ソーシャルワーカーのひとりごと 〜時を経て〜
昨夜仕事で関わりのある地域の集まりがありました。私(正確には私が所属している事業所)は何年も前からその集まりに参加しているのですが、その場に、地域にある事業所のAさんが初めて参加していました。
Aさんとは10年以上前から関わりがあり、私が担当していたケースのことでも大変お世話になっていました。
私は短いスパンで異動を繰り返していた時期があり、一時疎遠になっていたのですが、数年前に今の職場に戻り、再び仕事で関わるようになっていたのです。
初めて関わりを持ったとき、私はまだ若く、尖っていた(笑)こともあり、ケースの対応について、生意気な注文をつけていたことを思い出します。
今となっては「もう少し言い方があったよな」「自分の立場だけでなく、相手の立場も考えなければいけなかったよな」などなど、数えればきりがないほど、恥ずかしい記憶が蘇ってきます。
数年ぶりの再会の最中、用事でAさんの事業所にお邪魔したときに、私が以前担当していたケースの話題になりました。
私にとってはとても思い出深いケースで、関わりの途中で異動になってしまったので、最後まで関わることができず、心残りの部分がありました。
Aさんもそのケースのことは、とても鮮明にそのときのことを覚えていらっしゃいました。
その話をしているときに、Aさんから、こんな言葉をもらいました。
「◯◯さんと、時を経て、こんな話ができるとは思わなかった。なんだか嬉しいですね」
私もちょうど同じようなことを考えていて、あのときお互いに抱えていた思いが、このタイミングでリンクして、ケースに対する気持ちが重なったことで、同じ風景を見て、本当の意味での共有ができたのだなと思いました。
おそらく当時関わっていたときの私は、若さゆえの見栄や意地など、変なプライドがあり、本当の意味でAさんのような事業所の方と向き合えていなかったのではないかと振り返っていました。
そして、
「時を経て、今こういう話ができる」
ということに、素直に喜びと嬉しさを感じるきっかけをくれたAさんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
昨夜は集まりの後、懇親会がありましたので、初めて仕事の枠を外れた場でAさんと話をすることができました。
この集まりの場に一緒に参加できている喜びを分かち合い、多少フォーマルな場でもあったので仕事の話も交えつつ、お互いのことを情報交換しました。
実際話を伺っていて、Aさんの柔らかいお人柄に触れることができ、短い時間でしたが、楽しいひとときを過ごすことができました。
今度は本当に仕事の枠を外れて、話をする機会を設けることを約束することもできました。
久しぶりに心穏やかになったひとときで、今週の疲れが一気に吹き飛びました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
