マガジン限定記事「それでも左翼がいずれ敗れ去る理由」
先月、こんなお手紙をいただきました。

お手紙ありがとうございました。たしかに「(左翼)ヘゲモニー」という言葉は私が最近よく使っていますね。
今日において、左翼(・左派・リベラル派)は民主主義の舞台である議会では議席をあまり持っていないだけで、言論・思想・教育・メディア・出版・新聞・放送・司法・行政などさまざまな領域に進出しその直接的/間接的影響力を行使して、世の中の「正義・正論・正道・正統・正史」の決定権を牛耳ることで、議席を持つのと同等かそれ以上の影響力を持ってきました。なおその力を巡る最前線の戦いこそが「辺野古抗議船転覆事故」です。
左翼(あるいは左翼的な思想にかぶれているタイプ)の皆さんというのは、SNSなんかを見てもわかるように、残念ながら他人から好かれやすい気質の人たちではないことが多いので、民主主義制度ではやや不利になりがちです。人当たりが悪いというか、愛嬌がないというか、上から目線で感じが悪いというか、まあいろいろ理由はあるのですが、とにかく左翼の人たちは「ふつうの人」からの人気があまりありません。
でもかれらは座学の「お勉強」とくに暗記系はもっぱら得意なので、そういうお勉強のできがよければ就きやすい仕事に就いて、世の中の「価値観」や「規範」や「秩序」を支配することで、間接的に影響力を保つようになりました。先述した言論・思想・教育・メディア・出版・新聞・放送・司法・行政なんかがその典型的な分野です。世の中の「ふつうの人」が接する情報や価値観や知見や道徳や規範や通念を牛耳ってしまえば、必ずしも永田町で席を持たなくても「政治」はできることにかれらは気づいたわけです。
辺野古事件をひとつのターニングポイントとして、SNSではそういう「ヘゲモニー」を支配する人たち(学者とかオールドメディアの記者とか有識者とかに)対する個別的な批判は強まっていますが、かといって世の中全体の「左翼ヘゲモニー」が回復不可能なほど崩壊しているかというと、そんなことはなく、今日も世の中の正義・正論・正道・正統・正史はほとんど例外なく各界に入り込んだ左翼インテリが編んできたものに依拠しています。
じゃあ左翼による間接的な支配構造は永久不変の絶望なのかというと、自分はそれも違うと思っています。驕れる平家も久しからずではないですが、やはりいつかは終わりが来ると思っています。しかもその終わりは割と近いのではないかとも。
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左翼のヘゲモニー(正統性の支配)が終わるとして、「終わり方」はどのようなものか? それにはいくつかパターンがあると思います。
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