【メシ】好きなチェーン店の話(第3回:松屋)
好きなチェーン店の話、第3回です。今回は回数で言えば全飲食店の中で間違いなく人生で一番通った店「松屋」です。どう少なく見積もっても2,000回は行っていると思います。
牛丼チェーンで言えば「吉野家」「すき家」「なか卯」も全部好きです。でも、その中でどこが一番好きかと聞かれると、迷わず松屋と答えます。理由は単純に生活の動線にあることが多かっただけかもしれません。学生時代も、社会人になってからも、気付けば家の近くや通勤経路に松屋がありました。だから自然と利用回数が増えたという面もあると思います。だから「一番好きな牛丼チェーンは?」と聞かれたら、答えるのは間違いなく松屋です。
牛丼そのものとの出会いは実は比較的遅く、高校3年生、18歳の頃。きっかけは当時ハマっていたニンテンドーDSのゲームのオフ会でした。休日の朝から大阪市内某所に集まって、5人ぐらいでひたすらゲーム。昼前になった頃に誰かが「近くに吉野家あるんで買いに行きましょうか」と言い出したところから。
今思えば2000年代半ば。BSE問題で牛丼販売が休止されたり、各社が代替メニューを出したりしていた時期から少し経って、ようやく牛丼の供給が安定して戻ってきた頃だったと思います。それまでの自分は牛丼という食べ物にほとんど興味がありませんでした。どんな味なのかもよく知らないし、自分から食べに行こうとも思わなかった。
だからその日も、みんなに合わせてなんとなく注文しただけでした。ところが、それがめちゃくちゃ美味しかった。牛丼屋の仕組みもよく分からないので、とりあえず並盛を頼みましたが、食べ終わった瞬間に「これなら大盛でも、特盛でもいけたな」と思ったのを今でも覚えています。牛肉と玉ねぎとタレだけなのに、なんでこんなに美味いのか。初めて牛丼を食べた時の衝撃は結構大きかったです。そんなわけで私の牛丼の入口は吉野家でした。
でも、その後ハマったのは松屋でした。理由は単純で、冒頭書いた通りで、たまたま生活の動線上にあったから。次に行った牛丼屋が松屋だっただけです。
ただ、その頃の松屋にはかなり驚かされました、2000年代後半は牛丼チェーン同士の価格競争が本当に激しかった時代でした。松屋とすき家は牛丼並が280円。吉野家も牛鍋丼だったか、似た価格帯のメニューを出していた記憶があります。さらに自分が通い始めた頃はキャンペーンだったのか、松屋の牛めし並が250円。

探したら当時に近い時期のこんな記事が出てきました。今だとコンビニのおにぎり1個と大差ない値段です。その値段で温かい牛めしが一杯食べられる。当時ですら安いと思っていましたが、今振り返るととんでもない価格だったなと思います。
ちなみに松屋では「牛丼」ではなく「牛めし」が正式名称です。牛丼との違いが何なのかは、実は今でもよく知りません。
長々と牛丼との出会いの話をしてしまいました。ここからは松屋の好きなところを書いていきます。
①味噌汁が無料
まずはこれ。松屋といえば味噌汁です。
店内でご飯系のメニューを頼むと、無料で味噌汁が付いてきます。持ち帰りでは付かず、店内限定。そしてギリギリ味噌汁を感じられる濃さ(褒めています)。

具材はワカメと油揚げ。もちろん高級な味噌汁ではないですが、牛めしと一緒に飲むと妙に落ち着く。学生時代から社会人になって、一人暮らしをして、転職して、また引っ越して。その間に何百杯飲んだか分かりません。もはや実家みたいな安心感のある味です。
②期間限定メニューが本気
松屋のすごいところは期間限定メニューだと思っています。牛丼チェーンなのに、期間限定メニューに対する本気度が異常です。定食チェーンでもないのに、気付けば牛めしより期間限定メニューの方が話題になっていることすらあります。特に有名なのはシュクメルリかな。ジョージアの郷土料理なんて、松屋がなければ一生知らなかったかもしれません。

しかも単に珍しい料理を出すだけではありません。毎年復活を望む声が出たり、販売終了を惜しまれたりするぐらいにはしっかり作り込まれている。上に貼ったリンク、たまたまタイムリーに先月からシュクメルリが発売していました。何回目の再販でしょうか。最近は「世界の料理シリーズ」みたいな形で海外の料理を積極的に取り入れていますが、毎回ちゃんと話題になるのがすごいところ。牛めし屋なのに、今日は何の新メニューが出るんだろうと楽しみにさせる。チェーン店でありながら、期間限定メニューにイベント感があるんですよね。
③ダイエットの思い出
これはたぶん、このnoteで初めて書く話です。昔、30kg近いダイエットをしたことがあります。

詳しい話はまた別の記事で書こうと思います。その時期、かなりの頻度で松屋に通っていました。ちなみに千葉にいた頃なのでこの2店舗が多かったと思う。
ただし、牛めしを食べていたわけではありません。毎回頼んでいたのは「生野菜」と「目玉焼きソーセージ」の2品だけ。

ちなみに松屋でのメニュー名はサラダではなく「生野菜」です。当時の値段で100円と110円、合計220円。それが晩ご飯でした。当然、ご飯系を頼んでいないので味噌汁もありません。生野菜と目玉焼きソーセージ。そして卓上の紅しょうが。今思うとかなり無茶な食生活ですが、その頃は本気で痩せたかった。空腹をごまかしながら続けた結果、半年ほどで30kg近く体重が落ちました。
ダイエットの良し悪しはさておき、その時期を支えてくれた店として松屋の記憶はかなり強く残っています。今でも生野菜と目玉焼きソーセージを見ると、あの頃を思い出します。人によって思い出の味はいろいろあると思いますが、自分にとっての松屋はまさにそんな店です。







牛丼チェーンはどこも好きです。それでも一番好きなのはたぶん松屋。味噌汁だったり、期間限定メニューだったり、ダイエット中の思い出だったり。理由はいろいろありますが、気が付けば一番通った店になっていました。
これからも新メニューが出たら、とりあえず食べに行くと思います。
