一人で行くわらび座 ― 自由のリハーサル
私は昔から、外のニュースにほとんど反応しない人間だった。
地震速報も、社会問題も、誰かがSNSで怒っていても、どこか遠い世界の話のように感じる。
家族が「熊が出たらしいよ」「また地震があったみたい」と言っても、
私は「へえ」と返すくらいで、特に感情は動かない。
一度、「私って冷たい人間なのかな」と思ったこともある。
でも今は、違うとわかる。
私はただ、外の世界の波動に巻き込まれない人なのだ。
🌾 わらび座の呼び声
そんな私が、珍しく「行こうかな」と思った場所がある。
それが秋田県のわらび座。
高校の修学旅行で訪れたとき、私は人生で初めて「魂が震える」という感覚を味わった。
みんなで踊ったソーラン節、熱気、音、あの瞬間の一体感。
あれは、今でも忘れられない。
そして今、私の好きな脚本家がわらび座でロングラン公演をやるという。
「これは呼ばれている」と思った。
まるで過去と未来が、ひとつの線でつながったような感覚だった。
🐻 熊ニュースの波動を超えて
ところがその直後、あちこちで「秋田で熊の出没」「危険」とニュースが流れ始めた。
母も娘も心配して、「今行くのは危ないんじゃない?」と言ってくる。
でも私は、不思議なくらい怖くなかった。
熊がどうとかではなく、
「呼ばれているなら守られる」という確信の方が強かった。
もしかしたら、熊は宇宙が仕掛けた「お試し」なのかもしれない。
本当に行く気があるのか、
外側の恐れに飲み込まれずに、内側の声に従えるのか——。
🚗 初めての一人旅
結局、娘は「熊が怖い」と言って同行を断った。
だから私は、初めて一人で行くことになりそうだ。
正直、熊よりも「一人旅の方が怖い」。
だけどその怖さには、少しワクワクも混じっている。
今まで誰かと一緒じゃないと動けなかった私が、
初めて“自分のためだけに動く旅”をする。
それはまるで、宇宙からの卒業試験のようだ。
🌬️ 自由のリハーサル
この旅は、ただの観劇旅行ではない。
「誰の意見も聞かず、自分の直感を信じて動く」
その予行演習、
つまり“自由のリハーサル”だ。
目的地は秋田。
でも本当の目的地は、私の中の「自由」にある。
だから行く。
熊がいようと、誰もついてこなくても。
私はこのタイミングで、“一人で立つ自分”を試してみたい。
#一人旅デビュー #自由のリハーサル #わらび座の呼び声 #外のニュースに動じない女 #魂の旅支度 #スピリチュアルエッセイ #熊より自由が怖い #内なる旅人
