白饅頭日誌:6月18日「なぜ若者はそれでも高市政権を支持するのか?」
最近は仕事柄シンクタンクのレポートなんかもよく読むようになったのですが、先日こんな興味深いお話を読みました。
必ずしも若い世代にとっては親和的ではない政策も多いはずの高市政権を当事者である若者たちが支持するのは、高市政権がとりわけ財政政策によって指し示す「ナラティブ」にあるのではないか――という角度から分析した論考です。
「積極財政ナラティブは圧倒的に明るい未来を想起させる」ということにある。高市内閣がSNS世代に積極的に支持され、2月の衆議院選挙に大勝した背景には、この高市内閣と積極財政ナラティブの親和性がある、と考えていいのではないだろうか。
(2026年3月31日)より引用
https://www.mri.co.jp/knowledge/column/angle-20260331.html
このレポートはかなり乱暴に言ってしまうと「積極財政ナラティブは『明るい未来』をなんとなく想起させ、若年層が中心となっているSNS世代には支持されやすい」という話のようです。
まあたしかに一理あります。緊縮財政デフレ誘導より積極財政インフレ誘導政策のほうが、「好景気(景気加熱)」という点では間違いなくそうだし、少なくとも名目上の賃金はあがるし、「昨日より今日、今日より明日がきっとよくなる」という直線的でポジティブな時代意識は持ちやすいとは思います。そういう意味ではたしかに一定の説得力を感じるお話です。とくに若い世代が高市政権を支持しているのは周知の事実ですし、また財政出動を基調とした経済政策(いわゆるサナエノミクス)についても概ね好意的に見ていることもファクトでしょう。
そんなわけで、このレポートの言わんとするところの基本的な方向性には同意するものの、しかしながら「積極財政のナラティブのほうがなんだか明るくて希望が持てるから若者たちが支持している」とだけ説明してしまうと、ちょっと動機が「綺麗すぎる」というか、私が若い世代から直接見たり聞いたりして感じている印象とはだいぶ違っているように思います。
……つまりなにが言いたいかというと、若者たちを高市政権ひいてはサナエノミクス支持に傾けているのは、私に言わせてもらえばそんな明るくて穏当なエネルギーだけでは説明が足りておらず、そこにはこの日本社会に対するある種の「怒り」が少なからず含まれているということです。
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では若者たちが抱えている「怒り」とはどういうものなのか?
これについて私があれこれ説明する前に、私がいまどういう手紙を若い人から受け取っているのかを紹介したほうが直感的に理解できると思います。承諾を得て紹介します。
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