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芳文社で熱波師の漫画が2作も始まっていて、すごい

モーニング連載の『サ道』が「ととのう」という概念を世に広め、サウナブームを牽引して以来、漫画界ではサウナを扱う作品が増加した。まんしゅうきつこ先生の『湯遊ワンダーランド』や大町テラス先生の『お熱いのがお好き?』など、今やサウナ漫画は定番とは言わないまでも、ひとつのジャンルとして定着しつつある。

この間も、まんがタイムきららフォワードで『氷舞のアウフギーサー』という連載が始まった。

ロウリュ(サウナストーンにアロマ水をかける)で蒸気を発生させ、それをタオルで撹拌する熱波師(アウフギーサー)に焦点を当てた、サウナ漫画の中でもかなりニッチな作品だ。

原作者の笠間先生は過去にも『さうのあっ!』というサウナ漫画をきららフォワードにて連載していた。同誌で再度サウナ漫画を連載するにあたって、別の切り口で取り上げるに至ったのだと思う。第一話を読む限り、専門的なテーマでありながら物語は丁寧に展開されていて面白かった。前作の要素が含まれている点も嬉しい。

一方、まんがタイムきらら系列を出版している芳文社のWeb媒体、COMIC FUZでは、最近このような漫画も始まった。

『ネッッッッッッッパ!!!!』という、これまた熱波師を取り扱った作品である。同一出版社からほぼ同時期に、熱波師というテーマの作品が二作も登場したのだ。そんなことってある!?
コロコロなどの児童誌では、デュエマやベイブレードなど、各種ホビーを宣伝するための漫画が多く連載される。そういった漫画ではしばしば、取り上げられるホビーが爆発的に流行っていている世界が舞台となる。
『ネッッッッッッッパ!!!!』は、そのホビーが熱波(アウフグース)に置換されたような、これまた奇妙な世界を舞台とした作品である。

アウフグースは、ショーとしての側面を強調したジャンル(ショーアウフグース)が存在したり、大会が行われていたりと、興行・スポーツ的な要素も持ち合わせている。『さうのあっ!』でも、こういった要素を取り扱った回があった。
『ネッッッッッッッパ!!!!』の世界にはアウフグースのプロリーグが存在しており、TVで試合が中継されていたりするが、これは、このようなアウフグースの前提にホビー漫画的なアレンジを加えた結果なのだろう。

それはそれとして、コロコロコミック系列のWeb媒体である週刊コロコロでは、少し前にギエピーで有名な穴久保幸作先生による『サウナウォーズ』が連載されていた。これもまた、サウナを利用するテロリスト集団が登場する無茶苦茶な世界が舞台の作品であった(この作品に関しては、それどころではない様々な部分も異常ではあったが)。連載時期にそこそこのタイムラグがあるとはいえ、コロコロ系列のサウナ漫画と児童誌的ノリのサウナ漫画も併存しているのは驚きだ。

珍しいことが起きているな~と思って書いた記事だが、今回紹介した作品はどれも個人的には面白いと思うので、よければ注目してみてほしい。

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