サロン楽屋話071:フリッツは「ビンタ騒動」より凄かった──逆転1位が教える「諦め上手」のおばけメンタル
ビンタ騒動で話題をさらったフリッツ。しかしさらに注目すべきは、彼がウインブルドン1回戦で「四大大会 最大逆転劇TOP5」の第1位に選ばれたことでした。叩かれても折れない(喜ぶ?)しぶとさの正体は、「諦める力」。その「超・合理的戦術」は、私たちが上達や生活に悩む時のヒントにもなります。フリッツの最大逆転劇から「おばけメンタル」を読み解きます。
▶ビンタ騒動の裏で、フリッツはちゃんと結果を出していた
昨日、ビンタ騒動(?)でご紹介した テイラー・フリッツ。
それがガールズマッスルバー(それってどんなとこ!?)での余興だったという話はこちら。
男子プロテニス協会のATPが6日発表したところによると、「2025年 四大大会 最大逆転劇TOP5」の堂々第1位に、フリッツによるウィンブルドン1回戦の対G・ペリカー戦が、選出されたそうですよ。
スコアは勝者フリッツから、6-7 (6-8)、6-7 (8-10)、6-4、7-6 (8-6)、6-4
いかにもMっ気たっぷりのフリッツ(笑)。
日本のアニメ好きといい、個人的に応援したくなります。
▶日没サスペンデッドでも折れない「M気質」の粘りとは?
くだんの試合は第4セットタイブレークで日没サスペンデッド。
蒸し返すつもりで言うと、無観客だと「シラけた」に違いありません(関連記事「ジャパンオープン無観客の可能性その続編」)。
第1、第2セットはともにタイブレークの末、相手に逆転されたから、第4セットのタイブレークではリベンジも叶うと思ったというフリッツ。
叩かれて叩かれてこそ這い上がるところが、やっぱりMっぽい(いやはや)。
▶おばけメンタルの正体は、実は「諦め上手」である
冗談はさておき、どうすればこんな「おばけメンタル」になれるでしょうか?
フルセットに強い錦織圭(5セット勝率は現役2位)もそうだけど、こういう選手は「ピンチを楽しめる」のだと思います(関連記事「『0-30? ちょうどいいじゃない』──損して得を取る技術」)。
ポイントはズバリ、「諦める」こと。
「えー、諦めたら負けちゃうじゃないか!?」と思われるでしょうか。
いえ、声を大にして言いますが、全然そうではないのです!
ここから先は
スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
