おすすめの漫画を紹介する 結構続いている編

こんにちは。個人的に面白いと思った漫画を紹介しようと思います。
当記事では、始まってからそこそこの時間が経過しているものを紹介しようと思います。紹介するのに必要な範囲のネタバレがあるので、そこはご了承ください。


カシバトル

お菓子を禁止された世界を救うため、お菓子を武器にする能力者達が戦う漫画です。作者である吉もと誠先生の前作『ウソつき!ゴクオーくん』に登場する作中作が元となっています。
お菓子で戦うというところに取っ付きづらさを感じる人もいるかもしれないですが、能力バトルというざっくりとしたジャンルを好んでいる人はカシバトルも好きなんじゃないかと思います。ゴクオーくんでも描かれていたような、細やかな心理を的確に捉えたドラマも組み合わさり、とても見応えのある作品となっています。
ホワイ・Tという本当にギリギリなキャラもいるので、そちらにも注目してみてください。私は、二湖鮴不煮(にこごりふに)さんというキャラが好きです。

ガールクラッシュ

コピー能力に長けた日本の女子高生が、K-POPアイドルを目指す漫画です。下手すればドロドロとした禍根が生まれそうな事態になっても、大体の場合登場人物達がサパッと解決を図るので、何だかずっと爽やかでスムーズに事が運びます。皆がまっすぐぶつかって高め合うので、読んでいて気持ちが良いです。可愛さとかっこよさが同居したパリッとした絵柄も、K-POPという題材に合っていてとても魅力的だと思います。
スアさんという先輩アイドル候補生のキャラがいるのですが、彼女に関わる話がとても好きなので、よければ読み進めてみてほしいです。

アイドリバティ

様々な事情を抱いた女子たちが、再起をはかるためにアイドルグループを結成し、成り上がっていく話です。インディーズでアイドルを始めるにあたってどうしても発生してしまう様々な課題に対して、泥臭くも本気で取り組んでいくのがかっこいいです。
私は、一丸(いちまる)というガラの悪い丸メガネのアイドルが好きです。元々ロックバンドで曲を作っていた彼女をメンバーとして加入させることでいい意味でも悪い意味でも場が荒れるのですが、それらのエピソードが個人的に面白くて好きです。あと、最新刊でほぼほぼ向井秀徳のようなおじさんも出てきます。気になる人はぜひ読んでみてください。

COSMOS

心を読める高校生が、宇宙人に対応する公職に就く漫画です。作者は『べるぜバブ』の田村隆平先生です。
ケレン味の効いたアクションとしっとりとした雰囲気が同居していて、全体的におしゃれでかっこいいです。その上で公務と宇宙を絡めることで初めて作り出すことのできるドラマを毎度色んなバリエーションで提供してくれるので、高度なことは分からないけどものすごくレベルの高いことをこなしているんだろうな、と思います。おすすめです。

カラフルグレー

不死身のお嬢様が猟奇的なお屋敷の謎を解いたり、実権争いをしたり、だらけたりする漫画です。
突拍子もないスラップスティックなことばかり起きるような作品かと思いきや、登場人物はみな存外に理性的なので、狂った事象に対する冷静な指摘が飛び交います(理性とか無いキャラもいます)。そのようにボケとツッコミの応酬が持ち回りで行われ続けるのが大きな魅力だと思います。
少しグロくてゴシックな世界観が好きな人はもちろん、面白い掛け合いや会話劇が好きだ、という人にもぜひ読んでみてもらいたいです。

あらくれお嬢様はもんもんとしている

プライドが高く性欲も強い女子と規律を重んじる男子が、対立しながらも徐々に親交を深め合っていく漫画です。
毎巻のおまけにその後が描かれているので読者にはすぐ分かることなのですが、この2人は最終的に恋仲になります。ついこの間、本編でようやくそれが達成されたのですが、今は、そうなってからは一体どうするのかという話をしています。互いの愛情や性欲をどのように受け入れ合っていくのかという話を、フェティッシュな描写を交えながら進めているすさまじい状態なので、読み始めるなら今だと思います。

いつか死ぬなら絵を売ってから

趣味で絵を描いていた清掃員の青年が金持ちにパトロンを持ちかけられ、画業へとのめり込んでいく漫画です。
元来持っていた素朴な感性を、アートマーケットという浮世離れした世界でまかり通っている観念や同僚のおばちゃんの思いなどと対置させ、すり合わせ、自分がどういった価値観を持っているのか考えていく過程が丁寧に描写されていて、興味深い作品だと思います。作中で主人公が描いているアートのスタイルも好きです。

J⇔M ジェイエム

『ヒナまつり』の大武政夫先生が手掛ける、殺し屋Jと女子小学生恵の入れ替わりもの漫画です。
ヒナまつりを知っている人であれば分かるかもしれないですが、ギャグが本当に面白いです。毎話、どんどん事態が斜め上にズレていきます。
しかしながら、殺しから縁遠い生活をしていた女子を巻き込んでしまったことにどう向き合うかなど、要所要所で心情について切れた描写を挟むこともあります。それもこの作品の魅力であり、そういった部分で補強したリアリティが、逆説的にギャグの良さを増幅させているとも思います。
最新エピソードもすごいので、ぜひ読んでください。

ニセモノの錬金術師

何でも完璧に作れる能力を持って転生し、錬金術師として生計を立てていた主人公が、呪術師の奴隷と出会っていちゃついたり戦ったりする漫画です。
この漫画の魅力は、登場させたテーマに対してとにかく誠実に向き合い続けるところだと思います。愛情、倫理、社会構造、世界の在り方などといったものが納得行くまで語られる豪胆な構成を為しています。それゆえにジャンルもひとことで言い表せるようなものではなく、その時々によってガラッと変わっていきます。
この作品は当初ネーム状態で公開され、そちらの方で既に完結していた(現在は続編が描かれています)のですが、最近になって作画担当の方がついた商業版がスタートしました。長めな作品なので、先にネームの方を読んでしまうのもいいし、商業版の連載をゆっくりと追うのもいいと思います。

僕はまだ野球を知らない

統計に基づき戦術を組むセイバーメトリクスを活かし、弱小野球部を甲子園へ導こうと、新監督が画策する漫画です。『ハルロック』などを手掛けたり、最近はよくTwitterでエッセイ漫画を上げたりしている西餅先生による作品です。
データに基づく作戦の正確な実践、そしてそれに必要なきちんとした意思疎通を重視し、実力はあるもののプレイングに偏りのあるチームへと立ち向かっていく様は、野球に詳しくなくとも面白いです。あと、ハルロックなどの過去作に触れたことのある人は分かると思いますが、変な人との変なコミュニケーションが行われることで発生する変な空気も面白いです。
元はモーニングツーで連載していたのですが、終了後にnoteやpixiv、Kindleなどで続編が連載されています。是非読んでみてください。

おわりに

以上です。単行本でも単話でもいいので、一度目を通してもらえると、嬉しいです。

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