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読書の5月、となるかは私次第

気がついたら、5月になっていた。

慌ててカレンダーをめくる。


この1枚をくるりとめくる、または、ぴりりと切り取る瞬間がいい。

1枚めくった先に見えるイラストや写真から、新しい1カ月を想像してわくわくする。そして、いまひとつだったなあという月は、くるりとぴりりの作業とともに、勝手になかったことにして次の月に進ませてもらっている。


ところで、我が家にはカレンダーが6セットある。

壁掛け用のものが4つと卓上用が2つ。
 
2人暮らしで、これはちょっと多い。
卓上のものは、1つは友人からもらったもので、切り絵のようなデザインがとても気に入っている。もう1つは日本で買ってきたもの。仕事の関係上、日本の祝日が入っているものが欲しかったためだ。
 
なぜ、壁掛け用が4つもあるのかというと。1つは自分で購入し、あとの3つは大使館や日本のクライアントから送られてきたもの、友人からもらったものだ。月の終わりに1枚(合計6枚)めくるたび、季節の花を楽しみ、私の好きなイラストや写真入りのカレンダーをプレゼントしてくれた友人たちのことを考えている。
 

スペインのカレンダーはない。
毎年、銀行からもらってくるものがあったが、そういえば、パンデミアになってからは行っていなかった。そのせいか、この町だけの祝日とか宗教上の休みの日がわからず、閉まっているスーパーに着いてから、ああ今日は祝日だったかと気づくことがある。
 

日本はゴールデンウイーク真っ最中。

私は日曜日真っ最中。
 
少しはスペイン語の勉強に本を読むことにした。住んでいるだけでは、語学は上達しない。身をもって知った、7年目の春である。


ねずみの本が二冊


 
数日前から、写真右の本を読んでいる。
日本語クラスの学生さんたちから勧められた一冊。
この町の10代の学生さんたちは、皆これで育ったといってもいいほど読んでいる本のようだ。私は大人であるが、みんなの話題についていくことも、ときには大事であろう。読んでみることにした。

日本では講談社さんから出ているようで、スペイン語だとヘロニモになるジェロニモ・スティルトンだ。


1巻から読みたかったが、近くの書店には3巻目からしかなかった。
各巻ストーリー完結型なので問題ないらしい。
だまされたと思って読んでみて、と言われたが、まだまだだまされている最中である。理学療法中にマッサージの痛みをこらえながら読んでいたからか、スペイン語だからか、私が大人になりすぎたからか、まだあまり頭に話が入ってきていない。これから面白くなってくるに違いない。期待が高まる。
 

 ◆

先日のハンマーの彼女から、元気にしているかとメッセージが来たので、今これを読んでいるよと返事をした。写真もつけた。
 
「面白そうね。読み終わって、お勧めなら教えて。」
 

メッセージを二度見した。
 
しかし、どう考えてもそのようなことが書いてある。
 
 
これは子ども用であるが、まあレベル的に私にちょうどいいので、と返事すると大笑いの絵文字が返ってきた。
 
彼女が今日も笑顔でいてくれるなら、よかった。

多分今日中には読み終わらない本とともに。

午後8時半、青空が広がり、月曜日はまだまだ遠く遠く離れたところに感じられるアンダルシア田舎より。


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