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白饅頭日誌:8月9日「老人を養う『物語』が消滅する時代をみんな甘く見ている」

 さて本日の話題はこちら。

( https://x.com/ikedanob/status/2083428933031403619 より引用 )

 「いや池田さんなんぼなんでも言いすぎでしょ!w」とは思ってしまいましたが、とはいえ言及している方は(おそらく意図せず)社会保障問題の核心を衝いていると思うんですよね。

 いきなり結論から言ってしまうと、

 社会保障制度と「先人を敬う気持ち」つまり「敬老精神」って、実際にはそこそこ関係あると思うんですよ。

 
 いやもちろん社会保障制度の運営そのものは感情とかそういうものとは切り離された金勘定の計算式によって自動的に行われているので、先人を敬う気持ちみたいな情緒がその計算式になんらかの作用を及ぼすとかそういうことはないんですが、そうではなくてこの「社会保障制度」というシステムそのものをこの日本社会に在らしめている(正当化している)理念的な“裏付け”の柱として「敬老精神」は間違いなくあるよねということです。

 本邦の「社会保障制度」というのは、その仕組みをよくよく観察してみると、よくこんな無茶苦茶なものが当たり前のようにまかり通っているなと唖然としてしまうものです。どれだけ無茶苦茶かというと、たとえば20代の年収中央値の350万円の給与所得者がいたとしますが、その人が年間に支払う社会保険料と税金は以下の通りになります。

  • 厚生年金保険料:約33万円

  • 健康保険料等:約18.1万円

  • 雇用保険料:約1.75万円

 上記三点セット、占めて合計およそ53万円となります。毎度ありぃ!

 ここに所得税(5万円)、住民税(15万円)を足しますとおよそ73万円となります。(※なお事業者負担を入れるともっと多くなります)いや、普通にイカレてるでしょ。350万ぽっちしか稼いでない人間から税金よりもはるかに重い保険料をここまでふんだくっていくわけですよ。合算すると年収の20%以上が税と保険料に消えることになります。年収350万円のサラリーマンからすれば、この国と「社会保障制度」のために2か月超タダ働きを強いられているに等しい。

 サラリーマンとして会社で働いているかぎり、「社会保障制度」の網目から逃れることはできず問答無用で毎月の給与から天引きされます。逃れ得る方法は基本的に一切ありません。20代で社会に出て働き始めたならその瞬間からお年寄りの皆さんのために2か月以上タダ働きして「お支えする」のが確定します。例外はありません。

 ……どう考えても凄まじいシステムでしょこれは。

 税金の倍以上もする保険料を、350万円なんて大して稼いでもいない若者から50万円以上もふんだくるんですよ。これが暴力でなくてなんなのかという話です。冷酷きわまりない強制収奪システムこそが社会保障であり、「世代と世代の支え合い」「困ったときの助け合い」なんて生易しい内実ではないわけです。

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 350万円ぽっちしか稼いでない人間から50万円以上を有無を言わさずぶん取っていく横暴きわまりないシステムでも、芯から納得しているわけではないにしてもそれでも大きな暴動が起こったりもせず、とりあえずこの国の「基本的仕組み」としてなんやかんやで受け入れられていたのは、この制度が優れていたからとかそういうことではなく、

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