社用メールのスカウトで大手企業の内定をもらったのに、田舎だからという理由で断った話
はじめに少しだけ自己紹介をします。
私はこれまで2回転職をしました。
このアカウントでは転職・日常・趣味など、30代会社員のリアルな体験談を書いていきます。
今回はその1回目の転職活動の話です。
きっかけは社用メールに届いた一通のスカウト
新卒4年目のある日、社用メールに見慣れないメールが届いた。
転職エージェントからのスカウトだった。正直、最初は胡散臭い迷惑メールだと思った。転職に興味がなかったわけじゃないけど、忙しかったこともあり、そのまま無視していた。
ところが数週間後、同じエージェントから2通目のメールが届いた。ちょうど夏休み前で少し気持ちに余裕が出てきたタイミングだったこともあり、「話だけ聞いてみるか」という気持ちになった。
喫茶店で明かされた、スカウトの理由
指定された場所は大きな駅の近くの喫茶店だった。待ち合わせ場所がオフィスじゃないことに少し戸惑いつつ、担当者の話を聞いてみると、競合のOA機器メーカーを担当しているエージェントだとわかった。
そして驚いたのが、スカウトしてきた理由だった。
「あなたが出した特許を調べて連絡しました」
自分が業務で出した特許をわざわざ調べてスカウトしてきた、ということだった。迷惑メールだと思っていたのに、実はかなり本気のアプローチだったわけで、その瞬間から話の受け取り方が変わった。
1社だけに絞って転職活動を進めた
エージェントから紹介された企業は1社だけだった。でも逆にそれが良かったと思っている。あれこれ迷わず、その1社だけを考えて動けたからだ。
「受けてから辞退することもできる」と割り切って、まずは選考に進んでみることにした。OA機器のメカ設計という自分の専門性がそのまま活かせる求人だったこともあり、書類選考から面接へと進んでいった。
内定をもらって、断った
最終面接は実際に働く事業所、つまり田舎にある工場まで足を運ぶ必要があった。
電車に乗って向かっていると、窓の外の景色が少しずつ変わっていった。高層ビルが消えて、田んぼや山が増えていく。東京に出てきてから社会人生活を送ってきた自分には、その変化がじわじわと不安として積み重なっていった。
少し早めに到着して、最寄り駅の周辺を歩いてみた。東京とは全然違う街並みだった。静かで、車が多くて、歩いている人がほとんどいない。田舎出身だから知っている世界のはずなのに、「ここで生活するのか」と想像したとき、正直かなり怖かった。
免許は持っているが、東京に来てからほとんど運転していない。車社会の土地で、ペーパードライバー同然の自分が生活できるのか。仕事以外の生活が成り立つのか。面接を受けながら、そういうことばかり頭をよぎっていた。
結果として内定をもらえた。条件も悪くなかった。でも断った。
今となっては少し後悔している。調べてみるとかなりの大手優良企業で、当時はそこまで深く考えずに「田舎は無理」という気持ちだけで断ってしまった。もう少し慎重に考えればよかったかもしれない、と思うことが今でもある。
次のステップへ
内定を辞退したあと、別のエージェントに登録して転職活動を再開することにした。
ここから先はよくある転職活動の話になるが、かなり苦戦することになる。その話は次回書きます。
