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sumeshi_baitai
サイダーと恋の予感【掌編小説】
これあげる。恥ずかしそうに彼が言う。
ひんやり冷たい三ツ矢サイダー。
好きだって言ってたからさ。
そういう彼の頬は赤い。
ありがとう。受け取る時に触れた手の指。
じゃあまたね。彼が笑顔で手を振った。
出ていく彼の背中を見つめる。
ドキドキドキ...鼓動がずっと鳴り止まない。
どうしよう、どうしたらいい?
居ても立っても居られなくなり、
思わず廊下を走り出す。
◯◯くん!一緒に帰ろう途中まで。
うんいいよ。彼は少し照れていた。
あ、そうだ。帰りながらこれ飲もう。
君がくれた、三ツ矢サイダー。
プシュッと開けるとシュワワワワ。
あーやっちゃった、走ったからだね。
炭酸の泡が弾ける口の中。
私の心も何か弾けた。
