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質問215:サーブは「うちわ」のイメージ?

サーブは「うちわ」のイメージ?
こういうアドバイス、よくあります。
しっくり来るなら採用してもOK。
ただしボールを打ちながらイメージすると、スイングは崩れます。
言葉はイメージですが、その実体は「思考」だからです。

質問
テニス歴四年ですがまだまだ基本ができずにいますがサーブについて主人がうちわであおぐ打ち方とせよとよくいいますが もひとつぴんとこなく さーぶの打ち方をおしえてほしいです

回答


▶イメージ置き換えアドバイスの使い方


よく、「※※のようなイメージで」といったように、慣れ親しんだ別の動作に置き換えてスイングを習得させようとするアドバイスがあります。

しっくり来るなら、採用してもよいと思います。

ただしそれは、ボールを打たない素振りでイメージしてください。

なぜならボールを打つとき、動作についてイメージすると、スイングが意識的になってしまうからです。

▶イメージと「想像」は違う


イメージとはいいながら、その実体はうちわの動作について考える「思考」(関連記事「そのイメージは『思考』」)。

実際にボールを打つときに、スイングを「意識」してしまうのが、上手くいかない原因です。

ここではややこしい御託は省きますが、私の言うイメージとは「想像」ではありません

私たちを支配する無意識的な力です。

▶ボールを打つときはイメージしない


これらのイメージ置き換えアドバイスが有効なのは、その人に動作のイメージが本当になくて、身近なより易しい動作になぞらえることができる場合のみ。

というのもテニスゼロでもいろんなところで書いていると思いますが、やることは「テニス」ですから、その動作自体はまったく難しいものではありません

ただ、打つだけです(関連記事「テキトーに打ってればコートに入る(一同・笑)」)。

その証拠に、素振りならカッコよく振れるという人が少なくありません。

というより、ほとんどの人がカッコよく振れます。

なのに、いざボールが飛んで来たらちゃんと振れなくなるという事態に、皆さん困っているのではないでしょうか?

▶こんなイメージは不採用!


世の中にはいろんなイメージ置き換えアドバイスがあります。

では、それらの採用基準は?

たとえば「片手打ちバックハンドは刀を鞘から引き抜くイメージ」は、私なら採用しません。

なぜだと思いますか?

テニスの動作よりも難しそうだからです(笑)。

しかも、ほとんどの人が実際にはやったことがないと思います。

つまり頭で想像するバーチャルですから、イメージは曖昧。

曖昧なイメージでは、結果も曖昧になります。

しかも実際の動作が「振る」のではなく「引き抜く」ですから、結構違っていて、誤ったスイングイメージを作る危険もありそうです。

▶イメトレ時のお願い


「サーブ」と「うちわ」はどうでしょう?

うーん、微妙かもしれません……。

いずれにしても、やるならボールを打つ前。

繰り返しになりますが、ボールを打ちながらイメージする(考える)と上手くいかないのでやめてほしいというのが、注意というよりも、私からのお願いです。

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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)


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