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ハナイカ

自分のホームとしている海で、これまで観察していなかった新たな生物に遭遇することは、何モノにも変え難い喜びがあります
これまでにも、ありえないような生物との遭遇がありましたが、このハナイカもそのアーカイブの1つに加えられました
1ヶ月ほど前にハナイカが観察されたとの噂を聞き、何度か捜索しましたが見つかりませんでした
半ば諦めかけていた数日前ことです
メッセンジャーでハナイカが出ました!との情報が飛び込んできました
かと言って、授業を休講するわけにも(笑)いかず、午前中の講義を終わらせて、摂るものも取らずと言いたいところですが、そこは還暦を過ぎた落ち着きのあるジジイですから、お腹を満たして万全の体制で臨みました

今年、大量発生しているカノコキセワタ

目に止まるのは、カノコキセワタばかりです
ちょうど捜索対象の水深帯が、薄っすらとモヤがかかったような透視度だったため、何度も無駄に「よっしゃー!」と叫んでしまいました
このようなヤル気満々の時は、得てして見つからないことが多いのです
水温17〜8度だったのですが、気合を入れて70分もウエットスーツで探していたので、後半は脹脛や太ももが悲鳴をあげて、このままだと自分が捜索される立場になりそうだったので諦めました

念願のハナイカ

外部の会議があったので、1日空いてしまいましたが、再度トライしました
前回もそうでしたが、滅多に使用しない14リットルを使ってガチのリサーチです
そろそろ残圧も気力も乏しくなり、心のカラータイマーが点滅を始めました最後の復路と決めたエキジットポイントに向かう帰り道にやつはラフレシアのように咲いていました

本気を出した色彩のハナイカ

周辺の環境を見れば分かるように、このイカが生息するような場所ではありません
しかし、しっかりとこの環境に適合して楽しそうにしていました
実は、最初の観察があった場所から、ここは500mほど離れたところです
なので同じ個体ではなく、複数個体がいるのだと考えられます
一昨年、対岸の安良里でハナイカが出たと聞いた時は驚きましたし、その後は西伊豆の各ダイビングポイントでも観察の報告が飛び交い、羨ましくて指を咥えていました(苦笑)
この時のダイビングは、他の珍種と呼ばれるような生物の観察もあって充実していました
そちらはまたの機会にします

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