奇妙なキーホルダーが欲しくて一人旅嫌いだけどチェンマイに一人で行った。
2024年10月27日
私はタイのチェンマイに友人と旅行に行きました。
その際、運命の出会いをしてしまいました。
これと。

これとの出会いが私の人生に影響を及ぼし始めているので、その事について、
そして人生初の一人旅となったチェンマイ旅行の様子について綴っていきたいと思います。
これはなんなのか。
これはキーホルダーです。
チェンマイのサンデーマーケットで購入しました。
毎週日曜、旧市街の長い長い通りに大量の露店が出店します。
それがサンデーマーケットと呼ばれています。

露店ではストリートフード、フルーツジュース、洋服、雑貨など、本当に色々なものが売られています。



大体どこの露店も、人が2人店番できるぐらいの大きさです。
しかし、私がこれと出会ったのは、人一人分の細さしかない一際小さな店でした。
「ちっさ!!」と、まず小ささに目を引きました。
そして通りすがりに品物もざっと見たところ、他の露店で売っている品々とはテイストが違いすぎて強烈なインパクトを受けました。
ここはタイなので、他の露店で売っているものは、象とかカバとか(その当時、ムーデンという子供のカバがタイの動物園に誕生し、カバブームが起きていました。)何かしらタイにまつわるものをモチーフにした商品が多い中、
この店ではタイとは何も関係ない、それどころかなんなのかよくわからない生物?のシュールなハンドメイド品が売られていました。
すごく気になりました。
立ち止まって、じっと見たい…。
しかし、私は友人と旅行に来ています。
友人の好み的に、このシュールさは全く刺さらないだろうなと思いました。
だから惹かれる気持ちをグッと堪え、通り過ぎました。
「本当に見なくて良かったのかな…」
と脳内では繰り返し思いながら、店からはどんどん離れていく。
暫くし、友人から「ちょっとこの店見ていい?」と言われました。
見ると、私には興味のないものが売っている店でした。
「戻るなら……今だ。」
そう思い
「了解!ちょっとうち通り過ぎた店行ってくる!」
と言って走って戻りました。
戻っても戻っても店が見つからず、もしかしたら辿り着けないんじゃないか、もう出会えないのではないかと不安になりました。
しかしここは1本道。
ないはずがありません。
ちゃんとその店を見つけることができました。心底安心しました。
念願の店の前での立ち止まってじっと見る行為。
嬉しい……。
若い女性が店番をしていました。
聞くと彼女自身が作り手だそう。
どの商品も恐らく粘土で作られており、アクセサリーやキーホルダーなど、小さな雑貨が主でした。
そしてやっぱり変…。
なんとも言えない表情をしたナニカの小物がずらっと並んでいる…。
言葉では説明が難しい…。
お店の写真を撮らなかったことがとても悔やまれます。
私がこの店の商品に強く惹かれたのは単純に「変だから」ではありません。
どの商品も、小学生でも作れそうなクオリティなところが物凄く刺さりました。
なぜ大の大人が…
これを完成形としたのだろう……
もし私がハンドメイド品で露店をやるとしたら、性格的にとことんクオリティにこだわると思います。
こんな、粘土に絵の具で色をつけて、最後にマッキーでてきとうに表情を描いた物を売り出そうなんて考えもしないと思います。
でもこの店の品物は全部がこう。
一体どんな思いや意図を込めてこれらを作ってるんだ…
何を考えているんだ…
なぜ「これ売ろう!」って思えるんだ…
次々と疑問が湧いてきては止まりませんでした。
運命の分かれ道
どの商品も気になりなかなか選べませんでした。
でも友人を待たせています。
いつまでもここで立ち止まることは許されません。
時間ないし…実用的な物を買うか、とジャンルを絞りました。
飛行機でも簡単に運べて、日常で使いやすい「キーホルダー」に決めました。
そして、これに決めました。

こいつのあまりのクオリティの低さ(良い意味で)、買ってじっくり見て、研究したいと思ったのです。
でも…
あまりに好きになりすぎて…
「友人のお土産にしたい」という気持ちが芽生えました。
めっちゃ良いと思ってるから自分のために買いたいけど、それと同じぐらい、自分が1番良いと思ってるものを友人にあげたいと思いました。
2番目以降に良いと思ってるものをお土産としてあげるのは自分の心が許しません。
しかしどの商品もハンドメイドなので各1点しかなく、友人にあげるなら自分の分は諦めねばなりませんでした。
非常に悩みました。
悩みに悩んだ結果、友人に買うことに決めました。
このなぜかわからないが惹かれるキーホルダーの魅力を自分1人で楽しむんじゃなくて、友人とも共有したい、何これって笑ってほしい、そういう気持ちが勝りました。
しかしここで自分のために買わなかったことが、のちの自分の行動へ大きく影響を及ぼす事になります…。
忘れられない
帰国し友人にプレゼントしました。
友人と私は感性が似ているので「可愛い!!!何これ!!!」と笑いながら喜んでくれました。
嬉しいな、お土産として買って良かったなと思いました。
でも…。
ずっと、なぜか忘れられませんでした。
自分にも欲しかったなあ…。
でも限りある人生、同じ国に2回も行きたくないし…もう会えないな…。
そうこうするうちに1年が過ぎ…………。
それでもまだ忘れられませんでした(笑)
一目だけでも見たいと思い、友人に写真を撮って送ってくれないかと頼みました。
普段使うポーチに付けてくれており、すぐに送ってくれました。
それが先ほどからこのnoteに載せてる写真たちです。3枚送ってくれました。



友人によると、うまく撮ろうとしてもなんかピンボケになってしまうそうで「このキーホルダーの効力なのか?」という話になりました。
こいつの放つ不思議な魅力、魔力は健在でした。
私は久しぶりに顔を見れて、とても嬉しくなりました。
そしてますます「自分にも欲しい」という気持ちが強まってしまいました。
もうだめだ…。
もう…行くしかない…。
大嫌いな一人旅をするしかない
私は一人旅が大嫌いです。
寂しいからです。
おまけに1度行った場所に行くのは、時間と金の無駄と考えています。
旅行は常に違う場所に行き、新しい発見をするのがモットーです。
でも、あいつに会うためには、チェンマイにもう1度行かねばなりません。
そして広いサンデーマーケットをあいつを探すためだけに隅々まで歩き回り、見つけた暁には、時間を気にせずじっくり商品を観察し、買うものを吟味したい。
友人と一緒にいては、私の願望を叶えるためだけの行動は気を遣ってしまいできません。
あいつに会いたいなら1人で行くしかありません。
一人旅もまたチェンマイに行くのも不本意だけど、もう会いたいから、行くしかない。行くしか、ない!
チェンマイ再訪
2025年8月15〜19日
マジでチェンマイに行きました。
「あいつに会いたい」
本当にただそれだけのためです。
あの奇妙なキーホルダーをあの時自分に買わなかった事が、まさか自分を海外一人旅にまで動かすとは思いもしませんでした。
万が一サンデーマーケットで会えないことも考え、毎日どこかしらでやっている様々なマーケットに足を運ぶ事にしました。
チェンマイ・ナイトバザール
到着したのが金曜の夕方だったので、平日やっている大きめのナイトマーケット「チェンマイ・ナイトバザール」に行ってみる事にしました。
正直言いますと、全く良くなかったです。
売ってるものがあまりタイっぽくなく、どこでも買えるような洋服とかアクセサリーとか、あとは食べ物が多かった印象です。
オリジナリティ溢れる、こちらの脳汁も溢れてしまうような品は皆無でした。当然あいつにも会えず。無念。
真っ暗な帰り道、通りすがりの寺をパシャリと撮ったら、なぜかオーラが立ち上っているような写真が撮れました。

料理教室「Granma's Home Cooking School」
せっかくの一人旅なので…
友人にはなかなか提案しづらい体験がしたく、前から興味があった料理教室に行ってみました。
タイ北部の伝統料理を石臼で材料を擦り潰すところから作りました。
タイ料理が1番好きな私にとって、あまりにも最高の体験でした…涙

忘れたくないので、後で別記事にしようと思います。
地獄寺「ワット メーケートノーイ」
せっかくの一人旅なので…
前回のタイ旅で友人に「絶対に行きたくない」と断られてしまったグロい「地獄寺」にも行ってきました。
大学の時から物凄く興味があり、死ぬまでに行きたい場所リストに入れていたので、行けて感無量でした。


地獄寺についても、しっかり記録に残したいのでまた別で記事にしたいと思います。
ジンジャイ マーケット
google mapで見て、ハンドメイド品が多そうかも?と思い行ってみました。
確かに多いは多いのですが、タイっぽくない感じでした。なんというか、モダン。
可愛い編みぐるみとか、お洒落なアクセサリーとかが多い印象でした。
そういうの私は…今は求めていない……あああああ
このポストカードはなんとなく目に留まったので買いました。

あいつには会えず……。
サタデーマーケット
大雨の中、カッパを着てびしょ濡れになりながらサタデーマーケットに行きました。
びしょびしょのぐしょぐしょで気持ち悪いけど、あいつに会いたい一心で通りの端っこから端っこまで歩きました。
2往復もしました。
あいつは居ませんでした…。
途中お腹が空いたのでどでかいソーセージを買いましたが、全面ネチョネチョで赤くてほぼ生でした。
でも大雨で全てが面倒になり、ええええええいと食べてやりました。腹痛、なりませんでした。
あいつに会うまで体調を崩してる暇などないと体もわかってくれていて助かる。
サンデーマーケット
待ちに待ったサンデーマーケット…。
前回、あいつとはここで出会ったのです。
なんとなく通りのどこに店があったかは覚えていましたが、今回も同じ場所に店を出しているとは限らないので端っこからくまなく練り歩きました。
絶対に見逃してはいけないと目をガン開いていたため、コンタクトが落ちそうになりました。
段々と、前に店があった場所に近づいて行きます。
緊張。
…。
な
い
…涙。
ないか…。
そうか………。
作者のお姉さん、どこにいるのでしょう。
なぜあの時インスタを教えてもらわなかったのでしょう…😭
通りの終わりまで行ったけど、やはりあの店はどこにもありませんでした。
だけど、あの店ほどビビッとは来ないにしても、結構良いな、好きだなと思うものには出会えました。




タイ雑貨って最高だなって思いました。
ホワイトマーケット
チェンマイから去る前日、最後の望みをかけて「ホワイトマーケット」なるものにも行ってみる事にしました。
ここのマーケット、めっちゃ良かったです。
個性的なハンドメイド品がたくさんありました。




前にXで見て、良いなあ…見てみたいなあ…と思っていたものにも出会えました。

肝心なあいつは…
いなかった。
でも、毎日毎日、あいつに会いたくて会いたくて
猛暑だろうが大雨だろうが歩いて歩いて歩きまくった4日間。
幸せでした。
あいつを捜索することに必死すぎて、1人で寂しいなんて1秒も思う暇がありませんでした。
あいつに今日は会えるかなっていう希望に満ちた4日間でした。

あいつからのギフト
結局会えなかったけど…あいつのおかげで沢山のものが得られました。
①一人旅が大好きになった
寂しいだけだと思っていた一人旅ですが、目的があれば終始充実した気持ちで過ごせるとわかりました。
死ぬまでに見たいものがまだまだ沢山あるので、これからは友人の予定や意向を気にせず、ガンガン1人で旅しようっていうマインドに変わりました。
②夢が叶った
「海外で料理教室に行ってみたい」「タイの地獄寺に行ってみたい」という長年の夢が叶いました。
誰の顔色も見ることなく、やりたい事に時間とお金を思う存分使えて幸せでした…。
③ハンドメイド愛に気づいた
タイの雑貨…安いし面白いし…最高だと思いました。
雑貨と再会したいがために海外まで1人で行く自分の異常な「雑貨愛」に気がつきました。
そして雑貨の中でも「手書き・ハンドメイド」の製品に興味がある事に気がつきました。
パソコンで作れるようなグラフィックアートには一瞥もしない自分がいました。
その人にしか出せない味や、完璧じゃない、どこか未熟で可愛げのあるところに強く惹かれます。
自分自身の好みがはっきりくっきりし、自己理解が深まりました。
④良いと思ったものを広めたい気持ちが強いと気づいた
あいつをまず自分のために買うのではなく、友人にあげることを優先したことから、
自分で愛でるより「自分の好きなものを人に伝えたい、笑ってほしい」という気持ちが強い事に気がつきました。
⑤自分に合う仕事がなんなのかわかったかも
現在ウェブエンジニアをしておりますが、AI時代突入により廃業する未来に備えて転職を考えています。
①〜④から「自分の気になるものを開拓しに行き、そこで見つけた個性溢れる面白いものを人々に広める仕事が自分に合っているのではないか?」という仮説を立てる事ができました。
⑥なぜか色んな友達から連絡が来た
なぜかわかりませんがチェンマイ滞在中、長らく連絡をとっていなかったけど、大好きな友人達から連絡が来ました。
え、この人から?!え、この人も?!!え、えええ
の連続で、本当に驚いたと同時に嬉しさ溢れました。
あいつが引き寄せてくれたんだと思ってます。
でもまだ諦めない
ついぞ再会することはできなかったけど、あいつを追ってチェンマイに来たことで自分のキャパシティが広がり、自己理解も深まりました。
もし最初の出会いで自分のために買っていたら、チェンマイに1人で来ることは絶対にあり得ませんでした。
だからこれで良かったんだな、運命だったんだなと思ってます。感謝感謝です。
でも、やっぱりもっかい会いたいです。
あいつというより、作者のお姉さんに会いたいです。
どんな感性の方なのか気になります。
だからまたチェンマイ、行くと思います。
もしここまで読んでいただいた方で、チェンマイでこいつらしきモノを見かけた事がある方はぜひ教えて下さい。
どんな情報でも良いのでお待ちしています。

チェンマイ旅がシュール雑貨を広めるという夢に繋がった話はこちら!
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