【人生の栞】「変かな?」と聞いた娘へ。私たちは今、答えの途中にいる
こんにちは、てるてるです。
わが家には、ミニゴジラ(小2)と、よちゴジラ(1歳)の6歳差の姉妹がいます。
子育てをしていると、不意に、正解のない問いを投げかけられることがあります。
大人になっても、親になっても、私たちは迷い、揺れ、立ち止まる。
これは、小学2年生の娘と交わした、ある日の静かな対話の記録です。
「普通」という言葉の枠の中で、自分らしくあろうとする小さな背中を、どう見守っていくか。
答えはまだ出ていません。
けれど、その「途中にいる」時間を大切に綴ってみたいと思います。
「私って、変かな?」という小さな震え
最近、小学2年生の娘が、ぽつりと言いました。
「ママ、私って、お友達より変かな?」
その言葉に、少しだけ胸がきゅっと締め付けられました。
私はすぐに否定したり、慰めたりすることをせず、まずは娘の言葉をそのまま受け取ることにしました。
「どうして、そう思ったの?」
娘は少し考えてから、心の内にあった「違和感」を少しずつ言葉にしていきました。
「だって、私が好きな遊びはマインクラフトだし、仮面ライダーが好きだし、スカートをはくのも、あんまり好きじゃないから」
娘がどこで立ち止まり、誰の視線を気にしているのか。
その輪郭が少しずつ見えてきました。
けれど私は、まだ核心には触れずに、自分の話をしてみることにしました。
「ママはね、子どもの頃から今も、名探偵コナンと忍たま乱太郎が好きなんだけど、それって変かな?」
娘は首をかしげて、
「んー、それは男の子も女の子もいるから、変じゃないと思う」と答えました。
私は、ただ黙って頷きました。
「好き」と「まわりの目」のあいだで
しばらくして、娘は続けました。
「お友達の〇〇〇ちゃんが言ってた。マインクラフトは、男の子がするものだよって」
私は、以前一緒に行ったレンタルショップでの出来事を話しました。
忍たま乱太郎のDVDを探していたら、そこは「男の子コーナー」という棚だったこと。
でも私は、そこにある物語が好きで、今も変わらず楽しんでいること。
娘はまた、少し黙り込みました。
そして、本当の願いを漏らしました。
「本当はね、靴はもう少し走りやすい運動靴がいい。でも、男の子みたいって言われたくない」
自分の「好き」を貫きたい気持ちと、まわりの色に染まらなければという不安。
そのあいだで、彼女の小さな心は、激しく揺れていました。
『銀ちゃんのラブレター』が教えてくれるもの
娘の話を聞きながら、私の心にある歌が流れてきました。
『おかあさんといっしょ』で親しまれている、『銀ちゃんのラブレター』という歌です。
文字が書けない、銀のじょう君。
彼は大好きなユリちゃんへ、季節を封筒に詰めて贈ります。
春には桜、夏には貝殻、秋には落ち葉、そして冬には雪を。
解釈は人それぞれだと思いますが、私はずっと、こう受け取ってきました。
「自分が好きなものを、大好きな人にも伝えたい。たとえそれが、まわりと同じ形じゃなくても」
言葉にできなくても、形にならなくても。
「これが好きなんだ」という純粋な気持ちをそっと差し出すこと。
娘が今抱えている迷いも、きっとその「自分だけの好き」を守ろうとする、大切なプロセスなのだと感じました。
答えは出さずに、味方でいる
今の私に、娘を納得させる「正しい答え」は分かりません。
「気にしなくていいよ」と笑い飛ばすのは簡単かもしれないけれど、彼女が感じている葛藤は、そんなに軽いものではないからです。
ただ一つ、はっきりしていることがあります。
「私って変かな?」と、自分の弱さを打ち明けてくれた娘の勇気を、私は何よりも大事にしたいということです。
すぐに答えを出さなくてもいい。
無理に背伸びをして、まわりの色に合わせなくてもいい。
少なくとも家の中だけは、自分の「好き」を「好きだ」と安心して言える場所でありたい。
娘がどんな選択をしても、私はその「好き」の味方でいよう。
そう心に決めました。
私たちは今、ちょうど、途中にいます。
悩みながら、迷いながら、自分だけの「栞」を人生のページに挟んでいく。
その淡い時間を、焦らずに一緒に歩いていこうと思います。
旅のおわりに
世の中にはたくさんの「普通」が溢れています。
けれど、その「普通」に自分を合わせようとして、心の灯火を消してしまうのは、あまりにも寂しいことです。
答えの出ない問いを抱えたまま、娘と一緒に靴を選びに行こうと思います。
彼女が、彼女らしい歩幅で歩いていけるように。
#子どもの成長記録 #人生の栞 #家族エッセイ #多様性を考える
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最後まで読んで頂きありがとうございます💐頂いたチップは、祖母へのお花のプレゼントに変えて、そっと想いを届けたいと思います🌼温かなお気持ち、本当にありがとうございます。