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「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」へ。

1950年代から今日まで、
30名の女性写真家による作品に触れ、
それぞれが放つ圧倒的な個性と多様な視点に心を奪われました。
これまで無意識のうちに男性写真家の美意識に
惹かれることが多かった私にとって、
この展覧会は「写真を見る眼」そのものを
大きく揺さぶる体験でした。

とりわけ印象に残ったのは、蜷川実花さんの
《Dancing with Shadows in the Light》シリーズ。

これまでの鮮烈な花々の世界が「花楽園の少女」だとすれば、今回はまるで海の底から空を見上げる「好奇心あふれる少年」のよう。
視点が変わるだけで、世界はこれほどまでに違って見えるのか
——そんな驚きを覚えました。

モノクロ写真の静謐さはもちろん、
映画のような色彩をまとった映像作品の視点とリズムには、
鳥肌が立つほど感動しました。

写真は、世界を写すものではなく、
新しい世界の見方を教えてくれるものなのだと、
あらためて感じた一日でした。

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