わたしが美術館を好きな理由
好きなものを好きな理由って、きっと人によって様々。
私には、私だけの“好き”がある。
美術館に行くと心が癒される。
なんで好きなのか、疲れた時に「行きたいな」と思うのか。“好き”の理由を考えてみた。
展示室という空間
静かで薄暗い空間が落ち着く。
薄暗い部屋の中、飾られている作品だけにぽっと光が灯されている。
展示室の壁にはバランスよく絵がかけられてあり、そのすべてが明るいひだまりのようだった。
“ひだまり”という言葉がすてきな表現。静かで優しい温かさを感じる。
展示室内に作品たちが並んでいるのを見渡すのも良い。その風景もアートみたいだ。
本物を見られた時の感動
教科書にも載ってるような美術作品、誰もが知っているような絵画の実物を目にしたときの感動がある。それを間近でじっくり鑑賞できるのも嬉しい。

いろんな視点から見られる
作品を近くで見たとき、少し離れてみたときで感じ方が違うことがある。
特に印象派の絵は近くで見るとぼやっとしていて分かりにくい。離れてみると何が描かれているのか見えてくる。

筆の跡が見られる
油絵は筆の乗せ方によって、絵の具の凹凸が出る。その筆の跡を見るのがおもしろい。
作者によって特徴があったり、同じ作者でも何を描くかによって違ったりする。

制作の背景を想像する
作品解説を読んで、作品や作者の理解を深める。
知識を持つと作品の見え方が変わってくる。
どうしてこれを描きたいと思ったのか、時代背景、当時の人々の暮らしや考え方はどんなだったか、いろんな事を想像するのがおもしろい。
ほんとうの感動は作品を観終わったあとについてくる。
たとえばその作品を観たのが美術館なら、そこを出て、食事をして、電話に乗り、帰宅し、眠る直前まで、観た人の1日を豊かにし続ける。
作品そのものだけじゃない。
その場の空気、得られた知識や浮かんだ感情。
実際に足を運ぶことでしか得られない、肌で感じる体験すべてが好きなんだ。
