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テニス上達メモ514.「水を飲むな」と「フォームを守れ」──非常識が当たり前になる恐ろしさ


▶根性論の名のもとに削られた自己肯定感


まずはこちらの記事。

https://trilltrill.jp/articles/4198459

一読すると、「今では信じられない」という共感を集める内容ですが、当時は「常識」でした。

記事にあるとおり、「水を飲むとばてる」と言われ、しまいには「根性がない!」などと、人間性すら否定されたものです(関連記事「その悩み、たった『3原則』で晴れるかも?」)。

こちらでは、自己肯定感はありとあらゆる条件によって下がると述べましたが、振り返れば日本のこうしたスポーツ指導は、自己肯定感を下げまくっていた感が否めません。

▶便器の水を飲んだ桑田真澄


桑田真澄さんが、我慢しきれず、トイレの水を飲まざるをえなかったエピソードはこちら

そこまで追い詰めた指導は、人の尊厳を踏みにじる「しごき」だったのでは、ないだろうか?

ですから、日本人の自己肯定感を低めたと、指摘しました(関連記事「誘いを断るのに『仕事があって』と嘘をつく人」)。

▶「頑張り」の美徳が覆す、因果の真実


「水分補給を我慢するくらい頑張ったから、PL学園は日本一になった!」とでも言うのでしょうか?

「だから桑田真澄は大成したんだ」とでも言うのでしょうか?

それは表面的かつ印象的なエピソードにだけ惑わされ、「因果」を履き違えてしまっているのです(関連記事「この世の中には『原因と結果の法則』が、ひとつの例外もなく作用している」)。

プロに入ってからの桑田は、「サボるのか!」と周りに批判されても、「積極的休養」と言って肩とヒジを休めた

桑田真澄が大成した本質は、もっとほかにあるのです(関連記事「『桑田ロード』に学ぶこと」)。

▶変わらない非常識に立ち向かう視点


ここまでの話なら皆さん「そのとおりだ !」「水分補給を禁止するなんて 今では非常識だ!」と、思えるのではないでしょうか?

しかしまだ、多くの人は気づいていないだけで、フォーム指導も匹敵する「非常識」ですよ。

テニスは自由に動いていいルールなのに、やれ「横向け」「ヒザを曲げろ」「軸を立てろ」など、“不自由を強いる”わけですからね。

改めて、くだんの記事を抜粋します。

・部活に水を飲むなは、今なら大問題。
・常識とされているもののなかにも、間違いはあるということ。
・今となっては、理解しがたい謎のルール。

https://trilltrill.jp/articles/4198459

▶「バンザイダッシュ」の謎ルール、何のため?


改めましてそっくり、今の常識的なフォーム指導に当てはめることができます。

・不自由を強いるフォーム指導は、今も大問題。
・常識とされていても「間違いだらけ」ということ。
・「スマッシュはラケットを肩に担げ」など、理解しがたい謎のルール。

『すぐにラケットを担ぐ』指導の盲点」

“バンザイダッシュ”でボールを追いかけたら、アンバランスで動きにくいだけではないですか?(あとは「振り出すだけの形」を作っても、それで合うほどタイミングは単純ではありません)。

記事では、“熱中症の危険”が指摘されていましたが、それと同様に“才能をつぶすフォーム指導の危険”(関連記事「『スピン信仰』と『フォーム神話』が、日本の才能をスポイルした 」)。

水を飲む自由を取り戻せたように、動きの自由もまた、取り戻せるはずです。

その第一歩は、「これは本当に正しいのか?」と疑う勇気かもしれません。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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