった。
こないだも夢を生きているような感覚だった。

俺は夢なら何でも出来るのではと思い、試しに空を飛ぶように念じてみた。

空を飛ぶどころかジャンプもできない。

ジャンプをすることはできるが空を飛ぼうと思うとジャンプできない。

しばらくそうしていると凄まじい光を体から放っている人がやってきた。

「あんちゃ、夢死無かいにゃ?」と聞かれた。

「あの〜〜 マンションから飛び降りただけなのですが・・・と言うと」

「しょうかい ヒーカイ 100年前のあたしもそんな感じだったわいぬ」

「この状態を夢手無と言うんですか?」俺が聞くと。

「夢死無いうチュルがなよ。しょうやい こにょ状態が夢死無じゃわいにゃ」

「その〜〜 どうすれば夢SIMという状態を抜け出せるんですか?」

「夢SIMではなく 夢死無だよ 方法としては @;:[]p~?! って感じだがにょー ニャンジェションニャニ夢死無キャラヌケダシタイダイ?」

「あの〜〜 方法をもう一度教えてくれますかにゃ〜 あちょにゅけだしたい理由としては・・・ ないですかもです」と俺。

「しょうじゃろう ヒョウやろうNya。 まあわしゃ〜 ちゅぎの来客ぎゃあるからにょー さらじゃば」と行って謎の人物は去っていってしまいました。

「にょーう!!」そう叫んで俺は車を爆破した。

ストレス?が溜まっていたから車を爆発させた。

・・・


いやーーーー俺はなぜ爆発することができたのだろうか?

試しに「にょーう!!」と言って車を爆発させろ!と念じてみた。

しかしだめだ。

数時間考えたあげく俺は結論が出た。

本能的に「車を爆発させたい!!」と思う == 車が爆発する。

なぜ車が爆発したんだろう?? と考えた後に「車を爆発させろ!」と唱える == 爆発しない。

つまり本能的にすればいいってことだ。

おそらくあの オバはんことババ様は100ほどずっと本能的に生きているから空でも飛べるのだろう。

おそらく「よっしゃ〜〜 空に行くぞ!」なんて気分で100年を過ごしているのだろう。

つまり俺は夢SIMの中ではかなり不自由な方だ。。

疑問を持ってしまったから。

そこで俺は思いついた「あなたはなぜ空を飛べるんですか」などと夢SIM状態の全員に質問すればいいのではないだろうか?

いやーー無理だろう。
なぜなら「どうしてだろね〜 それより早く空と坊やと一緒に〜〜」なんて思考の人ばかりだろう。

なので無理だ。

それから再び考え込むこと数時間。

俺は思いついた。

無意識的に死にたいと思えば死ねるのだと。

それから数日何も考えないようにした。

でも考えてしまう。

そんな日々で気がついたら20年ほど生きていた。

そして「もういいや 人生なんて」と思った瞬間俺は意識を失い永遠の無意識に囚われた。



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