質問1551:相手の打球タイミングをみる意識の方が飛んでくるボールを長く見られる
確認しました。ありがとうございます!
打つ時に毛をみることと打球タイミングで息を吐くことは悪くないですか?
自分の打ったボールの回転をみているより相手の打球タイミングをみる意識の方が飛んでくるボールを長く見られる感じがします。
練習が必要ですか?
回答
▶「バウンドヒット」は発声が◎
悪くないですし、むしろ良いと思います。
毛を見ていればボールに集中できます。
息を吐けば、力まずにすみます。
そういう観点から言えば、前々々回にお問い合わせいただきました「バウンドヒット」は、心の中で言うのではなく、発声したほうがよさそうです。
発声すれば、自然と息が吐かれるからです。
▶「最長距離&最長時間」を費やしてボールを長く見続ける
相手の打球タイミングを見るのも適切だと思います。
こちらで述べているとおり、最長距離を費やして、ボールを長く見続けることができますからね。
「相手の打球タイミング=ボールと自分との距離&時間が最長」の相関です。
まさに「ご実感」されているとおりです!
▶「思い込み」で動いてしまうと……
相手の打球タイミング(ボールの出どころ)が見えると、「早く・速く動きすぎる問題」もなくなります。
どういうことかというと、焦っていてボールに集中していないプレーヤーは、ボールが打たれるよりも先に「浅いかも」「深そうだ」などと、頭の中の思い込みで動き出してしまうのです。
すると、現実のボールはそのとおりには飛んで来ないから、動き直すリルートが入って打球タイミングが合わなくなります。
▶「ダイナミック」に目を奪われる
相手の打球タイミングが見られれば、ボールとぴったり同調して動けるようになります。
ところが私たちはつい、動きのダイナミックな見た目に、目を奪われがちです。
たとえば高速道路を眺めていると、ゆっくり走る軽自動車よりも、猛スピードで走るトラック野郎のほうが気になります。
すなわちテニスでは、小さなボールではなくて、大きな相手のスイングが気になってしまいがち。
たとえばテイクバックが大きく振りかぶられているとか、フォロースルーがリバースになっていたとか。
するとボールの出どころが見えないから、最長距離&時間を費やせなくなり、急にボールが手元へ迫ってくるような感覚に見舞われます。
▶主従関係が逆転する「ボールの見方」
ボールを見る練習は、したほうがよいと思います。
今は、背景の中でボールが動くというより、ボールが中心視野にとどまって、背景のほうが流れて見える、「主従関係が普通の見方とは逆になる見え方」になっていると思います。
そのようなボールの見方に慣れていないと、「プレー酔い」しますからね(関連記事「『サイズ感の変化』に気づく」)。
たとえば人さし指の指紋にぴったり目のピントを合わせ続けながら、顔の前で指を30センチくらい手前と奥へ、行ったり来たりと前後させてみてください。
止まっているはずの背景がグラグラ揺れて見えると思います。
あまりやり続けると酔いそうです(笑)。
程度の差こそあれ、それと同じようなことがテニスコートでも再現されますので、練習して(習慣にして)、そのボールの見方に慣れておくとよいと思います。
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