トルコで飛行機を逃しエロジジイに助けられた奇跡
トルコにスイス人の友人と行った際、私のミスで帰りの飛行機を逃しました。
そのミスを起因とし、忘れられない多くの出来事が発生したので書き記したいと思います。
私たちはトルコのカッパドキアに旅行に行きました。
カッパドキアは気球で有名なところです。物凄くファンタジーな景色を見る事ができました。



幻想的なカッパドキアに数日滞在した後、帰国するためにカッパドキアからイスタンブール行きの飛行機に乗って、イスタンブールからそれぞれの国に帰る飛行機に乗り換える必要がありました。
カッパドキアには2つ空港があります。両者は成田と羽田のように離れており、間違った方に行ったら一発アウトです。
しかしやらかしました。私がしっかり空港名を確認せずにホテルに告げたせいで、真逆の空港に着く送迎車に乗せられてしまいました。
そのせいで予定していたイスタンブール行きの飛行機に乗れなくなりました。(ここで友人大号泣)
(私は…トラブルが正直好きなので「面白いじゃん!泣かずに楽しもうよ!」と思いました。自分でトラブル引き起こしたくせに…。)
なんとかその真逆の空港からイスタンブールに行く便を取り直しましたが、フライトまで10時間ぐらいありました…(絶望)
空港はど田舎にあるため観光地は皆無。ちょっとしたカフェ、レストランすらありません。
仕方がないのでどでかいスーツケースを引き摺りながら空港付近を歩き回り、猫を見つけては撫でる、見つけては撫でるを繰り返して時間を潰していました。
トルコには野良猫が多いので猫には困りません。
猫を追い求めどんどん民家が密集してる方へ入って行きます。
そして可愛い猫を見つけます。その猫がある家の中に行ってしまいました。
あー行っちゃったーと思って友達と「ぷすぷすぷすー」と呼びかけてたところ(トルコでは猫にこう話しかける)お爺さん家主が出てきました。
トルコなのにそのお爺さんはドイツ人でした。
私の友人はスイスドイツ語が母国語です。
ドイツ語とスイスドイツ語はほぼ同じっぽいので、二人が通じあいました…!
友人が、私たちが10時間ぐらい時間を潰さなければいけない状況なのだということを説明したところ「だったらうちで待ってれば良いよ!」とお爺さんが言います。
私はめっちゃ警戒しました。
このお爺がヤバい人な場合、もう日本には帰れないなと思いました。
友人もそう思ったのか「いやー・・」と二人でもじもじしていたところ、お爺さんも察したのか、家の前のスペースに座りなさいと言ってくれました。
家の前にはソファとテーブルが置いてありました。
まあ確かにここなら…すぐ逃げれるか…と思い私たちはお言葉に甘える事にしました。
お爺さんち
ソファに座ると先ほどの猫が来ました。「うちの飼い猫なんだよ」とお爺さんは言いました。
何もないお爺さんより猫を飼っているお爺さんの方が安全そうなので少々ホッとしました。


お爺さんは「寒いだろう」と言い、毛布を家から持ってきてくれました。めっちゃありがたい…😢
毛布にくるまりながら猫をなでなでしていました。
お爺さんはトルコ語とドイツ語を話し、私は英語しか話せないので共通言語がありません。
なのに私に対してもドイツ語でめっっっっっちゃ話しかけてきました。
こういうとき物凄く嬉しく感じます。
このお爺さんが、どうせ私に話しかけてもわからないだろうって私の友達の方だけ見てたらすごく居心地悪かったと思います。
例え理解できなくても楽しそうにひたすら喋り、いきなり大声で笑うお爺さんを見てるだけで面白くてこちらも笑顔になりました。
日本にも昔行った事があると言い、日本はすごい!東京の地下には大きなパイプがある!知らないのか?!みたいなことを言われた気がします。
(東京って色々あるのに1番の思い出がパイプ…?)
他にもお爺さんの家族の話を沢山してくれて、親戚の結婚式の写真なども色々見せてくれました笑
お隣さん
数時間話してましたがまだまだフライトまでは時間があります。
ここで隣の家からトルコ人の親子(お母さんと女の子)が出てきます。
隣の家にお爺さんの犬が遊びに行ってたらしく(猫だけじゃなく犬も飼ってるんか…!)犬を返しに来たようです。
こんな元気な犬は見た事ないというほど元気100%な犬でした。
私たちの方に思いっきりジャンプして飛びついてきてベロベロに顔を舐めてきました。この子のおかげで物凄く和みました🥹

犬と戯れている間、お爺さんが親子に私たちのことを説明し始めます。
そしてなぜかその親子もソファに座りお喋り会第2ラウンドが始まりましたw

お爺さんがMCとして私たちにはドイツ語、親子にはトルコ語で話を振りまくります。
そして友人がドイツ語を英語に翻訳して私に伝え、私の英語をドイツ語にしてお爺さんに伝えます。
ひとしきり話したのちお爺さんは「トルコの茶、飲みたいか?」と言って家に茶を作りに消えました。
メインMCが消え静寂が訪れます。
トルコ人親子にとってアジア人の私と白人の友人が物珍しく面白いようでめっちゃ観察されました笑。
でも嫌な感じではなかったです。目が合うと恥ずかしそうにはにかんでくれました。
そしてお母さんも家にスナックを取りに行ってくると言い消えました。
残された私たちとトルコ人の女の子で翻訳機を使いながらちょっとした話をしました。(全員シャイなのでしっぽりと)
女の子は警察を目指してて、警察学校のようなところに通ってると言っていました。
またNARUTOが大好きで日本にめっちゃ興味があるようでした。
こういう時、私はNARUTOを途中まで読んだけどあまり覚えてない事を悔やみます…。
外国人にNARUTOって言われたこと何回もあります。
その度に笑って「Ah~ Yeees~」としか言えず申し訳ないです。
他にも猫の顔がずっと舌出してて可愛いね〜変だね〜とか言いながら笑い合いました。

お爺さんとお母さんが戻ってきてティーパーティーが始まります。
秋のトルコの寒空の下でいただくお爺さんオリジナルティーは体に染み渡りました。
ティーを飲んでいるうちにトイレが限界に近づいてきます。
お爺さんしかいなかった時は家の中に入った瞬間監禁されるかも…と思って怖くてトイレには行けませんでした。
でも絶対に善良そうなトルコ人親子が外にいてくれてるからトイレは借りても大丈夫かも…と思い、貸してくれと頼みました。
お爺さんは快く家の中へと案内してくれました。
入った瞬間、おしゃれな暖炉とソファがあり豪邸すぎて驚きました…。
うわ…初めから信用して家の中で過ごしてた場合どんだけぬくぬくできたんだ…と一瞬思いました。
トイレの個室に案内されてからも、トイレのドア開けた瞬間金槌で殴られて死ぬのかな…とかそういう想像は一応しておきました。
用を足した後、恐る恐るドアを開けましたが…そこには誰もいませんでした。
お爺さんは外でみんなとまた陽気にお喋りを楽しんでいました。(疑ってすまん…)
その後も3回ぐらいお茶やコーヒーを作っては持ってきてくれたり、クッキーとかいろんなお菓子も出してくれました。
何を話したか全然覚えてませんが暇だとは感じませんでした。
ずーっとお爺さんが陽気に会話を回してくれてました。
またお爺さんと女の子の関係性が面白く、二人でめっちゃ言い合いみたいなのをしていてなんだこの関係性?!と微笑ましかったです笑
紛れもないお爺さんと孫にしか見えませんでした。でも二人は「親友」だと言います。
日本では女の子が隣人のお爺さんに「は?!違うし!!だからこうだってば!!」とか本気で言う光景はなかなか見られない気がしたので、素敵だなあ…と思いました。
別れの時
気づけば当たりは真っ暗。ぼちぼち空港に行く時間になっていました。
9時間なんてお店も何にもないこの地でどうやって過ごすんだよ…と途方に暮れていましたが、お爺さんのお陰で本当に楽しく安全に過ごす事ができました😭…
この家までは歩いて来ましたが、夜道は危ないからとタクシーを呼んでくれました。
そしてさよならの時、なんとお爺さんが「これでタクシー乗りなさい」ってお金をくれたのです…😭
こんなに良くしていただいたのにお金まで受け取れませんってめっちゃ断りましたが「私の事はトルコのパパだと思って」と…😭😭😭号泣
ターキーパパぁああぁああああああああああああ😭🇹🇷
最後にタクシー乗り込む直前、帰国後何かお礼の品を送りたいと思い急いで電話番号と住所を友人がお爺さんに聞きました。
お金、使わせていただきましたが全然タクシー代よりも多くて余りました…😢タキパピ…ううう…
空港の椅子に座り、何という一日だったんだろうとその日の出来事を反芻しました。
暫くして友達に「さっき聞いてた電話番号と住所教えて」と言ったら「あの時急ぎすぎててあんまり聞き取れなかった…しかもトルコの住所だからどんなスペルかもわからなかった…」との事。
試しに電話番号でWhatsUpが通じるかやってみましたができませんでした。聞き取った番号が間違っているようです。
また住所も友人が聞き取った通りにgoogle mapに入力してみましたが、そのような住所は存在していませんでした。
何とかできないか…。
とりあえずどうやってあのお爺さんの家まで行ったのかgoogle mapのストリートビューを見ながら歩いた道を思い出してみました。
帰りに迷ったらやばいと思い、かなり道を意識しながら歩いていたので結構覚えてました。
それでひたすら道をスマホ上で辿って行った結果、この辺じゃないかとうところまで辿り着きました。
しかしgoogle mapの写真が古く、お爺さんの家ができる前っぽい時代の写真しかありませんでした。
最後まで「ここ」っていう住所が断定できず………断念😭
でも諦めきれなくて…
帰国後、必死にお爺さんの家で撮った写真たちを観察し何かヒントがないか探しました。
そこである事に気がつきました。
お爺さんの市松模様の家の塀がgoogle mapにあったとある家の写真と似ている…

周りの様子や家自体は全然違うけど、この塀だけはgoogle mapの写真と共通していました。
そこからgoogle mapの写真を拡大し、この塀がある家の名札にストリートの数字が書いているのを発見しました🔍
そこの住所を友人の聞き取った住所の音と照合してみましたが、多分なんか、合ってるっぽい‥!
ついに…住所が判明‥🥹✨✨✨
友達には「You're a true detective(あなたは真の探偵だ)」と言われました。
お爺さんには私は日本から、友達はスイスから、それぞれお礼の手紙を書いて送る事にしました。
最後までお爺さんの名前はわかりませんでしたが、住所さえわかればもう良いだろと思い適当に書いて送りました笑。
となりの家の女の子にも送る事にしました。


回転寿司のカードを送りました笑
1ヶ月後…
手紙が無事届いたとお爺さんの義理のお兄さんと名乗る人からWhatsUpにて連絡がありました。
お爺さんは現在ドイツに滞在していて、代わりに?義理のお兄さんがあのトルコの家に滞在しており彼が手紙を受け取ってくれたそうです。
しかしここからちょっと…キモい日々が始まります。
キモおぢぃ…
この義理の兄にお爺さんの連絡先を教えてと頼んだら、WhatsUpとFacebookを教えてくれました。
しかしそのFacebookの様子がちょっと…おかしい…
お爺さんはなんか…セクシーな女性の投稿をリポストしまくってるのです…タイムラインはそれオンリー…
キモいけど…WhatsUpにお礼の連絡を入れました。
そしたら数日後からお爺さんから電話が何回も来るようになりました。
私はドイツ語が話せないので電話が来ても意思疎通ができません。
だから「わからないからテキストでやりとりしよう」と翻訳機を使ってドイツ語でメッセージを送りました。
それでも読んでないのか、お構いなしに毎日電話が来ます…。
無視してたら今度はトルコ語のメッセージが大量に届くように…
意味わからないので1度も返信したことありません。(今でもたまに来ます…)
また、義理の兄もFacebookを教えてきました。
まあ良いかと思い友達になりましたが、その途端、私の過去の投稿全てをチェックし、全てに対していいねをして来ました…。
そして「結婚してる?なんでそんなに美しいのにしてないの?僕が独身だったら結婚したい。」などというメッセージを連日送ってくるのです…。
挙げ句の果てに「労働ビザが欲しいから、僕が日本の空港に着いたら、友達のフリして迎えに来てほしい。そうすれば入国できる。」とまで…。
どういうこと?と聞いたら「◯◯人は迫害されてて良い仕事に就けない」みたいな事を解説している英語の動画が送られてきました。(トルコだからクルド人かな?…と思いましたが別の民族の動画だった気がします。)
これは親切にしてたら知らぬ間に密入国の手助けをする羽目になりそうだと思いブロックしました。
(今思うと面白いのでしなきゃ良かったですが、毎日毎日無視してもしつこく話しかけられるストレスはでかかったです。)
この後味の悪い出来事により、お爺さんって…本当に…良い人だったのかな…?と疑問が生まれてしまいました。
悲しいです…。
でもトルコ人の女の子とは、後でインスタでまともな人間同士の会話ができたので嬉しかったです。

純朴そうな田舎の少女に見えましたが、インスタはめっちゃセクシーな写真まみれで、ト、トルコ女子…すげえ…と思いました。
真の感謝したい人
今こうして一通り振り返ってみて発覚しましたが、私の中で1番記憶に残っている人は、実はお爺さんでも隣人親子でもありません。
最初にホテルから空港まで送ってくれたトルコ人ドライバーです。
私たちは空港に着いた時に初めて、真逆の空港にいるかも…と気づきました。
でも私は自分がミスを犯したとは思えず、ホテル側のミスではないかと疑いました。
一泊千円ぐらいの猫まみれの宿で、部屋に猫が入り込んで私たちのベッドで糞尿をしていたり色んなことがあそこでは起こったので、絶対よく確認しないで車に乗せられた!と思いました。(文句言うなら高いところに泊まれーー)

可愛すぎる&臭すぎるで爆笑しました
糞尿良かったら探してみてください✨
だからドライバーに、私たちのせいじゃない!!と食ってかかりました。
でも口論してる場合ではないので、私がなんてホテルに伝えたのか証拠となるメッセージ記録を空港で探します。
様々なやり取りをしすぎていたため掘り起こすのに30分以上かかりました。
次の仕事もあるはず、あるいは大事な休憩時間かもしれないのに、この間ドライバーは一緒にいてくれて、ここに座ってたほうがいいよと教えてくれたり、荷物を持ってくれたり、細々した世話を焼いてくれました。
トルコの国内線空港は英語を話せる人がいなかったりして物凄く心細いので、トルコ人男性の存在は本当にありがたかったです。
調査の末、普通に私が逆方向の空港に送ってくれと依頼していたことが発覚しました…
「ソ、ソーリー😭…アイムソーリー…😭」
と即座に本気で謝ったところ、ドライバーが私に困った顔でデコピンしてきました……。
責めるでもなく、ただただ困り顔でデコピンしてきたのが優しいのと可愛いのと申し訳ないのと色々な感情が押し寄せました。
その後、新しいチケットを買い直すために空港職員のところに話に行きましたが、万が一英語が通じなかったら終わるので、通訳として一緒にいてくれました。
新しいチケットは電話でしか予約できないと言われた時も、近くにいて私が英語聞き取れない時にサポートしてくれました。
そんなことする義理は全くもってないはずなのにずっとそばにいて助けてくれたのです😭
でも彼の次の仕事の時間がやってきてしまいます。
もう行かなきゃとなってる時、私はまだ航空会社の人と電話してました。色んな窓口にたらい回しにされて全然本丸に辿り着けないでいました。
本当は土下座する勢いでお礼を言いたかったのに、電話をしていて英語で何を言われているか理解しなくてはならず、彼に脳のリソースを全然割けませんでした😭
めっちゃ苦しい顔で「グッバイセンキューベリーマッチ」と早口で言い、財布にあった小銭を雑に取り出し全部あげました(なんで札の方をやらんのだ😭!!)
あんなに沢山助けてくれたのにこの仕打ちはやばいだろうと心の底から申し訳なく思いました。
あとで友達と一緒に「最高のドライバーだった。本当に感謝してると伝えてほしい。彼がもし次の送迎に間に合わなかったとしても怒らないであげてほしい。」とホテルに連絡しました。
わかったとホテルから返事は来ました。本当に伝えてくれてる事を祈ります。
以上、トルコ珍珍珍道中でした🇹🇷
👀よく見られている海外ノマドの話です
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