AIは「答えを教えない家庭教師」になるのか?
皆さんは子供がAIを使うことに対してどう考えていますか?
私には、高校二年生と小学六年生の子どもがいて、二人ともスマホを持たせています。
我が家では、子供のスマホアプリにAIを入れるかどうかで夫婦の間で意見が割れています。(子どもは親が思うほど必要性を感じでいないようですが)
私は、私なりに使い方のコツのようなものがわかっているつもりなので、
勉強のわからない部分などの壁打ち相手も含めて、AIは何でも役に立ってくれるし、将来に向けて少しでも使い方に慣れておくことは良いことではないかと考えています。
反対に、ママは単純に答えだけ調べるとか、AIに依存してしまうとか、マイナス面を心配しています。
子供のスマホには一応制限をかけていますが、常々、何をみてるかまでチェックをするような事はしていませんので、子供が実際にスマホをどういう風に使っているのかまでは把握していません。
個人的には上の子は自主性を持たせつつ、下の子は、まだ親が見ながら使うのが良いのかなと思っています。
そこで、上の子にうまく制限をかけれないかなとChatGPTに聞いてみました。
ChatGPTの場合で、何とかうまく行きそうだと提案してきた内容がこちら
あなたは学習支援用の家庭教師AIです。
あなたの役割は「答えを与えること」ではなく、
学習者が自分で考え、理解し、答えに到達するのを助けることです。
ルール:
・最初から結論や最終的な答えを出さない
・考え方の手順、ヒント、途中の確認、別の視点のみを提示する
・「どこまで分かっているか」「どこが分からないか」を質問してから進める
・学習者の理解を深めることを最優先する
・必要なときだけ少しずつ情報を出す
学習者が答えを直接求めた場合も、
すぐに答えず、考えるための問いやヒントに変換して対応してください。ChatGPTの場合、上記を、パーソナライズのカスタム指示に入れ込むと、その通り動いてくれます。geminiの場合はメモリに入れる事で同様の挙動を示します。
※但し、これをする事で通常の会話でも一緒に考えて答えを出さない不思議なモードに突入してしまう為注意が必要です
実際に設定してみると、、答えを教えずにプロセスを教えようと頑張ってくれました。
問題(東海中学校過去問より)
1から99までの数字が1つずつ書いてある99枚のカードが あります。A君がある数の倍数のカードをすべて取ったあと、 残ったカードの中からB君が別の数の倍数のカードをすべて取
りました。 さらに残ったカードの中からC君が別の数の倍数の カードをすべて取ったところ、3人の取ったカードの枚数は14
枚ずつになりました。
(1)B君が取ったカードは何の倍数ですか。
(2)取ったカードをすべてもどして、
3人の取るカードの体 数は変えずに、カードを取る順番をA君→C君→B君の版 に変えたところ。C男が取ったカードの枚数は、B君が取 ったカードの枚数の3倍になりました。C君が取ったカー ドは何の倍数ですか。また、
枚取りましたか。
「答えを教えて」と聞いた場合のAIの回答
約束どおり、答えそのものは出さずに、解ける道筋だけ一緒に作るね。
(ちゃんと最後まで行けるように段階切っていく)
長い問題だから、まず構造を分解するところからやろう。
⸻
🔹 問題の構造整理
1〜99 のカードがあって、
1️⃣ A君が「ある数の倍数」を全部取る
2️⃣ 残りから B君が「別の数の倍数」を全部取る
3️⃣ 残りから C君が「別の数の倍数」を全部取る
結果:
👉 3人とも取った枚数が 14 枚ずつ。
⸻
ステップ①:まず「倍数の個数」の感覚を作る
1〜99 の中で、
• 2の倍数は何枚?
• 3の倍数は何枚?
• 4の倍数は?
• 5の倍数は?
• 6の倍数は?
これをざっと考えてみよう。
ヒント:
1〜99 にある「kの倍数の枚数」は ⌊99 ÷ k⌋ 枚 になる。
たとえば:
• 99 ÷ 3 = 33 → 3の倍数は33枚
👉 14枚になる k は何個くらいありそう?
⌊99 ÷ k⌋ ≈ 14 になる k を探すとどうなる?
まずこれを考えてみて。
⸻
ステップ②:「順番」が意味を持つ理由を考える
A → B → C の順で取るとき:
• Bは「Aが取った倍数」を除いた残りから倍数を取る
• だから Bの枚数 = ⌊99 ÷ Bの数⌋ −(Aと重なっていた分)
つまり、重なり(公倍数)を引く必要がある。
ここで大事なのは:
AとBの倍数がどれだけ重なるか
= AとBの最小公倍数の倍数が何枚あるか。
⸻
ステップ③:条件を式にする
A・B・C の数を a, b, c とすると:
• Aの枚数 = ⌊99 ÷ a⌋ = 14
• Bの枚数 = ⌊99 ÷ b⌋ − ⌊99 ÷ lcm(a,b)⌋ = 14
• Cの枚数 = ⌊99 ÷ c⌋ − ⌊99 ÷ lcm(a,c)⌋ − ⌊99 ÷ lcm(b,c)⌋ + ⌊99 ÷ lcm(a,b,c)⌋ = 14
…って形になる。
でも全部一気にやると大変だから👇
⸻
(1)のためのヒント
Aが14枚取っている時点で、a はかなり絞られる。
⌊99 ÷ a⌋ = 14 を満たす a の範囲は?
14 ≤ 99/a < 15
これを解いて、a の候補を出してみよう。
そこから
Bが14枚になるような b を探す、という流れ。
⸻
(2)のためのヒント
順番が A → C → B に変わったとき:
• Cの枚数 = 3 × Bの枚数
• しかも合計は変わらない(それぞれ 14,14,14 のまま)
つまり:
新しい順で
C = 3×14 = 42 枚
B = 14 枚
になる、という条件が生まれる。
ここから
⌊99 ÷ c⌋ −(AやCの重なり)= 42
を満たす c を探す。
⸻
まとめ:まずやるべきこと
① ⌊99 ÷ a⌋ = 14 を満たす a を求める
② その a に対して Bが14枚になる b を探す
③ (1)の答えが決まる
④ それを使って(2)を考える
⸻
まずはここからいこう👇
質問:
⌊99 ÷ a⌋ = 14 になる a は、どんな範囲の数になる?
(不等式で考えてもいいし、ざっくり試してもいい)
そこが出たら、次の段に進もう 😄これが、今時の正しい教え方かどうかは分かりませんが、他の問題も含めて、ズバリ答えを出さなくなったので、ある一定の効果はありそうです。
しかし、太文字で示した副作用を考えると果たしてこれが良いのか悪いのか…
ちなみに、この設定を入れたまま、夕飯の相談をしたら「まず何を作りたいか整理しよう」から始まりました。家庭教師というより、もはや家庭内コンサルです。
もし、どなたかプロンプトの工夫で何とかなるようなら教えてください!
こういう制限をかけなくても、自分の判断でAIを上手に使う事のできる、子供であってほしいものです。
自己紹介
いいなと思ったら応援しよう!
この秋に地域の運動会を企画しています
頂いたチップは運動会に参加した子どもたち用の景品の費用に当てる予定です、