質問126:ボレーをスカしないためには?
自分は今テニスコーチの研修を受けているのですが、ボレーと前衛のプレーがうまくできず、ボレーにいたってはかんたんなボールですらスカしてしまうことがよくあるんです。
ラリーもなかなか続かず、特に打ち方とか全く気にしてないのにタイミングがずれたり変な所にあたったりしてしまいます。
ボールに集中するのが大切だとおっしゃってましたが、集中しようとしても集中できないと書いてあった通り本当に集中ができません。
テニスが一番ヘタだとか、コートに入れようって意識が全く見当たらないとか、大ぶりしすぎてタイミングがずれてるんだよとかいろいろ言われてしまって、上達に限界を感じてしまいました。
まず、ボールへの集中の仕方はもちろんですが、ボレーのスカだけは最低限なくしていかないとさすがにまずいと思っています。
どうすればいいでしょうか?
回答
▶思考は現実化する
お尋ねいたしますが、スカしないように意識しながらプレーしていませんか?
打ち方に限らず、そのような思考のすべてが、ボールに集中する妨げになります。
ゆえに、スカしないようにと意識すればするほど、スカする現実が現れます。
「思い込み」や、信じる者は救われるなどという「信仰」ではなくて、科学的に思考は現実化するのです。
▶モヤモヤ思考vs.スッキリ集中
いろいろな周囲からの意見もあろうかと思いますけれども、真に受けてテニスが一番ヘタであると考えたり、コートに入れようっていう意識が全く見当たらないと言われるものだから見出そうとしたり、大振りを控えてタイミングを合わせようと意識したりする、こういった言葉になるようなならないようなモヤモヤとした雑念が、すべてスッキリとした集中を妨げる原因になっています。
なぜこんなことになるのかというと、ご自身がスカしないように等と考えている脳は、何かしらの情報を処理し続けている状態なので、ボールの情報を入力する作業が、非常にしづらくなっているのです。
▶再生しながら録画できない
便宜的な表現をすると、再生(情報処理)しながら、録画(情報入力)はできません。
つまり目で見たボール情報が適切に入力されないのだから、上手く反応・対応できないのも無理はないのです。
▶思考から感覚へ「バトンパス」
何か考えてしまいそうになったら、五感(情報の入力器官)のどれかに注意を向けることです。
テニスのプレーだと、ボールを目で見る「視覚」、1000分の4秒と言われるインパクトの瞬間を聞けたり感じたりできる「聴覚」「触覚」、あるいはこちらでも述べているとおり「嗅覚」は、大脳新皮質(新しい脳)を経由せず、大脳辺縁系(古い脳)へ直接的に情報が届きますから、本能的かつ感覚的なプレーを引き出すきっかけとなりやすいです。
▶集中力は細部に宿る
目で見る場合はボールの「回転」を、耳で聞く場合はインパクト音の、皮膚で感じる場合は打球感の「強弱・清濁」を、鼻で嗅ぐ場合は匂いの「バリエーション」を、といった具合に微に入り細に入り観察してみてください。
集中力は細部に宿ります。
とはいえ、考えないようにしようとすればするほど、考えてしまうのも事実ですから、そういう場合はテニスに用意されている考えないための「お助けアイテム」を使うと便利です。
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