おすすめの漫画を紹介する 始まりたて編

こんにちは。個人的に面白いと思った漫画を紹介しようと思います。
当記事では、始まりたてのものを紹介しようと思います。紹介するのに必要な範囲のネタバレがあるので、そこはご了承ください。


MOGAKU

父親を亡くした高校生が、家族のために競輪選手を目指す漫画です。
主人公だけではなく、登場する選手一人ひとりが持つ熱狂的な動機が疾走感のある筆致で描かれており、読んでいると慄きつつも胸を打たれます。とても面白い作品なので、全力で競い合うドラマが好きな人は、ぜひ読んでみてください。

まりも兄弟の茶飯事

アイドル、芸人、普通の高校生という、全く違う個性を持った三つ子の兄弟が主役のコメディ漫画です。
彼らは兄弟であることを秘匿するようにしているのですが、その割には結構ザルで、そういったことに起因するトラブルが多く描かれています。
キャラクターがみんな変で、しかしどこかかわいらしいのが魅力の作品だと思います。私は香宗我部さんというキャラが好きです。静かに狂っているからです。

シテの花-能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-

不慮の事故でダンサーを辞めた主人公が、能の道に進む漫画です。
主人公が筋の通ったいい奴で、ぶち当たった壁をまっすぐ超えようとアプローチする努力家なので、読んでいて好感が持てるなあと思います。
能の魅力が存分に伝わってくる荘厳な画作りも、この作品の良いところだと思います。宗家にいる能楽師の方を監修につけるなど、取材にかなりの力を入れているようなので、能に関わる細やかな部分に注目してみてもいいかもしれないです。ぜひ読んでみてください。

廻天のアルバス

勇者アルバスが世界を救うため、過去に戻って最適な魔王の倒し方を模索するループものの漫画です。
特定の人物を仲間にしたり、逆に知り合わなかったりなど、今まで試した様々なルートの描写を明示し、現在はどういったルートを選んでいるのか、彼らとどのような繋がりを持っていたのかの説明を同時に行う掘り下げ方が好きです。
アルバスがどうなるのか、打開策はあるのか、この先が気になる一作です。


黒魔法寮の三悪人

魔法の世界で、悪の素質を持った三人の女子が様々な蛮行を働く漫画です。
悪さの引き出しが豊富で、それらによって畳み掛けるように酷い状況へと転がり落ちてゆくので、ある種痛快さがあります。よくもまあ毎週これほどのアイデアをポンポンと詰め込めるなあと思います(この作品は週刊連載です)。そういうものが見たい人におすすめです。

チハヤリスタート

学生時代に陸上競技を挫折してしまい、それを引きずったまま大人になった主人公が、昔の仲間と出会い陸上をやり直そうと奮起する漫画です。作者は『1Fの騎士』のたけうちホロウ先生です。かろやかでありながらとても迫力のある画を描く、すごい方だと思います。
登場人物各々が、自身の弱さや都合の悪いしがらみにどうにか向き合い、陸上への情熱に対しひたむきになっていくのが好きです。この先どういったところへとたどり着くのか、楽しみです。

へるしーへありーすけありー

不健康な美大生が吸血妖怪と出会い、血の味を美味しくするために健康体を目指す4コマ漫画です。サムネイルに映っているのは主人公で、顔色が悪すぎてカラーページなのにここだけ白黒みたいになっています。
ざらついたインクのような描線や定期的に入り込む書き文字など、画作りにおける力の抜き方、崩し方が上手で、何だかおしゃれだな、と思います。スレてしまった美大生達と、特にそんなことは無い妖怪が引き起こす緩めのドラマが面白いので、おすすめです。

織田ちゃんと明智くん

高校生カップルの前世が明智光秀と織田信長だったことに端を発する、様々な出来事を描いた漫画です。
裏切りによる命のやり取りを行っていたおじさん2人という前世の記憶と、恋仲の若い男女という現代の人格の差異によって、アイデンティティや人間関係がかき乱される様が個人的にとても好きです。時折深刻なトーンになったりもすれど、基本的にコミカルなノリで進むのも良いと思います。

アザミヤコを好きになる

許嫁(?)のアザミヤコさんが実はヤバい人だったので、頑張って好きになろうとする漫画です。
原作者ユニティコング先生による、文字やフキダシの唐突な拡縮などの勢い溢れる表現技法が、ツノニガウ先生の美麗な作画を通して謎の迫力を発揮しており、読んでいると何かしらの膨大なエネルギーを得られる気がします。
あと、髪のボリュームがすごいのも、ヤコさん以外も普通にズレた感性を持っているのも好きです。


さわやかなディオラマ

何故か現実へと来てしまった乙女ゲームのキャラと、親族が亡くなったばかりの女性が一緒に暮らす漫画です。作者は、『ご飯は私を裏切らない』や『春あかね高校定時制夜間部』を手掛けたheisoku先生です。
創作物のキャラと同居するというシュールな出来事とは裏腹に、やけに地に足のついた悩みやコミュニケーションが描かれるのが面白いです。heisoku先生の作品全般に感じることなのですが、登場人物の姿勢が後ろ向きなようで何だかんだ前向きなのも好きです。

 『さわやかなディオラマ』1巻,p55 2話より

おわりに

以上です。まだ単行本化されていない作品も含まれていますが、基本的にはタイトルの下に貼ってあるwebサービスのリンクから読むことができると思うので、ぜひチェックしてみてください。


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