【患者さん説明共有SNSを作ってみたVer.2】2️⃣<孤独な院長室を「知のシェアオフィス」へ ~構想の原点となったため息~>
先日
これまでReplitを使って<患者さん説明アプリ>を作ろうとしていましたがAntigravityを使って再度設計し、そしてコールドスタート問題とドッグフードを食べて頂ける先生を募集しますということを書かせてもらいました。
そもそもこのプロジェクトはなぜ始めたの?
これは記事下部の(再掲)部分に記載しておりますが
このCLAUNCHというアプリを使用しています
電子カルテ以外では最も使うアプリです。
しかしながら、なかなか中身を変えようというモチベーションがないのです。それ自体はすでに安定した運用になっているということで悪いことではありません。これは院長が孤独であることと関係が有るのでは?という問いを立てました。
診察室の「孤独」を恐れないで
「先生、最近目が霞むんですけど、これって白内障ですか?」 外来でよくある質問です。
眼科医の私にとって、これに答えるのは息をするのと同じくらい簡単です。 「そうですね、カメラのレンズが濁るようなもので…」 手元のあらかじめ用意された図を見せ、30秒で完璧な説明をして、患者さんも納得して(るはず?)して帰っていかれます。
しかし、もし私が内科の先生から「先生、最近患者さんから糖尿病網膜症について聞かれるんだけど、どう説明したら響くかな?」と相談されたらどうでしょう? 逆もまた然りです。私が患者さんから「糖尿病の薬って、一生飲まなきゃダメなんですか?」と聞かれた時、私は内科の専門医ほど説得力のある言葉を持っていません。
クリニックの院長は、ある意味で「孤独」です。 複数の医師がいる病院勤務医時代のように、廊下ですれ違った他科の先生に「ちょっと教えてよ」と聞くことができません。
自分の専門外の領域について説明する時、私たちは自信のなさそうな顔を隠しながら、教科書的な(そして患者さんの心に響かない)説明をしてしまってはないかな?というのがこのプロジェクトを開始した理由です。
「説明ボタン」という発明
この「説明の質の格差」を埋めるにはどうすればいいか。 私は考えました。 「各科の専門医が普段使っている説明の"必殺フレーズ"や"神資料"を、ボタン一つで借りられたらどうだろう?」
例えば、眼科医で有る私が作成した「白内障手術のメリット・デメリット」というボタン。 これを内科の先生が自分のダッシュボードに登録しておけば、患者さんから目の相談を受けた時、ポチッと押すだけで私の説明資料(あるいは私が解説している動画)が表示される。 逆に私は、糖尿病専門医が作った「HbA1cを下げるコツ」ボタンをアプリに入れておく
こうすれば、私の診察室は、全国の名医たちが控えている「知のシェアオフィス」になります。 これが「患者さん説明ボタンSNS」の構想の原点です。
AIとの「対話」から生まれたコンセプト
このアイデアを形にするため、私ははじめはReplitそして今回はGoogleのAIエージェント「Antigravity」に相談しました。
従来の開発会社なら、「要件定義書を出してください」と言われるところです。 しかしAIは違いました。私が「院長は知の孤独なんだよ」と愚痴混じりに話すと、彼?彼女?はこう返してきたのです。
『先生、それならこのアプリは、単なる資料置き場(アーカイブ)ではなく、"助け合いの場(コミュニティ)"であるべきです。誰かの作成したボタンをImportした時、"○○先生のボタンを使いました"という通知が飛ぶようにしませんか? それは先生方へのリスペクトを示すことになりますし(実装中)、孤立を防ぐ目玉機能になります』
この一言で、プロジェクトの方向性が決まりました。 ただの便利ツールではない。医師同士の緩やかな繋がりを作るSNSにするのだと。 ここから、私とAIの二人三脚での開発が始まったのです。
実際に少しずつ動きを見てみましょう
1️⃣新規登録
診療科や専門性情報というのはボタンの信頼性の重み付けのためにも大切な要素ですので必須にしております。
医療機関情報やURLについては、現時点ではまだ活用方法は思いついていませんがいずれ考えてまいります

2️⃣登録確認メールが来ます
迷惑メールに来ることも有るので、迷惑メールFOLDERも覗いておいてください

英語ですが、先生方ですのでご了承ください

このようにメールアドレスが承認されましたら ログイン画面に!

3️⃣ログイン出来ました
まだ何もボタンがない状況です。

4️⃣右下の人形のボタンを押すとこのようにメニューが展開されます

5️⃣皆さんに使ってもらいたい<お子様応援プロジェクト>
下のエリアにリンクボタンを付けております。これは皆様のクリニックのサイネージなどにも採用頂けると嬉しいです

へのリンクを付けております。
この下の部分は私のわがままを許して頂くエリアですので その時に伝えたいものへのリンクへと変えさせてもらいますので!
(再掲)ドッグフードを食べて頂けるクリニック院長先生募集
本プロジェクトにご関心をお寄せいただきありがとうございます。 【患者さん説明ボタン共有SNS】は、クリニック院長先生による患者さん説明資料共有・相互扶助のプラットフォームを目指すアプリです。
現在、アルファ版(初期開発版)のトライアル参加者を募集しております。 ただし、お申し込みいただく前に、2つの重要な概念について共有させてください。
1.コールドスタート問題 プラットフォームが価値を持つには「①質の高い参加者」と「②十分な参加人数」が不可欠です。しかし、立ち上げ直後はそのどちらも存在しません。この「鶏と卵」のジレンマを、私たちは先生方と共に突破したいと考えています。
2.ドッグフーディング(Dogfooding) マイクロソフトには「自社のドッグフードを食べる」という有名な文化があります。 開発中のベータ版は、バグが多く、理想とは程遠い状態です。それは「美味しい食事」ではなく、まさに「ドッグフード」と言わざるを得ないレベルかもしれません。しかし、開発者自らが(そして初期ユーザーが)その不味いドッグフードを噛み締め、改善することでしか、最高の製品は生まれません。
【募集要項:この「不完全さ」を楽しめる先生へ】 正直に申し上げます。初期のアプリは使いにくく、先生方の忍耐を要するものです。 しかし、そうした「未完成のドッグフード」をあえて試し、フィードバックを投げ、新サービスが立ち上がる過程そのものを学習・経験として楽しんでいただける先生に参加していただきたいのです。
「まだ誰もいない荒野(コールドスタート)」に飛び込み、共に新しい医療DXの形を作り上げてくださる先生のエントリーを、心よりお待ちしております。
※一定の人数が集まり次第、トライアルを開始いたします。
お知り合いの院長先生にもご共有頂けると幸いです
今日はここまで
(再掲)日常診察で一番使っているアプリ
日常外来をしている中で、電子カルテ以外で一番利用しているアプリはCLaunchというアプリです。これは以前の記事でも紹介させてもらっています。
他の方のNoteリンクも紹介させていただきます
(再掲)しかし、もっと自分の要望を入れたい
CLaunchは非常に良いアプリなのですがパウチッコと同じでなかなか中身を変えようというモチベーションがないのです。それ自体はすでに安定した運用になっているということで悪いことではありません。
しかし、これでは他の先生や医療従事者の方が心理的・物理的ハードルを超えてもらうのは難しいのです。
もっと使いたいと思わせる何かが必要なのです。これまでは諦めていましたがこのバイブコーディングの時代になって光明がでてきました。
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