第2章 2.5 種の選び方と種採りの方法(自家採種)/ 【自然農マニュアル】
こんにちは、自然農法家のてっちゃんです。
自然農法をたくさんの方が実践しやすくなるよう、情報発信をしています☀️👨🌾
今回は、自然農マニュアル 第2章の「2.5 種の選び方と種採りの方法(自家採種)」です。
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1. 種の選び方(固定種・自家採種)

自然農法において、『自然農法を成功させる秘訣は種にあり!』と言って過言ではないほど、種選びが最も重要です。
先に、結論(要点)です。
👉️ 自然農法の基本は 「自分で種を取り、つないでいく(自家採種)」 ことです。自家採種を繰り返すことで、その畑・地域の気候や土に適した「強い種(地元化)」が育ちます。(自然農法センター)
2. なぜ「自家採種」が重要なのか
種は単なる「材料」ではなく、その土地の特徴を記憶する能力があるのです。見た目ではわかりませんが、昔から代々受け継いできた種は、その地域の気候や土にあった種に自然と変化してるのです。
国際的には、20世紀以降に作物の遺伝的多様性が大きく減少した(約75%の損失)と言われています。種の保存の観点としても、農家自らが自家採種を行い、種を守る意義は大きいとされています。
3. 「自家採種を繰り返す」= なぜ“強くなる”のか(仕組み)
自然界では「選抜」が日々起きています。あなたが毎年“よい株”の種だけを残すと、次世代はその土地で生き残りやすい形質が増えます。これが「局所適応(local adaptation)」です。実験的にも種の地域適応は確認されています。(PMC)
4. 種の種類、固定種とF1の違い

種は大きく分けると「固定種(在来種)」と、「F1」の2種類があります。
固定種(open-pollinated / heirloom):"作物としての特性が固定"されています。採種すると親と似た性質が出やすく、種取りに向く。
F1(エフワン):第一世代(使用した種)は揃いが良いが、種を採った次世代の性質はバラつきやすく「親と同じが出ない」ことが多い(種取りには向かない)。
自然農法では、固定種や在来種を育て、種採りをし、強い種を育てていきます。
5. 初心者向け・超シンプルな自家採種の手順

自家採種の詳しいやり方は『第4章:種と苗』でご紹介します。 ここでは、自家採種の簡単な流れだけご紹介します。
固定種を選ぶ:F1は避ける。
良い親株を選抜する:病気がない、形がよい、元気な株から種を取る。
交雑対策をする:トマトや豆は自家受粉しやすいが、アブラナ科やトウモロコシは交雑しやすい。必要なら距離を取るか、時期ずらしや袋掛けを行う。
採種→乾燥→保管:完全に乾かしてからラベルを付け、冷暗所で保存(ガラス瓶や封筒で可)。保存寿命は種種で異なるので確認を。
毎年「選抜」を繰り返す:次の年もベスト株の種だけを残す。
まとめ:自然農法における“成功の秘訣”
自然農法で結果を出す最も重要な要素の一つは 「種を自分で育て、毎年選抜し、つないでいくこと」 です。
自家採種を続けることで種はその畑に馴染み、徐々に強く・安定していきます。これが自然農法の根幹であり、他農法と差別化される大きな利点です。
ここまでお読みいただきありがとうございました✨
第2章は以上です。次回からは『第3章:土づくり』で、初回は「3.1 良い土の作り方」です。お楽しみに!
皆さんが自然農法を楽しみ、たくさん収穫できることを祈っております🧑🌾
