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グッドデザイン賞受賞と前後での気づき。

はじめに

こんにちは。UIUXデザインチームリーダーの檜垣です。
今回の記事前半では「2025年度グッドデザイン賞受賞の概要」、後半では「応募の背景」と「受賞前後での気づき」を記載しています。事業会社などでデザイン内製に携わる方、来年度のグッドデザイン賞への応募を検討されている方の参考になれば幸いです。

グッドデザイン賞公式ウェブ受賞ページリンク

受賞概要

今回、「ペーパーレス化における東京ガスのデザイン組織の取り組み」を無形のデザイン取り組みとして応募し、2025年度のグッドデザイン賞を受賞しました。
検針票のペーパーレス化にご理解・ご協力いただいたお客さま、社内外で伴走いただいた関係者の皆さま、そしてチーム設立から3年の間にデザイン業務に関わったすべてのメンバー(異動者を含む)に心から感謝します。

審査員の評価コメント
本作品は、ペーパーレス化推進において社内デザイン組織を新設し、人間中心設計プロセスによるプロダクト体験の改善と、効果的な周知デザインの両立に挑戦した点が高く評価された。大企業にしばしば見られる組織横断の情報断絶という壁に対し、部署連携とユーザー視点の徹底で着実に成果を積み重ねている。独自の省エネ啓発機能やUIUXの共通基盤整備なども意義深い。今後は社内外での人材育成や、内製デザインの企業全体への波及効果にも大いに期待したい。

担当審査員からの評価コメントより

対象となった主な取り組み

  • プロダクトUI/UXデザイン改善(会員向けサービス myTOKYOGAS

  • 周知の紙媒体デザイン(周知チラシ、登録案内ハガキ、ほか)

  • 顧客受容性インタビューの企画・実施

  • 周知関連Webサイトの情報設計

  • 会員登録案内の動画作成、未登録者のアンケート分析など

進め方は、プロダクトのUI/UXデザインの見通しが立った段階から、周知課題の抽出 → デザイン検討 → ユーザー検証 → 改善へと展開。プロダクトを起点に前後のカスタマージャーニーを俯瞰し、顧客体験全体をデザインしました。取り組みの詳細は、以下リンクのデザイン組織メディア「Cocoda」内の記事にも掲載していますので、よければご覧ください。


応募の背景

入社初期からペーパーレス化業務を一緒に取り組んでいた、デザイナー出身ではない東京ガス新卒入社の社員から、次の一言がありました。
「デザイン業務の境界線はわかりませんが、お客さまに影響がある以上は全部業務だと思っています!」
この言葉で、当初はペーパレス化でのプロダクトUI/UXデザイン業務で逼迫していましたが、ペーパーレス化での顧客体験を幅広く俯瞰が必要と改めて気づき、顧客接点となるデザイン業務に幅広く対応するようにしました。
そして、この取り組みが外部評価されるよう、メンバーと一緒にプロジェクト完遂し、チームを成長させ、力を尽くすことを目標に据えました。

2024年度での受賞不通過と学び

私の中で目標を据えながら、プロジェクトが少し落ち着いた2024年度に関連プロジェクトでグッドデザイン賞へ応募しました。
ただ準備不足もあり、二次審査は不通過でした。私の見通しの甘さはもちろんですが、私以上にデザインチームのメンバーが残念そうにしている様子を感じ、責任と課題を痛感しました。
前年の反省を踏まえ、2025年度は応募要件の読み込みと論点整理を徹底。応募にあたりデザインチームメンバーで何度も議論し、応募準備を進めました。議論を重ねた内容で審査に挑めたこともあり、2年越しでの受賞と評価は本当に嬉しい結果でした。

受賞後の気づき

グッドデザイン賞への応募にあたっては、デザイン業務内製についてCocodaの記事内でタイムラインとして整理し、言語化できていたことも応募の後押しになったと実感しています。無形の取り組みなどで応募は、記事化などで事前に「伝えたいポイント」を整理しておくと、応募時の情報整理や編集ハードルも下がるのではと思います。

デザイン業務内製で整理したタイムライン

そして今回は「取り組み」での受賞のため、プロダクトのmyTOKYOGASに「グッドデザイン賞のGマーク」を付けた直接的なPRはできません。
そのため社内での関心度も低いかな?と想定していたのですが、プレスリリース掲載の相談をきっかけに、デザインの重要性を改めて社内で理解してもえたり、プレスリリース掲載を見ました!と声をかけてもらう機会もありました。外部評価を得ることで、社内でのデザイン理解促進、これからデザイン伴走支援をしていく上での信頼にも繋がったように思います。

最後に

2025年度グッドデザイン賞の受賞祝賀会とミッドタウン展示パネル前で記念撮影

上記は、グッドデザイン賞の祝賀会と展示会でのデザインメンバーと一緒に撮った写真です!
この写真をデザインメンバーと撮れたことが、何よりも嬉しい瞬間でした!
これからも、お客さまに選んでいただけるサービスとプロダクトをつくり、そして「グッドデザイン・ベスト100」選出も目指しデザイン活動していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。