夢ではなく、現実を見よう【生きのびるための事務】
いま、書きたい気持ちがいつも以上にむくむくっと沸き起こっています。
なぜなら、『生きのびるための事務』を読んだから。
この本が流行ったのは知ってたけど、内容はほとんど知らなかった。「事務」っていう言葉から、勝手に会社の総務とか人事とかいう「事務」を想像していたら、全然違ったんよね。
この本が語る「事務」とは、わたしがわたしらしく生きるために必要な現実を示してくれているのでした。
本を出したいなら、いま何をすればいいの?絵を描きたいなら?いまの生活で何時間書く(描く)ことができるの?費用はいくらかかる?
夢見る夢子ちゃんで終わらないよう、いますべきこと・考えるべきこと、これから進むべき道筋を導いてくれるもの。それが、生きのびるための「事務」です。いわば、人生の指南書。

『生きのびるための事務 第3講 未来の現実を描く』より
※このグラフは「10年後の未来」バージョン
例えば。
現在と10年後の未来を円グラフで表して、見比べてみる。
未来を描くときには、夢ではなく、段取りを組むように、ある1日の動きを時間ごとに割り振って考えてみる。ポイントは、自分にとって面白くないことは1秒も入れないこと。
「恭平は何をする人になりたいんでしょうか?」
「え、俺の夢? 建築家を目指してたけど、どっちかというと、本を書く人になりたいんだけどなあ、音楽家にもなりたいし、ほんとは俺絵を描くのも好きだしなあ。それってなんて言えばいいんだろうね。将来の夢って」
「だから、将来の夢なんか必要ないですよ」
「あ、そっか」
「夢なんか必要なくて、必要なのはいつだって、将来の『現実』ですよ」
『生きのびるための事務 第3講 未来の現実を描く』より
何になりたいか、ではなく
何をやりたいか。
そうすると、おのずと一日の予定表が埋まり、現実が見えてくる。理想の一日を実現するには、何をすればいい?いくらお金が必要?何を手放して、何から始めればいいの?
わたしも試しに10年後の未来グラフを書いてみました。
そしたら案の定、「書く」の比率がめちゃくちゃ多かった。
作家になりたい、ではなく
書きたい。
ただそれだけ。シンプルなんです。
では、思うがまま書くためにはどうすればいいか?現状では、とてもじゃないけど無理です。10年後、「書く」に充てた時間は、いま「仕事(パート)」に覆われている。
もっと割のいい仕事を探して、働く時間を減らすのか。もしくは仕事自体を辞めて、お金と引き換えに書くことを選ぶのか。いやいや、書くことでも収入を得られるようにするのか。いろんな手段があります。
こういうことを考えていくのが、「事務」なんだと。なるほどー!かつて聞いたことのない表現で、めちゃくちゃわかりやすい。ここに『生きのびるための事務』が人気となった理由が隠されているんだろな。
「小説家の村上春樹さんは1日、原稿用紙10枚書くんだって。どんな時も10枚、エッセイにそう書いてた。それくらい書きたいね」
(中略)
「1冊200ページの本なら原稿用紙350枚ってことかな?毎日10枚書いたら、1ヶ月半で書き上げられそうだね」
「でもさ、書くネタがあればいいけど、なければ書けないよね……」
「そうやって考えると、急に難しくなるの分かります?何か一つの素晴らしい作品を必ず作らなきゃいけないみたいになると、準備して推敲して年に1冊出せるか分からない……みたいになります」
「まず完成品を作ろうとしなくていいし、ネタとかもどうでもいいんです。事務的に考えると、「本を書く」ことと「本を作る」ことでは、全く別のことです」
わたしの書きたい欲を駆り立てたのは、この部分です。
プロが1日10枚だとすると、ド素人のわたしでも1日1枚(=400字)くらいなら書けるんじゃないか?って。
noteを書いている皆さんならおわかりだと思うけど、書くことが好きな人の400字ってけっこう短い。この記事だって、今の時点で1500文字くらいあるもん。ちょいと書くだけで、案外簡単に400字に到達してしまうんよ。
(クオリティを気にしなければ)1ヶ月半で短編くらいのボリュームは書けちゃう。ちょっと視点を変えただけなのに、なんだかすごい勇気をもらった気がします。
しかも、「noteに投稿する」「毎日更新する」ことが目的じゃないから。公開ボタンを押そうが押そまいが、関係ないのよ。もうそんなことに悩まなくていいの。わたしがやりたいのは、「毎日書く」ことなんだから。
“夢”とか“目標”に囚われすぎちゃってる人は、そんなの捨てちゃいましょ!“現実”を見て、コツコツと日々を重ねていきましょ!その先に、きっと思い描いた“未来”が待っているはずだから。あなたもわたしもね。
いいなと思ったら応援しよう!
応援ありがとうございます!これからも心を込めて、書いていきます!